今日・明日は今年度の人間ドックです。身長・体重は殆ど変わらずにここ数年の状況を維持しています。腹囲も70cm台前半を維持していて「外形的」には健康体に見えます。私の現在の課題は「血糖値」と「心臓」です。血糖値については負荷をかけた検査を行いました。大量の「糖」を摂取して糖のコントロール状況を見る検査ですが、今日は私の他にもう一人同じタイミングで血糖検査を行う人がいて二人揃って検査を受けました。一緒に検査を受けた方は私より若く身体もがっしりしています。明らかに私より体重が多く筋肉量も多いのですが、彼と私は同じ量の「糖」を飲みます。
これって不公平ではないかしら。これまであまり考えませんでしたがこの負荷をかけた検査の結果は慎重に判断すべきだと思いました。個々人はその体力・体質相応の糖分解能力を有しているはずですが、それは体力・体質の関数であり、体力は筋肉量・脂肪量の関数であり、体重と大いに関係すると思います。とすれば同じ量の「糖」を摂取した場合に、体重の多い人とそうでもない人では当然糖分解の速度が変わってきます。現在では簡単に「筋肉量・脂肪量」がわかる機械があるのですから、この「糖分解検査」においては体重に見合った「糖量」で検査してほしいものです。太っている人も痩せている人も同じに扱うのは乱暴な気がしました。
「心臓」のエコー検査ではこれまでと同じように「不整脈」と診断されました。そして「自転車漕ぎ」の体力測定は実施できないこととなりました。危険な負荷をかけえの検査は人間ドックの範囲を超えるということです。まあこれは仕方がないのですが、これまでランニングや水泳でかなり負荷をかける運動をしてきた身ですので、体力測定してほしいところではありました。身体の感覚器では視力・聴力は問題ないという検査結果なのですが、最近「臭覚」(特に食べ物関係)が鈍ってきたように感じています。しかし、これは人間ドックの項目にはありません。
長年使ってきたIBMシンクパッドですが、ウインドゥズXPのメンテナンス期間が終了し、パソコン付属のクリックボタンが故障し、時々「真っ暗」になるなど不安と不安定な状態となっていたので、思い切って新しいパソコンを購入しました。現在はタブレット、モバイルとか非常に軽くて小さく持ち運びに便利な機種が沢山出回っていますが、「DVDドライブがついた最新のノートパソコン」というスペックで絞り込み、富士通・東芝・パナソニック3社のパソコンを実際に見て検討した結果でパナソニックの「レッツノートLX」を買いました。
パソコンを利用する場面を考えてみると、電子メールでの家族・友人との連絡、旅行写真の管理、ホームページメンテナンス、IPOD音源管理、PODCAST受信、ネットバンク等の利用状況確認と自宅に帰ってから毎日一定時間パソコン作業に費やすことになっています。レッツノートは丈夫に作られていてスペックが高く値段は高いのですが、その分機能的にすぐれています。毎日日常的に使うパソコンは少し奮発して人気機種を買いました。
注文したパソコンが月曜日に配送されたので、妻の助けを借りて「立ち上げ・データ移行作業」に入っています。これまで動きが鈍かったCNNやBBCニュースの動画を含む画面は非常に快適に見ることができますし、DVDの画面も奇麗です。これまで回線のせいだと決めつけていたインターネットの重さはどうもパソコンの処理能力のせいだったようです。
| 2015年11月09日(月) |
WBSCプレミア12 |
日曜の夜に札幌ドームで日本対韓国の野球の試合が行われて日本が勝ちました。これは「WBSCプレミア12」というもので11月8日からグループリーグが開始されたようです。「WBSC」というのはWorld Baseball Softball Confederationの略で「世界野球ソフトボール連盟」。国際的に野球・ソフトボールを統括する競技団体が開催する「権威ある」大会のようで今回が初めての開催となります。出場資格はアマチュア・プロ・世代別など各層の国際大会での成績がポイント化されてその合計得点でランクが決まり、その上位12か国の頂上チームが出場するのだそうです。日本はプロ野球選抜の「侍ジャパン」が戦っています。
