四国遍路準備のための宿の予約を少しずつしているのですが、幾つかの民宿が廃業しているために予定していた行程を変更せざるを得ない場面にぶつかります。廃業の理由の多くは運営者の高齢化です。札所と札所の距離が長い区間では、野宿を敬遠する場合(年配遍路は野宿は敬遠するでしょう)には民宿に頼るほかありません。
元々遍路宿は非常に経営が不安定です。冬場は遍路客が減って閉鎖する宿がありますし、そもそも遍路客の数が増えているのかどうかわかりません。また、遍路に対して「接待」する文化がありますから、遍路客相手の宿代を「値上げする」ことは難しいものがあります。そうした厳しい環境下でもこれまで遍路宿が維持されてきたのは、宿を運営する方々の善意と遍路文化を守ろうとする気持ちが大きかったのだと思います。しかし山間部の僻地の民宿では後継者を育てることは非常に困難であり、運営者の高齢化の進行は食い止めることが出来ないようです。
四国八十八箇所遍路の場合には、山間部の宿として欠かせない場所にある民宿が少なくありません。そうした民宿が閉鎖されてしまうと、歩きの四国遍路は益々困難となってしまいます。今後も民宿が減っていくとなると、これまでとは違った遍路の形が求められてくるのかもしれません。これまでのような遍路文化を長く守っていくために、民宿運営を上手く世代交代していく解決方法が求められています。
| 2015年04月11日(土) |
サンジョベーゼのワイン |

サンジョベーゼの美味しいワインがありましたので記録しておきます。二本とも千円以内で買うことができるので非常にお得です。
右のボトルはトスカーナ州の「カラピア−ノ」というブランドです。ホームページによるとこのワイナリーの建物は1500年代のフィレンツェのメジチ家の建築家によって作られたもの非常に貴重なものであるようです。ワインの製法も昔風の作り方を守っているのだそうです。この「サンジョベーゼ」を飲んでまず気付くのは「渋み」です。果実味と渋みが上手くミックスしていると思いました。洗練されたスマートなワインではなく非常に素朴なワインです。ワイナリーはフィレンツェの西の丘陵地帯「ランポレッキオ」にあるとのことです。
左のワインはエミーリア・ロマーニャ州の「サンジョベーゼ」から作られたワインです。ネット情報によると2011年2月に国際ワイン品評会「ベルリン・ワイン・トロフィー」で「金賞」を獲得したワインだそうです。金賞受賞だけあって非常に洗練されていると思いました。「カピアーノ」と対比しながら飲むと非常に面白そうです。味わいは「サンジョベーゼ」種らしく非常にフルーティで飲み安いです。エミーリア・ロマーニャ州はトスカーナ州の北に隣接する州でトスカーナと並んで美味しい食材が豊富な州です。そういう地域の葡萄ですから間違いはないと思います。
暫く南部イタリアの「モンテプルティアーノ」「ネッロ・ダボッラ」「プリミティーヴォ」等のワインを飲むことが多かったのですが、サンジョベーゼでこれだけ美味しくて安いワインが手に入るのであれば選択の幅が更に広がります。中部イタリアのワインは南部ワインの「明るく陽気な感じ」に比べて、若干ですが「真面目さ・堅さ」が入るような気がします。日本の気候・風土にはそのほうが合っているかもしれません。
| 2015年04月10日(金) |
天皇・皇后パラオ訪問 |
天皇、皇后両陛下がパラオを訪問され、第二次世界大戦の激戦地「ペリリュー島」で戦没者の慰霊をされました。一泊二日の強行日程だったようです。日本からパラオまでの飛行機は民間のチャーター機が使われたそうですが、パラオでの宿泊は海上保安庁の巡視船「あきつしま」が使われたそうです。ペリリュー島への移動はヘリコプターで行かれたのでヘリポートのある巡視船が便利であったということです。
巡視船に宿泊してまで「ぺリリュー島訪問に拘った天皇・皇后両陛下の平和に向けた行動には「執念」のようなものを感じます。皇后陛下はいつものように常に天皇の直ぐ後ろで天皇をそっと支えていらっしゃいます。お二人が相当固い決意をされていると見受けられます。昭和34年に結婚されたお二人ですが昭和天皇から「先の大戦での戦没者慰霊」のことをしっかり教えられたに違いありません。
今年は戦後70周年ですが天皇陛下のお気持ちには80周年・90周年を恃むお気持ちはないでしょう。若い皇室のメンバーにそして日本国民に対して昭和天皇から引き継いだ「教え」を暗黙で示されているように思えます。これからも第二次世界大戦の激戦地をできるだけ多く慰霊し、「過去」としっかり向き合う姿を示していくことでしょう。
