KENの日記
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2015年01月06日(火) 戦後70年

昨日のBSフジの「プライムニュース」で作家の「半藤一利」さんをゲストに迎え「戦後70年とは何なのか」と題して半藤さんのお話を放送していました。東大の加藤陽子教授もゲスト席に座っていましたが発言の機会は半藤さんの方が圧倒的に長かったです。これは実際に戦争体験をした半藤さんと戦後生まれの加藤教授とでは言葉の重みが違うので仕方ないでしょう。半藤さんが上手に加藤さんに話を振るのですが、加藤さんの説明は常に研究者の話し振りで誤解を避けようとして冗長になるので分かり難かったです。

幅広い層の視聴者が見ていたようで視聴者からの質問は重要なポイントを突いていました。阿倍首相の「積極的平和主義」についての半藤さんの答えは予想の範囲内で無難なものだと思いましたが、「一般国民の戦争責任」を問われた時の半藤さんの話は少し弱かったと思います。敗戦前後の日本国内の酷い状況(食糧難、アメリカの爆撃による被害など)を経験経験しているだけに、一般国民が戦争責任を反省していないとしながらも、当時国民が自らその日を生きるのが精一杯であったことから、戦争の責任を云々する状況でもなかった(ムニャムニャ・・・)という雰囲気でした。

昨年読んだ本に「長崎の鐘」があります。1949年に出版されて非常に読まれた本で、今でも歌われる「長崎の鐘」の元にもなった永井隆の作品です。この「長崎の鐘」を読むためには、その後ろに収録されている「マニラの悲劇」も読まなくてはなりません。「マニラの悲劇」は日本軍がマニラで行った「マニラ大虐殺」の記録なのです。GHQは「長崎の鐘」の出版については「マニラの悲劇」と合本とすることを条件に出版を許可したのでした。

永井教授の被爆体験は原爆の破壊力の凄まじさを医者の立場から冷静に描写したものです。広島・長崎の原爆被害に留まらず、東京大空襲を始めとする日本各地への爆撃・社会の混乱は酷かったと思います。「長崎の鐘」はそのことを後世に伝える貴重な作品です。一方で、現在「長崎の鐘」を知っている人で「マニラ虐殺」のことを知っている人はどれくらい居るでしょうか。「マニラ虐殺」だけに留まらず、日本軍が満州事変から太平洋戦争で進出した地域において「反省すべき」あるいは「記憶に刻むべき」事件は幾つもあったのだと思います。マニラ市内の観光地「サンティアゴ要塞」には「マニラ大虐殺」のことを記した小さな看板があります。

戦後も70年も経つと戦争を知っている世代は少なく、戦争を語り継ぐチャンスがどんどん消えて生きます。戦争を語り継ぐ場合に「自分達の苦しかったこと」「自分達が被った」ことは語り継がれ易いですが、「自分達が犯した罪、自分達が行った恥ずべき事」を語り継ぐことは難しくなります。それは私達の先達の「間違い」を語り継ぐことです。決して英雄美談ではありません。その話は常に辛く・恥ずかしく・恥ずべきで・できれば聞きたく無い種類の話となります。しかしそれを語り継ぐことこそ「戦争責任の自覚」では無いでしょうか。戦争経験者の方には是非とも恥を忍んで語ってほしいと思います。





2015年01月05日(月) AirAsia遭難機の情報

昨年末12月28日の日曜日の朝に消息を断った格安航空会社「AirAsia」QZ8501便(スラバヤ→シンガポール)の捜索が続けられ、機体の一部と犠牲者の遺体30体以上を収容したそうです。遭難した機体の大部分と思われる大きな物体も水中で確認されているようでフライトレコーダーも間もなく回収されそうです。

QZ8501便はスラバヤ空港離陸後のジャワ海上空で悪天候に遭遇し、雨雲を避けるため高度を32000フィートから38000フィートへの変更と西への進路変更をインドネシア管制塔に申し出ました。しかしインドネシアの管制塔は当該上空には別の飛行機が飛行中のため、進路変更のみ認め高度変更の許可はしなかったののでした。この交信の後にQZ8501便は連絡を断ったのでした。なぜ上空に別な飛行機が飛んでいる状況なのだろうか訝しく思っていましたがここにきて追加情報が明らかにされてきました。

AirAsiaの「スラバヤ→シンガポール」便は周4便の飛行許可を得て運行されていましたが、その運航許可には「日曜日」は含まれていないのだそうです。つまり日曜日にはこの飛行機がこの空域を飛行することにはなっていなかったようです。この日のこの時間帯にQZ8501便が消息を絶った空域には6機の飛行機が飛行している状態で混雑していたのだそうです。混雑空域での悪天候ですから飛行許可を得ていないQZ8501を優先的に退避させる許可がでなかったと考えられます。

