| 2004年09月18日(土) |
明るい夜を憎みながら |
窓を閉ざして雑音を
噛み砕き
火を放ち
欠片に鎚を
打ち下ろし
それでも破れる平穏に
ただ待つばかり
暗闇を
| 2004年09月17日(金) |
カルデラの底、静寂の群青 |
ハワイの写真を少しだけ。
→ここ←
おそろしく空の青いところだった。
その青はもう思い出の中の色で
現実の吐き気がするほど急速な動きに
くらくら眩暈で眠ってばかりのわたしは
とてもそこに戻りたい。
聞こえてしまった遠いサイレン
忌々しいほど意識させられ
ため息ばかりが増えてゆく
血の赤が憎い夜には
抑えた本音に肌が粟立つ
ドライヤの風の熱さに高鳴った
胸の鼓動
を止めるために
床に倒れた
明日この痛みが消えていればいい
久しぶりに大学に行ってみたら
お目当てのCDショップも本屋も休みで
おまけにものすごいにわか雨に降られ
雷嫌いなのに雷警報が出るありさま。
でも夏季集中授業を受けている人や部活動の人で
思いのほか構内はにぎわっていました。
わたしの休みもちょうどあと二週間。
すこし色々活動しすぎた気がするので
ゆっくり体を休めて過ごしたいものです。
相手に気付かれていないと思ってシャッターを押したものの
実はしっかりそれに気付かれていて
写真の中のその人がちゃっかりポーズを取っていたりすると
ちょっと恥かしい。
ハワイの写真を現像したら
おそろしくきれいな写真が出来てきたので胸がひゅっとなった。
今日は日本海に連れて行ってもらった。
日本の海も「晴れ」も全然ハワイとは違うけれど
どっちもきれいでよくて
そう、わたしは幸せだと思う。
| 2004年09月10日(金) |
青の海で、今は静かにおやすみなさい |
幾つもの夜がきらきらと
記憶の中で光っている
それを言葉にすればするほど
現実の美しさからどんどん遠ざかっていくので
たぶんもう、今は口を閉じて休んだほうがいい
ほんとうの暗さをした夜空、
夕暮れの海の色と空の色、
見渡す限りの溶岩の原に点在する建築物の小ささ、
コナのギリシャ料理店のテラスから
お土産選びの友達を待っている暇なわたしに
仕事の合間に話しかけてくれたウェイターのエリ、
ホノルルの快適なホテルで
沢山の黒服のガードマンと厳重なセキュリティに
二人でどきどきしたこと、
全部がいつか薄れていくのだけれど
今は思う、
ホノルルの空港で親しくなった黒人の青年が
姿が見えなくなるまで後を追って笑って振ってくれた
あの手にもっと大きく振り返せばよかった
記憶の中で最後まで輝くのは、多分、
黄金色の光
ハワイ島+オアフ島に行ってきます。
9日帰国予定です。