その観点からすると天皇陛下には「時間が足りない」との思いがあるかもしれません。「靖国神社」に自ら参拝するような環境にはありません。第二次世界大戦で最大の被害を被った中国、そして日本に併合されて日本軍の一部として戦争に参加した韓国、この二つ隣国に対して天皇陛下が訪問できない状況も天皇には残念なことだと思います。そうした状況を打開できないでいる「政治」は、嘗て「戦争を始めた頃」に比べて進歩しているのかどうか考えさせられます。
今日の東京証券所取引所の日経平均株価は「19937.72円」で終わり、「2万円」の直前まで買い進められました。日銀金融政策による継続的な通貨供給で「円」は120円近辺で推移していて、輸出分の利益が自動的に膨れ上がり日本の代表的輸出企業の業績は黙っていても好調に見えます。更に政府の指導なのでしょうが、年金基金を始めとする「公的ファンド」の運用が「日本株比率」を増やし株価を下支えするので、外国人投資家には非常に魅力的に映っています。これまで何度か「2万円」に近づいては反落してきました。果たして明日はどうなるのか。
安倍首相の狙いはこうした官製株高環境下において「第三の矢」を放って、企業の意欲を本格的なものとして景気回復に持って行きたいところでしょうが果たしてそうなるでしょうか。現在の成長市場分野が「介護」「医療」などの高齢化対策市場であることが気になります。高齢者がお金を持っている時代は成長もするでしょうが、これが長続きしどんどん拡大することは在りえないと思います。高齢者向けの福利厚生は「若者」が拠出しているので若者の負担が大きくなるだけだからです。「夢」のある研究開発ができていないのではないかと思われます。
内戦が激化して治安維持が困難になっているイエメン国内に在留していた日本人1人が、中国艦船によって移送されて隣国オマーンに無事非難到着したというニュースがありました。これに対して菅官房長官は次のようにコメントしました。
「中国政府より、現地に滞在する中国人を通じて邦人旅行者に(艦船による退避の)申し出があり、本人が受け入れることを決めた。日本政府として、中国政府に輸送の働きかけや要請は行っていないが、中国政府の申し出・対応で移送が可能になったので謝意を示させていただいた。」
邦人安全確保の役割を担うイエメンの日本大使館は、既に2月15日に一時閉館され、当面カタール大使館内にで一部業務を継続することになっていました。そして退避と同じタイミングで在留邦人に対して「退避を勧告します。渡航は延期してください」との危険情報を発出しました。また、イエメンに滞在されている在留日本人に対しては直ちに同国から退避するよう「強い勧告」が」ありました。今回中国船で退避した日本人が2月15日以降どのような理由でイエメンに滞在していたのか分かりませんが、日本政府がその存在を把握していたのか、どうかはっきりしません。
イエメンではシーア派の反政府武装組織「フーシ」の侵攻によって首都サヌアが制圧されました。これに対し3月26日に隣国のサウジアラビア(10ケ国連合)が首都サヌア等に対する空爆を開始しました。空爆は3日間続き一旦中断しました。3月28日には批難していたイエメン大統領が隣国サウジアラビアに脱出し亡命政府のような形となってしまいました。
サウジアラビアの空爆を受けてイエメン国内の全ての空港の民間航空機の発着は一部のチャーター便を除いて運行が停止されました。この状況下においてイエメン国内に多くの在留中国人を抱えていた中国大使館・政府の対応は以下のようなものでした。空爆の始まる直前に中国ミサイルフリゲート艦の「Weifang」「Linyiの2隻と輸送船「Weishanhu」の合計3隻がイエメン近海に派遣されていました。空爆が中断した3月29日にこの3隻によって中国人避難作戦が開始されということです。
3月29日の最初の退避作戦では122人の中国人と中国企業の二人の外国人をアデンからジプチに「Linyi」によって移送しました。30日の作戦ではアルホダイダから449人の中国人と6人の外国人を「Weifang」で移送しました。「Linyi」は30日に再びアデンに戻り225人の外国人移送作業に就きました。これは10ケ国からの要請の基づく作戦であったようです。
この後3月31日には「Linyi」が24人の中国人・14人の中国大使館職員・45名のスリランカ人をアルホダイダ港からジプチに移送しました。31日には「Weishanhu」船が中国人9人と日本人1人を乗せてアルホダイダからオマーンに到着したのだそうです。この一連の作戦で中国人629人、外国人279人がイエメンから移送されました。
日本政府としてはいち早く大使館を閉鎖し「強い退避勧告」を発出して「日本人」を危険地帯のイエメンから退去させた積りだったと思いますが、政府の退避勧告に従わない「日本人」はいるものです。サウジアラビアの空爆開始でイエメンから出国する飛行機は運航停止されていますから、もし日本政府が「日本人」の存在を知っていたら何らかの措置を講じていたと思います。それは自ら救出に行くかあるいは他国の救出作戦に助けてもらう方法となります。