しかしQZ8501便はこれまでもずっと違法に日曜日に飛んできていたことになります。これまで何の問題も発生していなかったのでしょうか。管制官とか航路を管轄する管理当局はずっとこの事態を見逃してきたのでしょうか。もしこのようなルール違反が原因して、悪天候回避措置が採れずに飛行機が墜落したのであればこの飛行機事故は全くの「人災」だと思います。フライトレコーダの捜索も重要ですが、そもそも空港行政がどうなっていたのか明らかにして欲しいと思います。



2015年01月04日(日) 獅子舞

武蔵浦和駅まで買い物にいったところ、駅前マーレで「獅子舞」があるということなのでつまと二人で見てきました。商店街行事の「獅子舞」なので「アマチュア」で大したこと無いかなと想像していたのですが、かなり本格的なので驚きました。その親方的な方が武蔵浦和駅近くに住んでいるということでまたビックリでした。


元日にひいた「おみくじ」が微妙な内容であったので、今日はどうしても「獅子舞」の「獅子」に頭をかじって貰いたいと思いました。幸いにも2回も頭をかじってもらい、大黒様の「打ち出の小槌」でも励ましてもらいました。これで今年一年の運勢は少し挽回できただろうと思います。後は日々注意を怠らないことが肝心だと思います。しかし早くも年末・正月の食べ過ぎ・飲み過ぎで体重は許容量をオーバーしました。明日5日から節制に努めようと思います。



2015年01月03日(土) ラグビートップリーグのセカンドステージ

今日は天気が良かったので、ラグビートップリーグの第6節の「NTTComシャイニングアークス×サントリー」の試合を秩父宮ラグビー場に見に行きました。トップリーグセカンドステージは今日・明日と第6節が戦われます。上位8チームの総当たり戦で行われているセカンドステージは書くチーム7試合行われますが、NTTComシャインニングアークスは現在5連敗中です。なんとか1勝するべく今日はサントリーとの試合でした。

昼飯で少し時間を使いすぎて秩父宮に着いたのは丁度「アークス」がトライを決めた直後でした。強豪サントリーに対して苦戦していると思ったら何と5対5の同点の試合を演じているではありませんか。前半は流石にサントリーに追い込まれますが、今日の「アークス」は最後に踏ん張り、いつものように追加点を許して話される展開とはなっていません。守備がしっかりしていることに加え、攻撃でも厚みのある展開が見られ、確実なキックでサントリーにリードして前半を終えました。



後半になっても「アークス」の勢いは衰えず試合は互角の様相です。その中でアークスはペナルティキックで追加点を奪い「17×13」とリードしました。このまま逃げ切れるか、それともサントリーにゴールを許して逆転されるかという非常に緊迫した後半の試合が進みました。

アークスが好機を逃した後にサントリーがアークスのゴールライン近くでスクラムを得ました。それまでサントリーと互角の試合を進めているとは言え、スクラムではことごとくサントリーに押し込まれるか、コラプシングに逃げてきたアークスです。サントリーは後半のこのチャンスにスクラム(ゴールラインまで3m位)でアークスを押しそのままトライを決めました(後半26分)。試合は結局そのまま「17×18」でサントリーが勝利しました。アークスは善戦しただけにスクラムで逆転されたのは残念でした。残るは11日の最終第7節です。現在第3位にいる「東芝」が相手です。来期に向けて何とか1勝したいところです。



2015年01月02日(金) 二羽のカワセミ



今日朝早く近くの「笹目川」に散歩にいったところ、二羽のカワセミがいました。正月二日なのでカワセミ狙いのカメラマンの姿はなく非常に静かな状態だったので二羽でやってきたのかもしれません。一羽だけでも貴重なカワセミを二羽同時に撮影することができました。この場所は休日の朝など長い大型望遠レンズ付きカメラをスタンドに取り付けた愛好家がカワセミ撮影狙いで集まります。カワセミ愛好家には関係ないですが、ここではカワセミの他に、鴨、サギ(アオ、シロ)、亀、鯉、蛙など多くの撮影することができます。暖かくなって鳥の餌となる小魚の量が増えるともっと賑やかになると思います。



2015年01月01日(木) 2015年元旦

2015年(未年)の私の年賀状です。「羊」は私の干支であり、「平和」で「ノンビリ」しているという印象があります。この「羊」のイメージにピッタリなのがバッハの「羊は安らかに草を食み」の音楽です。羊の絵とバッハ作曲のこの曲の楽譜を組み合わせてみました。



元旦の恒例で近くの神社に初詣しそこことし一年を占う「おみくじ」をひきました。私の干支の「羊年」なので箱の中の「おみくじ」をひくときには少し緊張しました。引き当てたの「おみくじ」の運勢は「大吉」で安心したのですが、詳しく読んでみるとかなり注意が必要な内容になっています。還暦の年の「おみくじ」で、内容が内容なので一年間忘れずに気を付けるように記録しておくことにします。

「運勢」:大吉:思うように見えてこころにまかせないことがある。思わぬ幸福があるようですが、よく気をつけないと後になって損をすることがあります。女難あり、女性は金難あり。気をつけることです。

