10日の衆議院選挙公示に向けて各政党の戦いの構図が次第に明らかになってきました。解散時野党第一党だった「民進党」は分裂し、民主党右派は「希望の党」に、左派は「立憲民主党」を立ち上げました。またどちらにも与しない一部の有力議員は無所属で立候補することになりました。小池東京知事の「希望の党」は東京都の「都民ファースト」と同様に「小池新党」というだけで中身がまだはっきりしません。
希望の党が「自民党に対立する2大政党」になるのかどうかまだ分かりません。小池代表自身が8月までは自民党員だったのですから自民党の体質を十分引き継いでいると思われます。そもそも政権交代可能な「2大政党制」とはどのような構図となるのか考えてみると難しいと思います。やりたいことが同じであれば別の政党といえるのか。外交・防衛など基本政策がほぼ同じ(諸外国との関係における継続性)として、いったいどういうところで違いをつけるのか。
個人的には「穏当なリベラル」(例えば憲法改正論議に参加する等)が自民党と対立する二大政党のひとつになってほしいと思います。それは短期的な消費税改定論議とか「森・加計」問題に拘泥するような製糖であって欲しくないです。有権者は反安倍政権の受け皿としてすんなり「希望の党」を選ぶのかどうか難しいところです。有権者がどうのように判断するのか興味のあるところです。
今日午後の臨時国会本会議で衆議院が解散されました。衆議院総選挙は10月22日公示22日投開票というスケジュールで行われることとなる模様です。先月8月3日に内閣改造が行われ、文部相・防衛相を始めとして自民党の次代を担う人材が配置されてたので、久しぶりに充実した内閣が誕生したと思っていたのですが2か月の命でした。
野党第一党の民進党では「蓮舫代表」の辞任に伴い代表選挙が行われ、9月1日に前原代表が誕生したばかり。これに先立ち四月には共産党との選挙協力に反対して論客の長嶋議員等が離党したり、代表選挙直前には細野議員、9月に入って不倫疑惑の山尾議員、また解散が囁かれ始めてから松原議員等が離党しました。
安部首相はこうした民進党の退潮状況と、受け皿と成り得る小池都知事グループの準備不足の状況を見極めて衆議院の解散に踏み切ったと考えられます。小池知事グループでは側近とされる若狭衆議院議員が「日本ファースト」という政治塾を起こし小池知事も参画するということですが、この頼りなげな若狭議員の「日本ファースト」を見た安倍首相に小池グループはまだ準備不足と判断したのだと思います。
しかし、疑似餌「日本ファースト」の陰に国政政党「希望」が隠れていたのでした。安部首相の電撃的な解散を「貴貨」として「希望」がどのような戦い方を見せるのか目が離せない状況です。
| 2017年09月26日(火) |
クローン文化財展覧会 |

上野の東京芸大美術館で開催されている「素心伝心」(クローン文化財展覧会)を見てきました。上野東京ラインで上野まで行き、上野公園を通り抜け芸大の展覧会を見て、帰りは谷中墓地を通って日暮里に出て日暮里駅で昼食を食べて帰ってきました。
今回の展覧会の目玉は「法隆寺金堂釈迦三尊像」のクローンです。上の写真がそれですが法隆寺の本物に瓜二つです。関西に住んでいるときに法隆寺には何回も行きその度にお会いしてきました。素晴らしい像です。それとそっくりのクローンが法隆寺以外の場所で見ることができるのですからたいしたものだと思いました。
「クローン」は本物そっくりなのですが、仏像の古さ・錆具合もそっくりです。しかし損傷した螺髪と白毫はクローン版では補ってあります。それならば褪せた色彩は修正しないのでしょうか。クローンは所詮何時かの時点の「そっくり」さんで、本物と常に同一というわけにはいきません。それならば褪せてしまった鮮やかな色彩を再現しても良さそうに思います。言わば仏像が作られた完成時のクローンであっても良いのではないかと思いました。
法隆寺釈迦三尊増の他には、北朝鮮高句麗古墳群江西大墓「四神図」、中国甘粛省敦煌莫高窟第57窟、中国新疆ウイグル自治区キジル石窟、タジキスタン遺跡発掘区VI、アフガニスタンバーミヤン東大仏天井壁画、ミャンマーバガン遺跡ミンカバー・グービャウッヂー寺院壁画のクローンが展示されていました。