プロ野球の世界では「WBC」が既に何回か行われています。これはアメリカメジャーリーグの選手会・オーナー会が主導するものです。WBSC傘下のアメリカ地区のプロ野球会主導なので出場チームとか大会運営においてもうひとつ広がりに欠けていました。日本のプロ野球選手会も最初の頃は出場に難色を示していたと記憶しています。そうした「WBC」に対抗してかどうか知りませんが、「WBSC」が多くの国を巻き込んで国際大会運営に乗り出したということでしょう。
この背景にはオリンピックで「野球」と「ソフトボール」が開催競技から外されたことが大きいと思います。現在2020年東京大会に向けて「野球」「ソフトボール」を正式競技にするよう「WBSC」は猛烈に活動しているようです。日本チームが活躍したラグビーワールドカップは大変盛り上がりました。7人制ラグビーは2016年リオ・オリンピックの正式種目になっています。オリンピックに向けての活動は良しとしてもこれから「WBC」はどうなるのか。国際大会が乱立するとそれ自体の希少価値が落ちてしまいます。
| 2015年11月06日(金) |
日韓首脳会談「昼食事件」 |
11月2日にソウルで日韓首脳会談が行われました。11月1日に日中韓3国首脳会談を行われ、その日の午後日中首脳会談を行い翌日2日の午前中に日韓首脳会談となったものでした。2日夜ソウルから戻った安倍首相はフジ系BSプライムニュースに生出演しました。鋭い突っ込みで定評のある「反町キャスター」との遣り取りは大変面白いものでした。しかし安倍首相の表情には「疲れ」が見えていて、いつもの精彩を欠いていたように思われました。
阿倍首相の話で面白かったのが会談終了後の朴大統領との遣り取りの紹介でした。首脳会談終了後に正午直前(11時45分頃)両首脳が分かれる間際、朴大統領と阿部首相との間で以下の会話がなされたようです。
朴大統領「(そろそろお昼ですが)これからどうされますか」 阿部首相「(韓国に来たなら外せない)焼肉を食べに行きます」 朴大統領「・・・・・・・・・・」
朴大統領は中国の李克強首相に対して晩餐会でもてなしたという事実を踏まえて、日本と韓国の首脳同士は昼食も一緒に食べないような関係であることがはっきりしてしまいました。安倍首相の語り口は「韓国側の日本への姿勢に対してを淡々した態度で対応した」と少し皮肉をこめたものでした。
6日のサンケイ新聞ネット版では、この「昼食事件」の背景を報道していました。これは首脳会談前に韓国が「昼食会設定と交換条件に慰安婦問題での譲歩」を迫り、阿倍首相は堂々とその提案を蹴って昼食設定を断り焼肉を食べに行くことになったというものです。この話が本当だとすると、「昼食」と「二国間の重要案件」をハカリに欠ける韓国も下品なら、その議論を正面から受け止め冷たく別れて来た日本も度量が小さいと思いました。
**********
今日はパソコンをチェックする為に妻と待ち合わせて秋葉原のヨドバシ秋葉店に行ってきました。金曜日の夜の秋葉原は大変混雑していました。秋葉原と言えば電気街口がいつも混雑していますがヨドバシが出来てから中央口の利用者も相当多いようです。ヨドバシにはレノボも有るし、現在候補に上げている「パナソニック、富士通、東芝」のDVD装置付きパソコンを触ってみることができました。パソコンをチェックしてからヨドバシの裏にある「裏秋葉原」というイタリアンレストランで夕ご飯を食べました。ネットで探した店なのですが石窯焼きにナポリピザを味わえる店です。
