KENの日記
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2015年04月27日(月) 大阪都構想住民投票告示

大阪都構想に関する住民投票が告示されました。投票日は5月17日となります。今回の住民投票は大阪市民の有権者が対象です。都構想は2017年4月に大阪市を五つの特別区に再編し、現在の大阪市の仕事の中で教育や福祉などの住民関連業務を特別区に、都市計画やインフラ整備といった広域行政業務を府に移して大阪市を廃ししようというものです。

橋本代表率いる「大阪維新の会」が長年準備してきた地方行政改革が実現するのか、逆に住民から否定され「維新の会」の政治的影響力が大きく後退するのかまさしく天王山を迎えようとししています。大阪維新の会の橋本代表はこの住民投票で敗れた場合に「政治第一線から身を引く」と言う決意を表明しています。中央政界では阿倍自公政権の一人勝ち状態で「民主党」は全く頼りになりませんから、ここは中央政界活性化のためにも大阪維新の会には頑張ってほしいところです。

ところで、大阪都構想に大阪市民の賛同が得られた場合に次のステップとして、大阪市に隣接する市町村に特別区に参加するかどうかの意思確認がおこなわれるのだそうです。その対象となるのが「門真、堺、吹田、摂津、大東、豊中、東大阪、松原、守口、八尾」の10市です。「堺市長選」では特別市参加反対派の市長が当選していますし、昨日の統一地方選後半では有力な「吹田・八尾」で統合反対派の市長が選出されました。大阪維新の会ではまずは大阪市の住民の了解を取る付け世論の変化を待つ作戦のようです。関東からは高みの見物となりますが、今後の政界を占う重要な住民投票です。大阪市民の賢明な選択を期待します。



2015年04月26日(日) ネパールで大きな地震発生

25日ネパール中部で大きな地震が発生して1000人を超える死者と多くの怪我人が出ている模様です。ヒマラヤ登山ベースキャンプでは雪崩が発生し外国人登山客の多くが亡くなりましたし、ネパールを訪れていた外国人観光客にも多くの犠牲者が出た模様です。また世界遺産に登録されている首都カトマンズのヒンズー教寺院の幾つかが倒壊してしまった模様です。

ヒマラヤ山脈はインド亜大陸(インドプレート)がユーラシア大陸の下に潜り込む時にユーラシア大陸の地殻を持ち上げてできたのです。地球の地殻運動は今も続いていてインドプレートは北東方向に年に5cmずづ北に移動しているのだそうです。しかもインドプレートは他のプレートに比べて厚さが薄く移動スピードが速いのだそうです。従ってネパールの地表の下の断層には巨大なエネルギーが溜まっていたことが想定されます。

ネパールはヒンズー教徒が8割を占める国家ですが非常に親日国家として知られています。同じインド文化圏に属していても「顔形」が日本人に似ているからお互いに親近感があるのだと思います。スリランカとインドに住んだ経験からすると、インド人的(アーリア人)な顔をしたスリランカ人の多くが仏教徒で、モンゴル系の日本人に似た顔のネパール人の多くがヒンズー教徒であることには少し戸惑いました。

日本にあるインドカレー店の中にもネパール人が「インド・ネパール料理」として運営しているカレー屋さんが多いです。武蔵浦和駅にある「ガルーダ」もネパール人「ダンさん夫妻」が営むカレー店です。「ダンさん夫妻」は昨年後半にお母さんの病気見舞いのために久し振りにネパールに帰国しで日本に帰ってきてからそれほど時間が経っていません。「ダンさん夫妻」のご両親は田舎からカトマンズに出てきて暮しているとのことですが、今回地震で大丈夫あったのかどうか心配です。



2015年04月25日(土) 新宿駅東口の新しい献血ルーム

久しぶりに献血行ってきました。火曜日にネットの日赤献血センターページで事前予約した時には、土曜日の枠は池袋の二つの献血ルームは全て予約枠一杯。新宿東口の前からある二つのルームは一杯で、最近できた新宿東口駅前ルームだけに枠があったためにそこを予約したのでした。