菅官房長官が「中国政府に輸送の働きかけや要請は行っていない」と発言したことは、日本政府が既に当該日本人の救出作戦を開始していたか、あるいは「日本人」の存在そのものを知らなかったかのどちらかです。もし後者であれば日本政府の情報収集能力が劣っていたことになりますし、前者であれば日本の救出作戦のタイミング・スピードが中国政府の作戦より劣っていたことになるでしょう。何れにしても「中国に要請していない」という発言は日本政府の非常に鈍い危機管理体制を如実に示しているようにしか思えません。日本政府は余分なコメントを付け加えずに素直に感謝しておくべきでした。
| 2015年04月07日(火) |
アジアインフラ投資銀行 |
中国が設立を主導している「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」創立メンバーの参加申し込みが3月末で締め切られました。最終的な参加国は50か国以上と報道されていますが、実際に申し込まれたのは35か国で、現段階で申し込み申し込み中の国・地域が23か国以上あるようです。西側先進国もアメリカ・日本を除いて参加の意向を示しています。日本はアメリカに追随して創立メンバーへの参加を見送るようです。
現在、この種の公的な国際金融機関には「世界銀行、IMF、アジア開発銀行」があります。世界銀行は本拠がアメリカにありアメリカ人がトップを占める慣行です。ADBはマニラに本店がありますがトップは日本人が就く慣行です。「IMF(国際通貨基金)」には欧州出身のトップ(専務理事)に就く不文律があります。米・欧・日本が主導する3組織は基本的に西側先進国の価値観をベースにして運営されています。
「IMF、世界銀行(世銀)、アジア開発銀行(ADB)」があるのに「AIIB」を作る理由はある程度明らかです。これまでの西側主導の国際金融に対して発展途上国からは不満がありました。発展途上国の通過は常にドルに対してインフレ気味になる環境がありました。外貨借金の返済には大変苦労するのです。そうした環境を知っている中国が経済力を背景に自らが主導する国際金融秩序を確立しようとしているのだと思います。
スリランカに住んでいるときには現地で世銀・IMF・アジア開銀に対する不満をしばしば耳にしました。端的に言うと債務を負った国は西側先進国の「モノサシ」で内政が干渉されるのです。様々な指標でモニターされ、望ましい方向に進んでいないと厳しく勧告されます。一方で自力で「テイクオフ」することは非常に難しいのも現状です。中国の経済発展が殆ど自力ここまで来たことは非常に珍しい例です。政治体制は横に置き、中国が自らの経済発展の経験を発展途上国に伝授し、更にはアメリカに代わる巨大輸入国となって周辺国からどんどん輸入するとすれば十分に機能すると思われます。
中国国内の不正・腐敗が酷いことから、中国の「AIIB組織運営が不透明」という指摘がなされますが、世銀・ADBの資金が発展途上国の独裁者にピンハネされたり、貸した資金で作られたインフラが使われなくて無駄になったりした例は沢山あると思います。ここは中国の提案に世界がこぞって賛成し、中国のお手並みを見ることがベターだと思われます。
| 2015年04月06日(月) |
上野東京ラインが便利です。 |
「上野東京ライン」の開通で「さいたま⇔横浜」の通勤が非常に楽になりました。「湘南新宿線」以上の効果があったと言えると思います。湘南新宿線は中途半端であったという気がします。というのも高崎線・宇都宮線の列車では「湘南新宿線」へ乗り入れる電車が少なすぎました。池袋−大崎間は「埼京線」と同一の線路を走るために本数が増やせないのだと思います。
今回の「上野東京ライン」開通でこれまで「上野止まり」だった電車の殆どが東海道線乗り入れとなったことの効果が大きいと思います。朝の通勤電車(南行き)では「東京駅」で降りる客が大変多く、赤羽根から乗車すると「東京駅」で座れる場合が殆どです。東京から乗ってくる利用客には申し訳ない気がします。夕方の通勤電車(北行き)では横浜で殆ど座れますが、横浜で座れなくても次の「川崎」で座れることが多いです。東海道方面は横浜・川崎など神奈川県北部の都市から通勤で通っている人が意外に多いことが分かりました。
「上野東京ライン」開通で影の薄くなった「湘南新宿線」ですが、これから「東京臨海線」への乗り入れを狙うと面白いと思います。先月までの春休み期間には高崎線・宇都宮線でディズニーランドへ行くと思われる子供達が非常に目立ちました。湘南新宿線・臨海線・京葉線でディズニーランドに直接いけるようにすると便利だと思います。そしてその代わりとして埼京線の一部を横浜方面に乗り入れることとすれば、埼京線の利用価値もあがります。私の通勤はもっともっと楽になります。
