ゆれるゆれる
てんのー



 

 渋谷シネアミューズで「NO MAN’S LAND」を見る。ハッピーエンドでないヨーロッパ映画というのは非常に好みであることに気づく。展開(とくにラスト)も、メッセージも陳腐と言って言えないことはないが、もっていきかたがうまい。国連大好きな日本人、こういうのも見てから意見を考えるといいと思うも、登場人物のリアリティのなさが不満。

2002年06月03日(月)



 

 いよいよ目的の試合当日、池袋パルコのスポーツショップで8番森島のTシャツ2900円を買い込んで浦和駅からシャトルバスで埼玉スタジアム入り。
 地面がうなりあげるような、ホスト国首都圏でのゲームの威力。圧倒される。
 試合はまったくエキサイティングですばらしかった。それに、確かに日本サポーターは質が高い。


2002年06月04日(火)



 

 一夜明けても興奮は体内から分解されきっていない。
 とかく過小評価してしまう悲しい(そして愚かな)奴らとは一線を画していたい。イタリアやドイツを見た後日本戦を見るのは新幹線から山手線に乗り換えるようなものだだって。ばかも休み休み言えという表現はこういう時使うものだ。奴らにはなんでセネガルがフランスを下し、ポルトガルがアメリカに不覚を取ったのか、何一つまともな説明もできないに違いない。
 死ぬまで。
 勝手にごたごた言っていればいい。それが日本人の頭脳レベルだとみんなに思われるのはつらいし迷惑だけどね。
 スタジアム中が真っ青で不気味だったとかね。たいした進歩的知識人ぶりだ。ヴィルモッツのオーバーヘッドに際してはベルギーの小旗をうちふり、スタンディングオベーションで遇するべきなのだろう。は、は、不気味不気味。

12時成田発だったら朝何もできない。ぎりぎりで飛び込む。
 マレーシアからの出国チケットを持っていないため、誓約書を書かされる。
 シンガポール航空997便をシンガポールで116便に乗り継いで8時前にKLIA着。
 空港から家までは予想外に近い。それにしても飛行機というのは早いくせに時間を食うものだ。


2002年06月05日(水)



 

 ヒューズが飛んで電気が半日使えなかった。終日勉強。
 筒井康隆『文学部唯野教授』読了。この小説にソフィー(アルベルトか)の言う「イロニー」があるのだとしたら、僕にはそこまでの読解力がない。つまりわからなかったってこと。でも唯野教授の講義はなかなかうまい。わかった気にさせるね。

2002年06月06日(木)



 寄っておいで。くだらない人たち。

 もっと近くへ! 光の多すぎるこの世界の近眼たちよ
 もっと近くへ!
 吾ハ汝ヲ求ムルニ非ス唯汝ノ構造ヲ思考スルコトニ依リ吾ガ能記ニ存スル蓋然性竝ニ内在的必然性ヲ確信セムカ為也

  果実食ふごと更けゆけよ宵の白

2002年06月07日(金)



 マレーシアンはサッカーがお好き

 イタリアがクロアチアに敗れる。レフェリーの不公正を言う声がもっと聞こえるかと思ったが、試合後インザーギがすこし確認するようにぐじ、と審判に話しかけているくらいだった。
 昨日アルゼンチンがイングランドに不覚を取ったのも決勝トーナメントにピークをあわせていたから、なのかどうかなんて僕にわかるわけがない。

  手を挙げて無秩序を愛せ

2002年06月08日(土)



 行けたのに

クアラルンプールにて熱い熱いロシア戦をTV観戦。はっちゃけたよ。
ほんとは決勝トーナメント一回戦まで日本戦を全部生で見られるはずだったのに、せつなくもなるけどまあいいや。
MP3がたくさん詰まったCDを購入、一枚RM6=約200円で350曲!
マレーシア・・・いかんよ いや買った俺もだけど

2002年06月09日(日)
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