| 2020年03月24日(火) |
東京オリンピック延期決定 |
東京オリンピックの延期が決定しました。コロナウイルスが全世界で猛威を振るう中での決断です。来年の夏までにコロナウイルスの収束状況を見て開催されるようです。
昨日、安倍首相は全国の小中高等学校・特別支援学校の休校を3月2日から春休みまで要請しました。新型コロナ疾病症(COVID19)対策です。これは2月24日に発表された感染症専門家会議の「ここ1〜2週間が感染拡大を抑制する上で重要」との見解を受けて28日に打ち出された施策です。突然の施策に教育現場は大混乱しているようです。
これを含めて本日午後6時から安倍首相の緊急記者会見が行われました。安倍首相が重大な決断をしたことは評価しますが、今日まで採られてきた政府の施策が果たして理にかなったものであったのか疑問です。評価を下すのはまだ早すぎるかもしれませんが、採られた失策を冷徹して必要な修正を速やかに行うことも大切だと思います。
「クルーズ船の乗員・乗客」を長期間船内に留め置いたことに関しては、専門家会議の意見を全面に出して正当化しました。「乗船経験者」として思うことは、クルーズ船とはいえ船内は狭く・生活環境としては陸上に及ばないということです。食事を準備するクルーは土日無し(交代勤務ですが)で仕事を続けなければなりません。次第に倒れていく乗員の補充は行われたのか。食中毒対策には詳しい食事担当は感染症対策をどの程度理解していたか疑問です。
そして「検査体制」については今でも改善がなされていないのが現状です。国立感染症研究所が全体をコントロールしているとか、帰国者・接触者外来がコントロールしているとか、どこかに隘路があるようです。厚生労働大臣・安倍首相はこういう場面でこそ指導力を発揮すべきでした。安倍首相は来週中にも事態は改善するとしていますが、果たしてどのような変化が起こるのか。
昨年の確定申告期間となりました。我が家ではE−TAXを利用した「電子申告」で申告しています。カードリーダを準備する必要がありますが、医療費を取りまとめ、郵送されてくる確定申告資料を使って様式に数字を埋め込めば、クリックひとつで申告が完了するので大変便利だと思います。今のところ「マイナンバーカード」は確定申告時以外はしまわれています。できたら「マイナンバーカード」の用途を増やさないで欲しいと思います。持ち歩くなんて論外です。
別所沼公園の「河津櫻」の花が開花しました。ラジオ体操帰りの方に聞いてみると一昨日に開花したとのこと。6日の早朝には開花していなかったので、6日の日中に開花したようです。昨年は2月20日、一昨年は2月17日だったので、今年は例年より10日くらい早いです。
| 2020年02月02日(日) |
近所の薬局でマスク売り切れ |
実は先週金曜日に近所の薬局で「マスク」を買いました。新型コロナウイルスによる肺炎が流行するのではないかという懸念からです。1月24日時点でマスク売り場は通常通りの品揃えで、色々なタイプ・分量のバラエティがあったので選択に迷いました。花粉シーズンも近いので30個入を買っておいたのでした。
そして今日同じ薬局に行ってみると「マスク」は全て売り切れでした。この一週間で新型コロナウイルス肺炎が一気に報道された結果、心配になった人々が準備買いに走ったようです。入荷の目途はたっていないようです。
日本時間の今日午前8時、イギリス時間で1月31日午後11時にイギリスがEUを離脱しました。「ブレグジット」は2016年の国民投票で多数の賛成を得て実施はきまっていましたが、その後のEUとの交渉、イギリス国内の分離条件の擦り合わせに時間がかかり、今日の実施となりました。一応4年間の混乱を乗り切って、イギリスの進む方向が決まったのですが、これは決してゴールではなく新しい混乱の時代への出発なのだろうと思います。
イギリス国内についてみると、連合王国として考え方の違う「スコットランド」の動きと、連邦の北アイルランド、アイルランド共和国の今後の行方は難しい問題を孕んでいるようです。昨年行われたラグビーワールドカップに出場した「アイルランドチーム」は「北アイルランド」と「アイルランド共和国」の選手で構成されていました。スコットランドは英連邦離脱派はまだ少数派ですが、EUからのブレグジット反対は多数を占めています。連合王国を構成するスコットランド、ウェールズ、北アイルランドの動向が注目されます。
| 2020年01月26日(日) |
大相撲初場所で徳勝龍が優勝 |
今日は大相撲初場所千秋楽。昨日まで13勝1敗でトップを走っていた平幕幕尻の徳勝龍が大関貴景勝を力強い相撲で破って優勝しました。昨日12勝1敗どうしの直接対決に敗れた「正代」は優勝決定戦を戦う機会を逃しました。
徳勝龍は前頭で上位に上ることは殆どなく、前頭と十両を行ったり来たりすることが多かったようですが、私的には「気になっていた力士」の一人でした。前頭下位から上がることが殆どなく話題のない力士であり、更に一風変わった風貌は何を考えているのか推測が難しく、このまま話題にならないで引退するのだろうかと考えていました。
ところが、横綱の休場、大関陣の黒星で大荒れとなった初場所で前半戦から「徳勝龍」がトップに立ったのでした。13日まで並走した「正代」が優勝の可能性を喧伝されるなか、徳勝龍はいつか負けると思われたんのか優勝すると予想した人は少なかったと思います。その徳勝龍の千秋楽最後の相撲は大関を圧倒する内容でした。後から考えると徳勝龍の気持ちは毎日どんどん変わっていったのだと思いました。