新宿東口駅前献血ルームは新宿駅東口ミズホ銀行の入居しているビルの10階に位置しています。エレベータを探すのに少し苦労しました。新しいので非常に気持ちがよいのですが、最近改修された幾つかのルームと同じで少し趣味的過ぎると思いました。ルームの室内装飾・机・椅子などの設備は非常に凝ったものとなっています。つまりそこに余分な資金が投下されているように思えるのです。

基本的に現在の日本の献血制度は「献血者」はボランティアで血液を提供します。そして血液を入手した献血センターは各種検査をした上で、病院等へは販売しているという制度です。血液センターは血液の売り上げの中から血液センター運営・血液センター整備のための資金を確保しています。従って、献血者を集める献血センターはできるだけ献血者に資金が還元されるような配慮が必要だと思います。通常の土曜日の午後だとかなりの献血者で賑わい献血ルームですが、東口駅前ルームはガラガラという感じで、若い人があまり来ていないのも少し気になったところです。

献血センター設備でいうと各献血ブースにはテレビの代わりに「Ipad」が配備されていました。でもネットにつながっていないので全く意味のないものでした。担当してくれた看護師さんが「Ipad」は献血者に不評だと解説してくれました。待合室にもテレビが設置されていないので少し退屈してしまいます。飲み物供給設備やお菓子コーナーはほ他のルームと遜色ありませんが、献血終了者にたいするアイスクリーム提供がありません。こうしたことが若い人から敬遠されているマイナスポイントだと思えました。

善意で解釈すると新宿東口3つ目のルームは大人向けで、いつも混雑している既存二つにルームとは対照的に混雑させないような仕組みを考えたのかもしれません。もしそうだとすると「狙い」は的中しています。でもルームあたりの献血量が他のルームと比べて少なくなってしまえばそれはまた資金の無駄です。資金はもっとも効率よく活用して欲しいと思いました。



2015年04月24日(金) スペインの巡礼の道

四国八十八霊場の遍路のルートを勉強しているのですが、四国遍路に似ていると思われるスペインの「カミーノ・デ・サンティアゴ(サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路)」について少し調べてみました。この道は世界遺産に登録されているものでテレビでもしばしば取り上げられる有名なものです。

四国遍路八十八箇所を一周する距離は1132.2Kmです。この長さは各札所の本堂の前を基準に計っていますので、本堂・太子堂の移動を考えると移動距離は更に長くなります。これに対しスペイン国内の「カミーノ(道)」の代表的な二本の道は、スペインのピレネー国境の町「ロンセスバージェス」から「サンティアゴ」に続く755Kmの「フランス人の道」、この道と途中で合流する別の出発点「ジャッカ」から出発する822Kmの「アラゴンの道」です。四国遍路もカミーノの日本の未知も踏破するには数十日を要します。但しカミーノがスペイン内陸部を通過していくことに対して、四国遍路は四国周遊なのでところどころで「海」が見えることは大きな違いだと思います。

道の暦史には不思議な類似点があります。「四国遍路道」は弘法大師が中国から帰国して四国の慣れ親しんだ各地の寺を修行の場として815年に確立したとされていて昨年が1200周年の記念の年でした。一方「カミーノ」の歴史は、813年に現在のサンティアゴ・デ・コンポステーラの地で聖ヤコブの墓が発見されたことが始まりなのだそうです。弘法大師が自分の生まれ故郷の四国に修行の場を作ったことに対し、12使徒の一人聖ヤコブはスペインで布教活動をした後エルサレムで殉教しましたが、その遺体が嘗ての思い出の国「スペイン」にもたらされ、埋葬されていた場所が「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」なのだそうです。

ユーラシア大陸の東西の端で同じような巡礼が行われ、宗教に違いがあっても現代の巡礼者達が沿線の人々から暖かく歓迎される文化が残っていることに不思議な感動を覚えます。