妻と二人でワイン500CC、シーザースサラダ、マルゲリータピザ、塩ガーリック味パスタを食べました。サラダ・ピザ・パスタどれも大変味のバランスの良いものでした。最初に食べたサラダ味付けとその量は値段に勝っていると思いました。マルゲリータピザは少し小さめですが、味のバランスといい焼き具合といい平均点が非常に高いものでした。この店はパスタからピザから一品料理まで非常にメニューがバラエティに富んでいます。偶々料理人の得意料理に当たったのかもしれませんが、もし他の料理をこの3品と同じ水準の料理だとしたら大したものです。健康食ブームなのでオリーブオイルを使う地中海料理は人気があります。この日も女性だけのグループ・女性一人の客が入っていました。従来ベースの居酒屋ではこういかないだろうと思いました。イタリア食ブームはまだまだ続きそうです。
| 2015年11月02日(月) |
メトロポリタン歌劇場のイル・トロバトーレ |
ベルディのオペラ「イル・トロバトーレ」に夢中のいなっているのですが、10月31日から始まったMETライヴビューイングの「トロバトーレ」を観てきました。今年2015年10月3日に収録された公演です。この公演は「ザルツブルグ音楽祭」で話題となったアンナ・ネトレピコが「レオノーラ」を歌うことも注目でしたが、それに加えて今年夏脳腫瘍の手術を受けたバリトンの「ホロストフスキー」の姿を見ることができると言うことで話題となりました。ライブビューは始めての経験でしたが、席が少し前過ぎた反省があったもののオペラの素晴らしさを堪能できる大変有意義な方法だと思いました。入場料金は「3600円」ですが決して高いとは思えない水準だったと思います。
第一幕で「ホロストフスキー」が登場するとネトレプコ以上に盛大な拍手で迎えられていました。ホロストフスキーは病気・手術後(脳腫瘍)ということを全く感じさせない歌い振りで、現代最高の男性歌手であることを証明していました。ネトレプコは昨年のザルツブルグより更に進化していて、もはや他の歌手の追随を許さない圧倒的な表現力を示していました。ネトレプコは長男に手が掛からなくなりオペラに専念できる環境となったようです。そのネトレプコと復活したホロストフスキーには「トロバトーレ」はぴったりの演目だと思います。この二人の共演はひょっとすると長く語り継がれるものとなると思います・
アズチェーナを歌った「ドローラ・ザジック」、フェルランド「ステファン・コツァン」は非情に安定していて脇を固めていました。惜しむらくはマンリーコの「ヨンフン・リー」で、声は良いものを持っているものの表現が硬く一本調子であったことが残念でした。演出は「デイヴィッド・マクヴィカー」。奇を衒わずにオーソドックスな雰囲気を出していたと思います。昨年今年のザルツブルグのような現代的な演出に比べると、分かりやすく物語にすんなりを入っていける演出だったと思います」。METライブビューイングは10年目を迎えたということで日本でも固定客を掴んでいるようです。今日は平日で「雨模様」にも拘らず午前10時からの上映では多くの観客を集めていました。
METライヴビューイング ヴェルディ作曲「イル・トロヴァトーレ」
レオノーラ:アンナ・ネトレプコ ルーナ伯爵:ディミトリ・ホヴォロストフスキー マンリーコ:ヨンフン・リー アズチェーナ:ドローラ・ザジック フェルランド:ステファン・コツァン 伴奏:メトロポリタン歌劇場管弦楽団 指揮:マルコ・アルミリアート 演出:デイヴィッド・マクヴィカー
| 2015年10月28日(水) |
ラグビーワールドカップ決勝 |
イギリスで行われているラグビーワールドカップは土曜日に決勝戦を迎えます。決勝の組み合わせは「ニュージーランド(オールブラックス)対オーストラリア(ワラビーズ)で、ラグビーの世界ランク1位と2位の戦いとなりました。現地時間土曜日の午後4時からですから、日本は25日(日曜)の0時からと言うことになります。この決勝戦はロンドンにある「トィッケンハム競技場」で行われるということです。この競技場はラグビー専用の競技場で収容人員は8万人。これまで1991年と1999年のワールドカップを開催してきたそうです。
