青の階

2004年11月21日(日) 可視なのに不可視

金沢に新しく「金沢21世紀美術館」という、近代美術中心の展示をする
そのまんまの名前の美術館が出来たので出かけてきました。
無料ギャラリーがすごい作品だらけだったり
カフェはかわいいし建築はモダンだし
図書館では自分では入手できないような本が読めるし、
館内の施設が非常に充実していて
地元の人がうらやましくなるような美術館でした…!
いいなあ。
有料ゾーンの展示ももちろん興味深いものばかりだったんですが
開館したばかりで、派手に宣伝をしているせいか
いろんな種類の人が美術館に来ていて、
中にはちらっと作品を見て「よくわらない」とすぐ踵を返しちゃう人もおり、
なんだか寂しいなあと思ったのでした。
あたしには現代美術どろか古典美術だってよくわからず難しい。
けど見てると面白い作品を自分勝手に楽しんでいます。



2004年11月20日(土) リセット

自分の周りの人の
人間関係や
生き方やら
そんなのがやたら輝いて見える11月。
少しだるくてやる気が出ない。


試験が終わったので明日からはしばらく
キリギリスの如く遊んで暮らします。



2004年11月17日(水) やさしいミルキー

大学なんてどこ行っても一緒だ、という意見もあるけれど
一緒じゃないこともあるのだなと実感。
というのも、わたしも、わたしの周りの人も
天文に興味があって物理を選んだ人は結構いるけれど
残念ながらうちの大学は宇宙物理に強くない。

とはいっても別に、悲観することはないんですが。
今日の授業は銀河系の恒星の運動パターンの話でした。
波動だとかの話とかよりは何十倍も面白いので
わりと楽しく聞いておりました。
物理科っていったって
みんな物理が得意なわけじゃないです。
大体半分半分ぐらいだと思う。
物理が得意だから物理科を選んだ人と、
何かを学ぶために物理をツールにしたい人。
ちなみにわたしは物理も数学も大の苦手です。
英語の授業が一番好き。



2004年11月16日(火) 強欲のコップ

次から次から溢れ出す
この欲望を
何で受ければいい?
どこに溜めればいい?



2004年11月15日(月) ターン

後期の折り返し地点です。
みんな少しずつ疲れて
甘いものを食べている。

学園祭の次の日の一限、
出席率はよかったものの睡眠率はすごかった。
授業が終わってから数人で授業の内容確認をして補い合いました。

小学校の時から使っていた赤い傘が
とうとう壊れてしまってショック…。
閉じる時にちょっと硬い手ごたえを感じた、と思ったら
あっけなく骨が折れてしまいました。
寂しいけれど、大阪においてきた同じ時に買った色違いの傘は
まだ現役で母のために働いているので
そっちにはまだまだ壊れずにいて欲しいものです。

明日は英語の試験。
破れた枕カバーから際限なくパイプがあふれ出てきたのを
今から片付けます…。



2004年11月14日(日) 休息と遠くの喧騒

学園祭に行ってきました。
高校の時の友達やら大学の友達&先輩やら、
一日で色んな人と話せてよかったよかった。
それに美味しいものも沢山食べれて
友達のジャズライブも見れて満足です♪
頭痛がしたので早めに帰ってきたのですが、
夜、ベランダから大学で花火が上がっているのが見えました。
ハート型とかいろいろ珍しい花火も上がっていて、
わたしが好きな土星型(しかも青)が見れて
寒さにがたがたしながらもひっそり幸せを感じていました。

沢山店が並んでいるのを見るのも好きだけれど、
何か買って少し離れた校舎裏の静かなところで食べたりするのが
高校生の時の文化祭でも、今でも、好き。



2004年11月12日(金) 忘れない

秋が深まってきたせいか
余計なことを思い出しては寂しくなる。
死んだ人のことや、
自分ができなかったこととかを。
彼が今も生きていたら…
(わたしをサポートしてくれた)
あの時体調を崩さなかったら…
(この土地にはいなかった)
あの夢が叶っていたら…
(わたしは…)
たとえ人生に「if」が無いとしても
人は思い出すものだ。
わたしも、何度も何度も悪夢のように思い出す。

高校時代、冬。
幾重にもマフラーをまいて通った英語の予備校のことを覚えている。
クリスマスが近付いて大阪の街はきらきらしていた。
ビルから見下ろした夜の梅田、
道路に連なる車のランプがゆるゆる流れてゆくのを見て
都市が生きているようだと思った。
授業の後はモスバーガーでシェイクを買って
自習するから遅くなる、と
時々は親に嘘をついて、ファッションビルに立ち寄ったりした。
授業はきつかったけれど
いつも楽しみだった。
一年後の自分を想像して、それで幸せだったから。
それまでのどんな苦労も、もうすぐ報われるのだと思っていた。

思い出すだけで喉に何かがこみ上げてくる。

この激情をどうすれば落ち着かせることができるのか?
できることならもう一度、
一度と言わず何度でも、
悪夢の数だけやり直したい。
しかしもう解き既に遅し、そういうわけにもいかないので
一日一日を満足いくようにやっつけていくしかない。


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