2015年04月23日(木) アジア・アフリカ会議

「Asia-Africa Summit Marked by High-profile Absences」これはボイスオブアメリカのアジア・アフリカ会議の記事の表題です。日本では阿倍首相の演説や阿倍首相と中国の習近平主席のトップ会談の事が報道されていますが、60周年記念のアジア・アフリカ会議には各国トップの出席は少なかったようです。更に出席したトップのスケジュールもタイトなようで演説を終えると足早に帰国するパターンのようです。火曜日の行われたインドネシアの「ジョコ大統領」の基調演説には参加国のトップは誰も顔を見せず各国のトップ代理が臨席していたのだそうです。

そして中国の習近平主席、日本の安倍首相の演説のときには互いのカウンターパートは臨席していなかったのだそうです。阿倍首相は、意図的なのかスケジュールの都合で仕方なかったのか知りませんが、習主席の演説が終了してから会場に入ったのだそうです。そして中国の習主席はその安倍首相の演説が始まる直前に席を立って会場から離れたということです。各国首脳が物凄い過密スケジュールの中で動いているのですから仕方が無いのかもしれませんが、習主席・安倍首相の大国のトップがアジア・アフリカ諸国の前で大人気無い行動をするのはアジア・アフリカ諸国、主催国のインドネシアに対して失礼だと思います。演説でリップサービスしても「尊大さ」が見え見えの感じです。

そんな忙しいトップどうしが30分程度の短時間ではありましたが会談できたことは良かったのだと思います。阿倍首相は習主席との会談の成果を強調しますが本番はこれからだと思います。今回のジャカルタ演説の内容をアメリカの両院議員を前に行った場合にどのような反応となるかが最も注目されるところです。

今回阿倍首相は「Remorse」は表現しましたが、「Apologize」はしませんでした。安倍首相のこのようなトーンの演説にアメリカの反応がネガティブであれば8月15日のメッセージのトーンは代わってくるでしょう。また逆にアメリカが理解を示したからと言って、中国・韓国はアメリカには追従して受け入れるということにはならないでしょう。「Apologize」しても何か損になることはないのですからどんどん詫びれば良いと思うのですが。

敗戦70周年の年は既に四半期が過ぎました。首相メッセージの「言葉尻」の問題でうだうだしてないで、日本国・日本国民が今年何をするのか、風化しつつある戦争の記憶をどのように時代に引き継ぐのか。天皇陛下が年頭に触れた「満州事変以降」の歴史をどのように捉えるのか。有意義な70周年の年にしなければならないと思います。



2015年04月22日(水) TPP交渉は進展?

21日未明まで行われた環太平洋連携協定(TPP)交渉は結局妥結できませんでした。今回は安倍首相の訪米を控えて交渉責任者(甘利TPP担当相とフロマンUSTR代表)どうしの折衝が行われましたが、おおかたの予想通り妥結には至りませんでした。日本政府の発表では今回の交渉で「二国間の距離は狭まってきた」とされています。しかしポイントの「日本のコメ市場の開放」「アメリカの自動車部品関税」問題における主張の違いは大きくで決着を先送りしました。

この日米TPP交渉で気になっているのは、交渉に先立って日本政府から発せられる「今回こそ決着」という事前の楽観的な観測情報です。昨年末の「年内妥結観測」もそうでしたが、いつも節目節目のトップ交渉で、嘗ての「大本営発表」のように「今度こそ成果があがる」というような情報がながされます。しかし「妥結できなかった」という事実から日本政府には「交渉に向けての非現実的な希望」があるように思えます。

それは、「自分達は妥協できる幅は少ないけれど、これまで粘り強く交渉してきたのでアメリカがそろそろ譲歩するだろう。アメリカが譲歩すれば今回こそ妥結可能だ」というものです。日本側に妥協する気持ちがあるのであればとうの昔に妥結しているはずです。米国も日本と同じように考えて交渉しているのであれば、この交渉妥結にはまだまだ時間がかかりそうです。コメ市場開放問題でいうと、日本側が5万トン程度の特別枠を設ける妥協案を検討したようですが、米国側には20万トンの要求を変更する余地はないようです。