ロンドンにはこの他にも有名な競技場があります。サッカーでは聖地「ウェンブリー」があります。この競技場はイングランドサッカー協会が所有していて収容人員は9万人。またコモンウェルス国家の中で(だけで)人気のクリケットでは「ローヅ」競技場(3万人収容)があります。ラグビーもサッカーもクリケットもイギリス(UK)という単位ではなく、連合国内の非独立国家単位(イングランドなど4か国)に協会が置かれていて、その協会はイギリス以外の国の国別協会と対等な関係をもっています。これら3競技のメインスタジアムは大英帝国の長い伝統があり、当該スポーツの聖地となっていますから、その人気を背景にしてコンサート・博物館・レストランなどを運営していて商売も上手です。
次のラグビーワールドカップは2019年に日本で開催されますが、2020年の東京オリンピック用の新国立競技場は完成が間に合わないのでワールドカップの試合には使われないことになったようです。サッカーにおいては日韓ワールドカップ開催を機に全国でサッカー場の整備が進みました。しかしラグビー場としては「ラグビー専門競技場」は少なく、総合競技場として整備されているものが殆どのようです。個人的には東京の「秩父宮ラグビー場」を整備して日本ラグビーの聖地にすべきだと思っていますす。
新国立競技場を立派総合競技場に建て換えて様々なスポーツの聖地にしようと言うのは無理があると思います。陸上競技は新国立で良しとして、サッカーは「埼玉スタジアム」、ラグビーは「秩父宮」、柔道・剣道は九段の「日本武道館」を本拠地として、各スポーツ団体が盛り上げていくようなシステムが良いだろうと思います。各競技の展示スペースを整備したり、音楽会に貸し出したりして効率を競い合い、独立採算でやっていけるように運営していくべきです。現在、昔の国立競技場は完全に壊されてしまいましたが、今から考えれば昔の競技場(思い出)を残しながら改修で対処できなかったのかと悔やまれます。
ヨーロッパに押し寄せる難民問題における「ドイツ」の行動は賞賛に値するものだと思います。第一次世界大戦・第二次世界大戦の責任やユダヤ人大虐殺に対する贖罪の意味が大きいのだとは思いますが、率先して自ら多くの難民を引き受けるとともに、EU各国等に対しても難民受け入れを粘り強く説得して難民問題の先頭に立って取り組んでいます。そう言えば冷戦崩壊直後に旧東ドイツ国民を受け入れた時にもドイツ(西ドイツ)は世界安定ために身を切る貢献をしたのでした。
先週イスラエルのネタニヤフ首相が意地悪で危険極まりない発言をしました。それは「ドイツをユダヤ人大量虐殺に至らしめたのは当時エルサレムを支配していたイスラム指導者の進言があったからだ」というものです。この発言に対してメルケル首相は「ドイツ人(ナチス)に責任があることを受け入れている」はっきり否定しました。今欧州に押し寄せている難民の殆どがイスラム教徒であることは明白なのですが、ネタニヤフ首相が「ユダヤ教徒・イスラム教徒対立の構図」を頭に描いて発言していることに対し、メルケル首相始め欧州各国の首脳は「人道的立場」に立っていることは明白です。
では「日本」はどうかと言うと「阿倍首相」の国連での難民問題に対するコメントを見る限りとても「人道的見地」に立っているとは思えません。阿倍首相はポイント外れの日本の人口問題、労働力問題における持論を展開する始末でした。ドイツもアメリカもテロ(IS)との戦いにおいて、「イスラム教徒」と「テロリスト」を明確に区別しています。各国が国内治安問題など難しい問題を抱えているとは思いますが、「イスラム教徒」と「テロリスト」との関係について間違うと、とんでもないことになってしまうことが分かっているからです。更に一歩進んで「困っているイスラム教徒」に支援の手を差し伸べることが「テロリスト(IS)」を数を増やさないための基本的対処策であることが分かっているからです。