| 2017年09月23日(土) |
シューベルトの「夜咲きすみれ」 |
シューベルトの歌曲(作品番号752)に「夜咲きすみれ」があります。ドイツ語での題名は「Nachtviolen」です。シューベルト25歳ぐらいのときの作品です。詩はシューベルトの親友の「ヨハン・マイヤーホーファー」作。マイアーホーファーはシューベルトと知り合ってからシューベルトに詩を提供していたとのこと。シューベルトが生活に苦しい時期2年間シューベルトはマイアーホーファーの部屋に転がり込んで暮らた仲だそうです。
詩
夜のすみれよ、夜のすみれよ! 魂に満ちた黒い瞳、 ビロードのような青に身を沈め 気高い風情を示す。
緑の葉たちはおまえたちを喜々として照らし、 飾ろうと手を差し伸べている、 だが、おまえたちは真摯に黙したまま 暖かい春の空に見入っている。
気高い憂愁の光によって おまえたちは私の誠実な心を捉えた。 聖なる結びつきは、いまこの静かな夜に 咲き続けている。
「夜咲きすみれ」はヨーロッパでは非常に人気のある「花」のようです。春にはると青(紫)の花をつけます。さいたま市の別所沼の一角に「夜咲きすみれ」が群生している場所があり、春になると見事な青い花を見ることができます。何でこの話題になったかというと、この「Nachtviolen」は日本名で「花大根」となるからです。シューベルトの愛らしい歌ときれいな「青い花」と「花大根」という大胆な名前の関連が見事だと思いました。いつか春のオーストリアにいって「花大根」の花を見てみたいものです。
| 2017年09月15日(金) |
IPOD用ブルートゥースレシーバ購入 |

IPOD用のブルートゥースレシーバを見つけたので早速購入しました。私のBOSEIODドックはBOSE社のIPODドックとしては最初の機種です。IPODは第3世代で30ピンのドックコネクターが装着された最初の機種で給電電圧は12Vです。この30ピンコネクタ「12V給電」というのは既に旧式となっているため、このドックに適合するブルートゥースレシーバを探すのは難しいと思っていました。しかし妻が手頃な価格のブルートゥースレシーバを見つけてくれました。旧式なのでブルートゥースは「2.0」です。
今日注文したレシーバが郵送されてきたので早速梱包を解きIPODドックに装着してみました。パナソニックのレッツノートパソコンは「ブルートゥース2.0」にも対応しているので簡単に接続できました。これでパソコンに入っている約700枚のCD音楽情報をIPODで聞くことができるようになりました。旧式IPODで音楽を聴くことを半ば諦めていたのですが、その旧式IPODドックは現役復帰しました。

彼岸花が咲いているようなので近くの沼影観音に見に行ってきました。観音様裏の墓地付近には見事に彼岸花が咲いていました。秋分の日にはまだ10日余りありますが、今年は8月下旬から涼しい日が続いたので開花したようです。今日は久しぶりに暑い日となりました。彼岸花は「咲くのが少し早すぎた」と後悔しているかもしれません。
| 2017年09月11日(月) |
ブルートゥーススピーカ購入 |

「Qtuo」社の「VICTOP」というスピーカを購入しました。これはパソコンの格納している音楽ソフト(Ituneで管理)を聞くためです。これまではituneから「旧式IPOD,IPODNANO」にファイルを移して、旧式IPODはBOSEのIPODドック、IPODNANOはイヤホンで聞いていました(主に通勤時)。それがパソコンから直接聞くことができるようになりました。パソコン(レッツノート)にはステレオスピーカがついていますが、パソコンより各段に良い音で聞くことができます。
この「VICTOP」という製品は値段(5000円強)の割に再生音が良いという評判を見て購入したのですが確かに良い音がすると思いました。しかし、スピーカの再生音が音楽ソフトの圧縮でどのように違うのか、また圧縮ソフトでも違う種類ではどのように変わるのかチェックしてみました。私のパソコン内の「Itune」には主に「AAC」に圧縮されたファイルが入っています。