お遍路の道具として「お線香」は欠かせないものです。四国の八十八霊場巡礼では一箇所の霊場本堂に参拝して「線香3本」あげるとして合計264本必要になります。本堂に加えて「太子堂」にもお参りするとその倍必要になります。我が家には母の葬儀に頂いた線香が沢山残っているのでそれを活用しようと考えています。
しかし仏壇にしまって置くのではなく道中持ち歩いて、参拝するお寺で少しずつ取り出すという作業は大変面倒です。衝撃で線香が折れてしまったり、雨で濡れてしまったりしては困ります。そこで考えたのが「線香ケース」です。発想として「マーブル・チョコレート」のケースは良いのではないかと考えてスーパーのお菓子売り場に行ってみました。残念ながら「マーブル・チョコレート」の箱は通常サイズのでは小さいし、大型のものは大きすぎました。
ところが「マーブル・チョコレート」の近くに明治製菓の「チョコベビー大型」が置いてあり、大きさはずばり線香の長さにぴったりでした。しかもプラスチック製なので雨にも強いです。早速ひとつ買い求め中身は妻と二人で処分しました。そして線香ケースとなったのが下の写真です。このケースは元は「チョコレート」の甘い香りがしていましたが、今は「お線香」の甘い香りがしています。

| 2015年04月04日(土) |
ウォーキングシューズ購入 |
「ウォーキングシューズ」を買いに出かけました。朝から「北戸田イオンモールのスポーツショップ」「武蔵浦和のオリンピックの靴売り場」「武蔵浦和マーレの東京靴流通センター」の3件を回りました。ずっと同行してもらった妻は大分疲れてしまいました。
「ウォーキングシューズ」選びは「自分の足にあったものを買う」ことが大原則ですが、本の情報には「厚い靴下を履きインナーソールを利用するので大きめの靴を買うこと」とか「靴の性能は価格に比例する」といったことが書いてあるので専門店から探し始めたのでした。しかし結局分かったことは、高級ブランドの靴には「幅広タイプ」の靴は殆どないということです。最近の若い人達の足は非常にスリムでそういう足に合わせて靴がデザインされている可能性があります。
最初のイオンモールのショップでは足のサイズを測ってもらいました。その結果は左足は「長さ24.1cm、幅10.1cm」、右足は「長さ23.9cm、10.3cm」でした。測定したのは午前中ですが朝散歩に出て8000歩くらい歩いているので十分酷使して膨らんだ後の足の大きさです。このデータで明らかなように私の足は「長さは大変短く、足幅は普通より大分大きい」というものです。従って標準の形をした靴では大きめの靴を買わない限り足が入らないのです。「大き目の靴」で自分に適した靴を探しましたが、全くといって良いほど程ありませんでした。靴下を二枚重ねにして試着してみるのですが、足幅が適当な靴は靴のつま先が大分余ってしまいました。
結局最後に寄った「東京靴流通センター」に「5E」という運動靴があり、これを試したところ適度な大きさであったためその靴を買ってきました。靴大きさのJIS規格には「A、B、C、D、E、EE、EEE、EEEE、F、G」の10種類あるそうです。多分「5E」というのは「F」のことだと思います。殆どの靴サイズが「EE、EEE」なのだそうでF、Gなどの大きさの靴は殆どないようです。最近になってこうした珍しい大きさの靴が出始めたようです。こうした珍しく幅広な靴に出会えて良かったです。
会社の庭の桜が丁度満開を向かえました。横浜港に近く風が強いので会社の桜は横浜市内にしては開花は遅いほうです。暖かい日が続いて丁度週末に絶好の花見タイミングとなりました。今日は風が少し吹いてはいましたが桜の下での花見がありました。
会社建物の直ぐ近くが花見会場となるため、料理の準備・トイレなど花見をするために必要な設備は完璧に揃っています。更に言うと料理の上手な方が何人も居て、大きな寸胴ナベもそろっているので宴会の料理は本格的なものとなります。また「バーベキュー奉行」的な方もいますので強い「炭火加減」で美味しいバーベキューを楽しめるのです。こうしたスキル・設備は「船」を運行している会社の強みです。
アルコールについても一家言持つ人が多く美味しい酒・焼酎が揃うのですが、今日は何と「十四代」を飲む機会に恵まれました。さすがにバランスが高いレベルで取れていて本当に美味しい酒だと思いました。また終戦時の海底線敷設船遭難で縁のできた北海道増毛町の蔵元「国稀」の酒もありました。この蔵元は日本最北端の蔵元で非常にすっきりしたお酒を造っているのです。花見の宴はやはり日本酒が合っていると思いました。
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