今月10日トルコのアンカラで大規模な自爆テロが発生し、死者約100人と数百人の負傷者という大変大きな犠牲者を出しました。これはトルコ政府が7月からイラク北部の「IS」支配地域へ空爆を開始したことに対する報復とみられています。
このトルコの空爆は「イラクのIS支配地域」と言いながらも「IS」に果敢に反抗するクルド人武装勢力(PKK・ペシュメルガ)への攻撃も含まれていました。従ってトルコへの報復テロの犯人は「IS」なのか「ISに反抗するクルド人勢力」なのかはっきりしません。
これと殆ど同じ状況がシリアでも起っています。親アサド政権のロシアは「IS」を攻撃すると言いながら「反アサド武装勢力」を空爆したのでした。「反アサド」のアメリカ・欧州はロシアの行動を非難していますが、トルコの「反政府組織爆撃」は容認しています。
イラク北部のクルド人武装組織は「IS」と陸上で真面から戦っている非常に貴重な「武装組織」ですが、トルコ政府とイラク政府からはテロ組織とされています。イラク政府をバックアップするアメリカもイラク政府軍に比べて勇猛なクルド人武装組織には武器供与をしていたようです。しかしここにきてトルコ政府が「IS]空爆に参加したのでクルド人勢力への攻撃を容認せざるを得ませんでした。
しかしイラクとシリアにおいて「IS」と陸上部隊で闘っている「反政府組織」の兵士にしてみれば、「IS」空爆のついでに後ろから(空から)弾を撃たれてはたまりません。クルド人武装グループはこれまで友軍だと考えていたアメリカが自分を見捨てたという状況に大変ショックを受けていると思います。「兵士勧誘」に長けている「IS」はこういう極度に混乱した状況下において自らに同調する兵士を集めるのだと思います。
イギリスで行われている「ラグビーワールドカップ」で日本代表がこれまで勝ってことの無い「アメリカ」に勝ちました。グループリーグ「プールB」で日本代表は3勝1敗の成績でした。プールBでは1位の南アフリカ、2位のスコットランドが3勝1敗で並んだのですが、日本は勝ち点の他にトライ数などで計算される「ボーナスポイント」の差でベスト8に進出することはできませんでした。
このボーナスポイントとは以下のルールです。
○勝敗に関わらず4トライ以上あげると1ポイント加算 ○負けチームでも7点差位内の負けならば1ポイント加算
リードしているチームは「トライ」追加のインセンティブとなるし、負けているチームも最後まで諦めないためのルールとしては興味深いものです。相手ゴール近くまで攻め込んだ場合に相手の反則でペナルティキックのチャンスを得た場合、安全に3点のゴールキックを狙うのか、トライ+ゴールの7点を狙うのか勝つための作戦が必要になります。トップリーグの試合ならキックで確実に得点を上積みする方法を選ぶのでしょうが、こういうルールがあると「トライ」を目指すインセンティヴとなります。
今回の日本代表の試合を見ていて「ラグビー」の試合の見方が大きく変わりました。これまで秩父宮でトップリーグの試合を見てきましたが、試合観戦での注目点は派手な「トリックプレー」や滅多にない「ターンオーヴァー」に伴う派手なトライなどを期待していました。というのもキックオフボールを取ってからの陣取り合戦においては、「ノックオン・スローフォワード・オフサイド・ノットリリースボール・スクラムのコラプシング」など反則合戦に成りがちで、繫ぐラグビーの醍醐味が味わえなかったからです。
このような試合ばかりだと、観客は複雑な反則行為を覚えないとラグビーが分からないという事態に陥ってしまいます。英語で表現される反則を理解しないと試合が分からないというのがラグビーが人気スポーツとならない原因のように思えました。しかし今回の日本代表のゲームはトップリーグの試合とは全く別物で非常に反則の少ない試合で、真っ向勝負でぶつかっていくという試合ばかりだったと思います。派手なトリックプレーでは無く反則をせずに確実に攻撃を繰り返してゴールに近づく。そして最後は力でゴール近くにトライをする。こうした基本的な力の戦いが感動を呼ぶものだということが分かりました。