まずCD音源を探し出し「圧縮前CD音源」と「AAC」で聞き比べてみました。ベートーベンの交響曲第4番で聞き比べましたが、CDをパソコン付属のプレイヤーでかけてみると「AAC」音源よりずっと迫力のある音がしました。「AAC」は「MP3」と大差ないと思いますが、圧縮された音は圧縮前よりかなり劣化していること分かりました。近頃売れているブルートゥーススピーカは主にスマホ用だと思いますが、音源ファイル圧縮の影響はかなり大きいことが分かりました。
次に妻が利用しているソニー独自の「ATRAC」ファイルとアップルITUNEの「AAC」を比べてみました。パバロッティの唱で比較したのですが、ここでは「ATRAC」の優秀さがわかりました。「ATRAC」ではパバロッティの声がより自然に聞こえました。スマホ・音楽プレイヤーで圧倒的なシェアを持つアップルですが、実は圧縮技術では「ソニー」の方が優れているようです。残念ながら「ATRAC」はITUNEで聞くことができません。外部スピーカでより良い音を聞きたいならばソニーのプレイヤーが良いのでしょうが、これまで貯めてきた音源ソフトは膨大な量になってしまっています。
ブルートゥーススピーカで音楽を聴くようにって、新たな「課題」が露見してしまった感じです。なお、旧式の「BOSEIPODドック」はIPODしか接続できません。私はずっとAACでBOSEを聞いてきたのですが、こういう使いかたはBOSEはスピーカメーカとして不本意ではなかったのかしら…。
| 2017年09月07日(木) |
オペラアリアコンサート |
東京千鳥ヶ淵にあるイタリア文化会館で開催された「オペラアリアコンサート」に行ってきました。イタリア文化会館ではイタリア文化紹介の目的で様々な催しがなされますが、その一環のオペラアリアコンサートでした。演奏曲は以下の通りでした。
G.ヴェルディ オペラ「リゴレット」より<慕わしき御名> G.ヴェルディ オペラ「イル・トロヴァトーレ」より<穏やかな夜> G.ドニゼッティ オペラ「ロベルト・デヴリュー」より<サラはこの恐ろしい時に、生きるがいい裏切り者よ> G.プッチーニ オペラ「マノンレスコー」より間奏曲(ピアノソロ) G.ロッシーニ オペラ「セヴィリアの理髪師」より <今の歌声は> G.ヴェルディ オペラ「運命の力」より<神よ平和を与えたまえ> G.プッチーニ オペラ「蝶々夫人」より <ある晴れた日に」> G.ドニゼッティ オペラ「ロベルト・デヴリュー」よりシンフォニア(ピアノソロ) G.ロッシーニ フィレンツェの花売娘 P.マスカーニ アヴェ・マリア S.ガスタルドン 禁じられた歌 B.コーリ 「オズの魔法使い」よりピアノ組曲 L.アルディーティ 口づけ アンコール アメイジング・グレース
出演:ピアノ:ヴィンチェンツォ・タラメッリ、ソプラノ:相楽和子、内田千陽、川田桜香
大変充実した1時間半のコンサートでした。本場イタリアのコレペティトゥアの伴奏で日本の若いソプラノの夫々が自分の特徴を生かして素晴らしいアリアを聞かせてくださいました。イタリア文化会館での演奏ですから相当競争が激しかったと思います。若手の溌溂とした歌が大変良かったです。ピアノ伴奏者はすべての曲で出演しましたが、最後まで疲れを見せずに迫力ある伴奏を聞かせてくれました。ピアノを弾く姿勢がとても良いし、ピアノの音が抜けるのがすごいと思いました。
今日のオペラアリアはヴェルディ・ドニゼッティ・プッチーニ・ロッシーニ・マスカーニのオペラからでしたが、イタリアにはまだ多くのオペラ作曲家がいます。イタリアの音楽史に占める大変重要な地位を改めて実感しました。