| 2020年01月25日(土) |
春節・新型コロナウイルスによる肺炎 |
中国では今日が「春節」にあたります。今日から一週間の春節休暇となるのが一般的だそうです。この休暇を利用して、国内外から故郷に帰省する人、国内旅行する人、海外旅行する人の大移動がなされます。
そうした中で湖北省武漢で「新型コロナウィルス」の感染による「肺炎」が大流行しています。この病気は昨年12月に武漢市の海鮮市場で発生した「謎の肺炎」が流行してしまったものです。既に中国の他の都市・日本を始め中国と往来の多い外国でも感染者が出て感染が拡大しています。
春節を利用して「日本」に観光旅行を計画している中国人の数は大変な数に上ることでしょう。さらに日本に滞在している「多くの中国人」の方が春節を利用して中国の故郷に帰省するものと思われます。春節休暇のおわ2月1日には、再び帰省先から職場にもどるための大移動が発生します。中国でも、日本でも、新型コロナウィルスによる肺炎の感染拡大を防ぐことは難しい問題だと思います。
| 2019年12月30日(月) |
カルロス・ゴーン氏が日本脱出 |
年末も押し詰まった師走の忙しい中、昨年11月に逮捕されて日本国内で保釈中の身のはずのカルロス・ゴーン氏が自宅のある「レバノン」に戻っているというニュースが飛び込んできました。日本の司法権の及ばない「国外逃亡」です。
昨年11月に羽田空港に到着したプライベートジェットの機内で突然逮捕された日産のゴーン会長(ゴーン容疑者)は今回まんまと日本の司法組織をだまし抜いて国外逃亡に成功しました。今回は関空からプライベートジェットで飛び立ち、トルコイスタンブールのアタチュルク国際空港でジェットを乗り換えてレバノンに入国したようです。日本で滞在中の住居からどのようにして関空に移動したのかまだ明らかになっていません。少なくともゴーン氏の出国記録はないようです。
ネット動画で偶然見つけた若いソプラノ歌手の「パトリツィア・ヤネチコヴァ」。1998年ドイツ生まれのスロバキア人ということで今年21歳になる方です。小さい頃から歌っているので、21歳ですが声は人並み外れた歌唱力があります。2010年のテレビ放送歌番組で優勝して注目を集め、2011年には初CDを出しました。
NET上の彼女の歌の音源(演奏会ビデオ、CD紹介)で聞いているだけですが、彼女は小さい頃から本格的に歌っているためだろうと思いますが、呼吸法が素晴らしく上手だと思います。呼気を最も効率良くかつ安定して声に変換することができているようです。それは初CDに収録されているヘンデルのアリアとか、モリコーネ作曲の「Onece upon a time in the west」の曲想にこれ以上ない程マッチしていると思われます。西側(古い言い方ですが)デビューが楽しみです。
少々サボりですが、彼女の英語のプロファイル紹介文とその単純翻訳を載せておきます。
Slovakian soprano Patricia Janečková resides in Ostrava, where she studies at the Department of Vocal Studies of the University of Ostrava. She also studied opera singing at the Janáček Conservatoire before, under the mentorship of soprano Eva Dřízgová-Jirušová. Her first contact with the opera stage was at the age of nine as a member of the A. Dvořák Theater Opera Studio in Ostrava. As a ten-year old she, won the Janáček Philharmonic – Ostrava competition and had her first opportunity to sing with a symphony orchestra. In 2010, as a twelve-year old, she was the absolute winner of the Czech-Slovak TV competition Talentmania. In 2014, when sixteen years old, she was the absolute winner of the Concorso Internazionale Musica Sacra International singing competition in Rome. By that, she won a scholarship to the summer singing courses in Arezzo, Italy, in 2015, where she worked under the tutelage of La Scala baritone Renato Bruson. In 2016, she was three times awarded at the Antonín Dvořák’s International Singing Competition in Karlovy