トップリーグやそのほかの日本国内のラグビー試合においても「反則の名称を覚える必要のない」「本格的な」ラグビーの試合を展開して欲しいと思います。それがラグビーファンを増やし2019年の日本で行われるワールドカップを成功に導く大切な要素だと思いました。
| 2015年10月11日(日) |
ザルツブルグ音楽祭の「トロバトーレ」 |
今年4月に放送されたザルツブルグ音楽祭「トロバトーレ」の後半を見終えました。後半ではネトレプコが扮するレオノーラの見せ場が多く、ネトレプコの演技・歌唱は他の歌手に比べて圧巻の出来だったと思います。4月の前半を見た時の感想と同じで、ネトレプコは身体は少しほっそりしたものの、声の深さと幅が増し大変な存在感を示しています。2014年のザルツブルグの祝祭劇場のオペラでは抜きん出て講評だったようです。
ならば、今年の夏のザルツブルグがどのようであったのかネットで調べてみると、何と再びネトレプコの「トロバトーレ」が演奏されていました。それも2014年演出そのままのようです。何故そうなっているのか知りたくて駅前の図書館の「音楽の友」を見に行きました。答えは単純で2014年に好評だった「トロバトーレ」が2015年にもそのままの演出で再演されたのでした。2014年のトロバトーレでネトレプコと並んで観客の注目を集めたドミンゴは2015年には出ていません。
その年に好評を博した演目を次の年に再演するというのは大変効率の良い集客法です。2014年のザルツブルグ版「トロバトーレ」はネトレプコの演技・歌唱で世界中のファンから注目を浴びました。2015年版は舞台セット・衣装そのままで再演されたようですし、出演料が最も高いと思われる「ドミンゴ」を他の歌手に入れ替えたのですかコストはかなり低く抑えられたはずです。
今回の「トロバトーレ再演」にはザルツブルグ市や音楽祭関係者の「危機感」が現れていると思われます。モーツアルトの出生地で嘗ての楽団帝王のカラヤンの出生地でもある「ザルツブルグ」は「音楽」を看板して全世界から観光客を集めてきました。カラヤンの「力」でウィーンフィル、ベルリンフィルの登場が当たり前となっていたので、世界最高峰のオペラ・オーケストラ公演を聴くために音楽ファンにとっては最高峰の音楽祭となっていました。
ところがそうした「世界最高峰」が少しずつ翳り始めていました。カラヤンの後任のアバドはルツェルン音楽祭を梃入れして「世界最高峰オーケストラ」のルツェルン祝祭管弦楽団を組織し自ら指揮台に登ってマーラー等の名演を残しました。サイモン・ラトルとベルリンフィルは2013年のザルツブルグイースター音楽祭出演を取り止め「バーデン・バーデン音楽祭」に移ってしまったのでした。後任のティーレマン・ドレスデンではこれまでのような集客力はありません。ザルツブルグの「ネトレプコたのみ」は暫く続くことでしょう。
そのネトレプコですがどうやら「トロバトーレのレオノーラ役」はオペラ界のスーパースターの座を確固とした記念碑的な重要なレパートリーとなったようです。勿論従来からの歌唱力に加えて「ダイエット」に成功しつつあることが大きく影響していて、ネトレプコが努力していることを聴衆が理解していることは需要なのですが。 以下は「ネトレプコ」ページで発表されているスケジュール等からの情報ですが、世界のオペラハウスがネトレプコを求めているようです。
ネトレプコの「トロバトーレ」の演奏実績・演奏予定
2013年12月 ベルリン国立歌劇場、ルーナ伯爵(ドミンゴ) 2014年 8月 ザルツブルク、ルーナ伯爵(ドミンゴ) 2015年 8月 ザルツブルグ(再演)、ルーナ伯爵(アルトゥール・ルシンスキ) 2015年10月 メトロポリタン歌劇場 ルーナ伯爵(ホロストフスキー) 2016年 1月 パリオペラ座 2016年 7月 ベルリン国立歌劇場、 2016年 3月 日本来日、リサイタル(参考)
|