オペラという音楽分野はフィレンツから始まったルネサンス活動のなかで「ギリシャ悲劇」を復興しようとしたことから創り出されました。イタリアには古代競技場や劇場の旧跡はたくさん残っています。建築物・絵画・彫刻などは形があるので復興するための「元」が具体的にありますが、「音楽」は瞬間的に消えてしまうため「録音や楽譜ルール」がない限り再現するのはとても難しいと思います。まずフィレンツェの音楽家が考え出し、続いてナポリ楽派(A.スカルラッティ・ペルゴレージ)などが最初の基礎を確立したようです。イタリア南部の風光明媚なナポリが貢献したということは納得できます。ナポリには「歌」が似合います。オペラその後ヨーロッパ各国の音楽家に伝わっていきますが、主要なオペラがイタリア語で作曲されることはずっと続いてきましたし、今日の演奏曲目でも分かるようにイタリアではオペラ作曲を多く輩出しました。
今や世界各国の主要都市には「オペラハウス」があり、芸術の殿堂ともいうべき地位を確立しています。これに加えて美術館(博物館)・教会(聖堂)、サッカー場があることが世界の主要都市の必要条件でしょうか。イタリア旅行が人気なのが当然ですね。
| 2017年08月31日(木) |
サッカーワールドカップ本大会出場決定 |
2018年ロシアワールドカップへのアジア最終予選「日本対オーストラリア」が行われ、日本が2対0で勝利しワールドカップ出場権を手に入れました。予選第一線で敗れた日本ですがここにきて「戦い方」が変わり強敵にオーストラリアを破ることができました。
日本の戦い方は「ポゼッションサッカー」から「走り奪う速攻型サッカー」に変化しました。これまで「一見」テクニックがありそうにボールを回しながらチャンスを伺うのですが、相手を崩しきれず逆に速攻を食らうサッカーを繰り返してきました。今日はオーストラリアが「ポゼッションサッカー」をしました。日本は若い力が「ポゼッショサッカー」を打ち破りました。
象徴的だったのは「井手口選手」の2点目のゴールでしょう。原口選手からパスを受けた井手口選手は相手デフェンスをかわそうとゴールに並行して走ります。ここでこれまでの日本の選手の感覚では、態勢が悪くシュートコースが限られてしまっているため、後の味方にパスしていた場面だと思います。しかし「井出口選手」はパスをせずに自分で局面を打開しました。この打開力こそ日本選手に求められていたものだと思います。
「ポゼッションサッカー」でも勝利のためには「打開力」が必要です。このような打開力を有する選手が増えてくれば「ポゼッションサッカー」でも勝てるようになると思います。そうした新しい力が「海外組」でなく「Jリーグ」から生まれているのが素晴らしいと思います。「Jリーグ」では頑なに「ポゼッションサッカー」に固執する「レッズ」が苦戦しています。
「さいたま日赤」で背中にできた「粉瘤」を切除してもらいました。昨年夏あたりから寝るときに背中に違和感を感じ始めましたが。身体がかたくてが背中中央部に届かないため実際どうなっているのか分かりませんでした。単身赴任を終えて妻に背中を見てもらったところ背中に通常見かけないような「こぶ」があることを知りました。身体を思い切り捩じって鏡で背中を横から見ると大きな出っ張りがあることが分かりました。これはただ事ではないと近くの皮膚科の医院で見てもらったところ「粉瘤」という診断でした。
「粉瘤」とは皮膚が深いところで袋状になったもので、その袋の中に「垢(皮膚の老廃物)」が溜まり皮膚の下で「しこり」が出来てしまうのです。それ自体は良性腫瘍だということですが、自然に治癒することはなく黴菌が入って化膿するとやっかいだということで、さいたま日赤の形成外科を紹介していただいて今日切除してきたというわけです。手術は30分程度で終了しました。傷口を妻に見てもらうと3cm程度の手術跡があり6針縫ってるとのこと。一両日は少し安静にして傷口の回復を待つことにします。実は小さい「粉瘤」がもう一つあるのですが、これをどうするかは病院の先生と相談するつもりです。
天気予報では午後天気が崩れるというということでしたが、1時過ぎには大粒の雨が振り出しました。武蔵浦和から日赤のある「さいたま新都心」まで自転車でいったので手術の後急いで帰ったのですが、本降りの最中に自転車を40分くらい走らせたので「びしょ濡れ」になってしまいました。
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