Vary. Patricia Janečková has already performed at many gala concerts and festivals both at home and abroad, including Starry Night – Vienna, Junge Talente der Klassik – Klosterneuburg (Austria), Petr Dvorský International Music Festival – Jaroměřice nad Rokytnou, Terras Sem Sombra Festival – Grândola (Portugal), Smetana’s Litomyšl, Festival Les Musicales de Louvergny (France), Kežmarok (Slovakia), Talentinum 2016 and Český Krumlov International Music Festival 2016. In 2015, she was given the opportunity to debut in two opera houses in Slovakia (Košice State Theatre – The Marriage of Figaro as Barbarina, and Slovak National Theatre – The Magic Flute as Pamina). In the Czech Republic and Slovakia, she has worked with Janáček Philharmonic in Ostrava, Czech National Symphony Orchestra, Via Musica! Orchestra in Bratislava, Pardubice Chamber Philharmonic, Bohuslav Martinů Philharmonic in Zlín, Moravian Philharmonic in Olomouc, Janáček Camerata Orchestra, Košice State Philharmonic Orchestra and Karlovy Vary Symphony Orchestra. Currently, she collaborates with Collegium Marianum (Acis and Galatea by Handel) and FOK Prague Symphony Orchestra.
(翻訳) スロバキアのソプラノ、パトリシアジャネチコバはオストラバに在住し、オストラバ大学の声楽科で学んでいます。彼女はまた、ソプラノのエヴァ・ディズゴヴァー・ジルショヴァの指導の下で、ヤナーチェク音楽院でオペラ歌を学びました。オペラの舞台との彼女の最初の接触は、オストラヴァのドヴォルザーク劇場オペラスタジオのメンバーとしての9歳の時でした。 10歳の彼女は、ヤナーチェクフィルハーモニー管弦楽団とオストラバのコンクールで優勝し、交響楽団で歌う初めての機会を得ました。 2010年、12歳のとき、彼女はチェコスロバキアのテレビ競技「Talentmania」の圧倒的な勝者でした。
2014年、16歳のとき、彼女はローマで開催されたConcorso Internazionale Musica Sacra International歌唱コンクールの絶対的な勝者でした。それにより、彼女は2015年にイタリアのアレッツォで開催された夏の歌唱コースの奨学金を獲得し、そこではスカラ座バリトンのレナート・ブルソンの指導の下で勉強しました。 2016年、彼女はカルロヴィヴァリで開催されたアントニンドヴォルザークの国際歌唱コンクールで3回受賞しました。パトリシア・ヤネチュコワはすでに、スターリー・ナイト–ウィーン、ユンゲ・タレンテ・デア・クラシク–クロスターノイブルク(オーストリア)、ペトル・ドヴォルスキー国際音楽祭–ヤロムニツェ・ナド・ロキトノウ、テラ・セム・ソンブラ祭-グランドラ(ポルトガル)、スメタナのリトミシュル、フェスティバルミュージカルドゥルーヴェルニー(フランス)、ケジュマロク(スロバキア)、タレンティナム2016、チェスキークルムロフ国際音楽祭2016。2015年、スロバキア(コシツェ州立劇場)の2つのオペラハウスでデビューする機会が与えられました。
フィガロの結婚(バルバリーナ)、スロバキア国立劇場–魔笛(パミーナ)。チェコ共和国とスロバキアでは、チェコ国立交響楽団、ムジカ経由でオストラバのヤナーチェクフィルハーモニーと共演しています。ブラチスラバの管弦楽団、パルドゥビツェ室内管フィルハーモニー管弦楽団、ボフスラフ・マルティンZズリンのフィルハーモニー管弦楽団、オロモウツのモラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団、ヤナーチェク・カメラータ管弦楽団、コシツェ州フィルハーモニー管弦楽団、カルロヴィ・ヴァリ交響楽団現在、彼女はコレギウム・マリアヌム(ヘンデルのエイシスとガラテア)とFOKプラハ交響楽団と協演力しています。
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