果たしてどのような決着に向かうのか。時間とコストがかかりますが70数年前のように「戦争」になるよりはずっと「まし」です。それにしても世界の先進国どうしの貿易交渉で「関税障壁の撤廃」ができないとは情けない話ではあります。



2015年04月21日(火) ポメラ購入

ネットショップで注文していたキングジムの「ポメラ」が届きました。配送料込みで4600円と非常に安かったので四国遍路に持っていくために買いました。「歩き遍路」を成功させるためには、持っていく荷物を最小限に押さえることが大切になります。重い荷物を担いで1日数十キロ歩くことは余程体力のある人でないと無理です。中年初心者にとっては尚更大変なことになります。

しかし折角ですから歩きながら考えたこと・遍路で出合った事物などを記憶が新鮮なうちにメモしておきたいのです。そのためにパソコン・タブレット端末(電源込みで)を持っていくことはできませんので、最小限の記録装置としてこの「ポメラDM5」を持って行くことにしたのでした。このポメラは電池を入れずに「285g」、端4電池二本入れても300gと非常に軽量です。そして予想以上にしっかりした作りです。遍路の最中はオフラインとなりますが、毎日の日記は書いて行くことができ帰ってきてから日記帳にアップしようと思います。

因みに他の情報機器は、デジカメ(充電器込み)が350g、携帯電話(充電器込み)が160gです。ポメラと合わせて810gとなります。



2015年04月20日(月) 難民船転覆で多数の犠牲者

18日土曜日地中海のリビア沖で難民を乗せた船が転覆して700人以上が死亡したと報じられました。救われた難民は27名だけだったということです。多くの難民は船下部の船室に閉じ込められていて脱出できなかったようです。アフリカの幾つかの国では部族対立あるいは宗教対立で内政が混乱して治安が不安定になり、貧困も拡大して他国に移民しようという人の数が急激に増大しているようです。

今回の船転覆で亡くなった人達・その運航業者の実態はこれから明らかになるでしょうが、「Human Smuggling 」(密入国斡旋業者)「Human Trafficking」(人身売買)の闇の犯罪組織が関わっているようです。混乱して暮らしいけない故国を逃れようと「Human Smuggling」と取引した難民が、悪質業者に騙されて「Human Trafficking」業者に食い物にされるケースが多いようです。

アフリカからヨーロッパへの密入国する場合の出国地は「リビア・チュニジア」となるようです。この中でも「リビア」はカダフィ政権が倒れてから真面な統治が行われていないので犯罪組織が野放しとなり悪事やりたい放題のようです。アフリカの他の国からの難民は陸路でリビアにやってきて、リビア国内の手配業者と契約してヨーロッパに旅立つのだそうです。

ヨーロッパ側はマルタ島(マルタ共和国)、ランペドーサ島(イタリア領でアフリカに最も近い島)等に上陸を果たすのださおうです。ランドペーサ島はシチリア州に属するため、ランドぺーサ島に上陸した難民はイタリアのシチリア州政府が管轄することになります。ヨーロッパに押し寄せる難民には「EU」が前面に出て救助・保護にあたっていますが、増加する難民の数に対して作が後手に回っているようです。「EU」としてはリビアの内政を一刻も早く立て直し、犯罪組織の取り締まり・難民のアフリカ大陸内での吸収を目指したいところですが、その目途はまったく立っていません。一方EU域内各国の国内世論は「難民問題」を非常に厳しく捉えているようです。中東・アフリカに近い「EU」は本当に深刻な問題を抱えてしまいました。



2015年04月19日(日) ジャパネットたかたのテレビショッピング番組

日曜の夜7時半過ぎですが、テレビのチャンネルを回したところ「ジャパネットたかた」のテレビショッピング番組が放送されていました。日曜夜のゴールデンタイムに「テレビショッピング」を放送して視聴率を稼げるのかしらと怪訝に思いつつも、紹介している「商品」がミズノのウォーキングシューズだったので引き込まれて見てしまいました。

「たかた社長」自ら登場するこの番組は「ジャパネットたかた」の商売方法が良く考えられていて商品の魅力を非常に明確に提示することに成功していたと思います。まずメーカとの太いパイプを構築してメーカの「強い思い」を感じさせる「商品に込められた技術」をしっかり紹介しています。もちろん素材・構造などメーカとタイアップした専門的なプレゼンが行われます。更には「ウォ−キング専門家」がしっかりと商品の有効性をアピールします。そして「たかた社長」が自ら商品のシューズを履いてウォーキングイベントにに参加してその履き心地をアピールしていました。

このウォーキングシューズは運動靴タイプではなくビジネスシューズに近いデザインでキチンとウォーキングをサポートする機能が組み込まれているのです。「たかた」はこの商品を通して中高年層にアクティブで健康的な生活を提案することに成功していました。普段運動不足でも毎日の通勤時とか買い物で少し遠回りして歩くとか「日常での歩行提案」をしているところが「ポイント」です。

そして「ウォーキングシューズ」のあとに紹介されたのが「タニタの体組織計」でした。この商品は単なる体重計ではなく、体重・BMI・体脂肪率・筋肉量・基礎代謝量・内臓脂肪レベル・推定骨量・アクティブ度などの身体の状態を測定できるという優れものです。タニタ食堂で有名になった「タニタ」の製品だけに「本物の健康志向商品」だとの印象を強く与えます。この商品についても非常に引き締まった身体つきの社長自ら測定する場面を挿入するし、もちろん健康管理についての専門的な医者のコメントが加えられています。

さらにこの商品では古い体重計の下取りをしてくれるという配慮を行っています。これはユーザにとっては体重計を買い替えることへの抵抗感を減少させてくれます。たかた社長が何度もコメントするように「家庭における健康管理方法を見直しませんか」というアピールは非常に時世にあっていると思いました。「タニタの体組織計」の後には「健康サプリメント」の紹介でも続くかなと思っていたら「サイクロン式電気掃除機」の紹介になりました。



2015年04月18日(土) 杉山茂丸「百魔」

杉山茂丸の「百魔」(正・続別冊)をさいたま市立図書館で購入依頼していたところ、メールで本が届いた旨の連絡がありました。借りていたCD・本の返却ついでに図書館に入って見た所、さいたま市立図書館で購入したのではなく、所沢市立図書館の蔵書を借用してきたものが届いたのでした。正・続2冊でそれぞれ大部なのですが、まず「正」を借りてきました。

この「百魔」と言う本は怪人「杉山茂丸」が明治・大正期の人物評伝です。その内容に関しては読んだ人しか分からない圧倒的な感銘を受けるものです。最初に取り上げられている人物が杉山と同郷の「頭山満」であることからこの本が尋常ではない内容を含むことが想像できます。

これまで「百魔」は最初大正15年5月に講談社(当時は大日本雄辯会)から出版され、昭和63年に講談社学術文庫から上下ニ冊に分割されて文庫化されました。この文庫版は現在でも入手可能です。この文庫版で原書から幾つかの勝手な変更がなされているということで批判されていたものです。私はこの文庫版を借りてきて読みました。その後2006年に「書肆心水」から正続一体で861ページ・価格8500円という本格的な単行本が刊行されましたが、あまりに大部のため敬遠されていたものです。そして今年1月同じ「書肆心水」から「正・続」分割版が出版されました。漸く読むのに手頃な大きさの本が出版されたので、「買って欲しい」というお願いをしていたのでした。

届いた単行本「百魔(正)」活字はそれほど大きくないものの非常に読み安く、活字が非常に小さくしかも印刷状態の悪い文庫本とは比較になりません。そして杉山がかなり難しい漢字を使い、当て字なども多用しているところにひらがなで「ルビ」が振ってることはありがたいです。私とすれば「さいたま市立図書館」でもぜひ買い揃えて欲しい本ではあります。




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