「教え」:言い訳が上手くなるほど他人からの信頼は失われていく。

「天のみこえ」:ゆるされてまなびの窓をいづる子よ。思わぬ道にふみな迷いそ。

「言」:天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。


「願事」:初めに気をつけないと途中で失敗します。

「失物」:女性に尋ねなさい。知っているでしょう。

「旅行」:行きなさい。女性に溺れてはいけません。出費に注意することです。

「学問」:難しいです。さらに勉強することです。

「争いごと」:女性を相手にすると負けるでしょう。

「転居」:安心して変えてみることです。

「縁談」:女性は思うままになります。男性は取り消すのつかぬことが起りますから注意することです。



2014年12月31日(水) 大晦日

非常に天気が良く暖かい「大晦日」となりました。私は午前中に車の洗車にいってきました。オートでない自分で洗うタイプの洗車場がだんだん少なくなったこともり、大晦日の洗車場は大変混んでいました。少し待ちましたが無事に車を洗うことができました。私の場合、車を洗うと「雨」が降るのですが、1日・2日は良い天気が続いて欲しいと思います。

今年の年末・年始の休みは土日の関係で「9日間」の長期休みとなりました。この休みを利用して年内に「旅行」しようかと考えていたのですが、12月初旬に妻が「足指」を痛め、長時間の歩行が無理となってしまったのでこの休みは基本的に「家で過ごす」ことになりました。部屋の掃除・お正月料理の準備など比較的順調に進み、今日私が洗車している間に妻と長男がお正月料理の材料を買い込んできて一応買い物は終了しました。

時間が余裕ある分「テレビ」を見る時間も取れるのですが残念ながら面白そうな番組は殆どありません。と言うわけで、これまで録画してよく見ていなかった「マノン・レスコー」「ナブッコ」の二本のオペラを見終えました。
プッチーニの「マノン」、ベルディの「ナブッコ」は二人のオペラ作曲家の代表的な有名作品の「次」くらいに位置する作品だと思われます。それぞれ素晴らしい曲を持っているのですが、ストーリーの展開に「唐突」な部分があるように思われます。(何回も見ると分かってくるのかも知れませんが)

私は「赤・白」の間に少し休憩睡眠の時間を取り、「赤・白」が終わる頃に起き出して年越し蕎麦を食べ、近くの「観音様」に初詣に行きます。これが最近の我が家の「年越し」となっています。



2014年12月30日(火) 象の像




年末掃除の片手間に少しですが自宅の趣味の収集品の整理しました。「象の像(置物)」が幾つかあるのですが、このチャンスに一同に集めて写真をとりました。1番大きな象はスリランカ南部の木彫りショップが集中しているヒッカドゥアという街で購入したものです。ヒッカドゥアはスキューバダイビングでも有名なので、スキューバを楽しみに来る外国人向けの土産物屋が多いのです。

インドのヒンドゥー寺院にも象がいることがありますが、スリランカの大きな仏教寺院では必ずと言っていい程、その寺所属の「像」を飼っています。一年を通して満月の日にはスリランカ国内のどこかの寺院で「祭り」が行われ、その際の催し物では「象」が主役を演じます。スリランカはインドより「本物の象」と身近に接することができます。象の像(置物)も色々なものがあります。上の写真ではスリランカで手に入れた置物が多いです。

インドで「象」というと「ガネーシャ神」ということになります。「ガネーシャ」はシバ神とパルバティ神夫婦の長男で「知恵・商売」の神として人々の人気を集めています。インドの商業の中心地「ムンバイ」は典型的にガネーシャの人気が高い地域です。ガネーシャ像はかなりデフォルメされ、様々な形のものがあるので趣味で集めるような種類のものではないように思えます。上の写真には「象の形をした像」だけを並べてみました。



2014年12月29日(月) 2014年の献血記録

2014年は14回献血しました。今年の献血の状況を記録しておきます。数値はグリコアルブミン比率です。この値は過去2週間程度の血糖値の値を示しているのだそうです。基準値の値は「15,6」未満だということですが、GA(グリコアルブミン)の寿命がHbA1c(グリコヘモグロビン)の1/3程度だとことなので、HbA1c比率の3倍を目安として考えています。HbA1cの目標を「6」と考えていますので、GAの目標値は「18」ということになります。

第114回 2月 2日(日) 18.6%
第115回 2月22日(土) 18.4%
第116回 3月14日(土) 18.7%
第117回 4月26日(土) 18.4%
第118回 5月15日(木) 18.5%
第119回 6月 6日(金) 18.6%
第120回 6月29日(日) 18.2%
第121回 7月26日(土) 18.7%
第122回 8月15日(金) 18.8%
第123回 9月 6日(土) 18.1%
第124回10月18日(土) 18.7%
第125回11月 1日(土) 18,6%
第126回11月22日(土) 17.8%
第127回12月21日(日) 18.2%

今年の血糖値の状況を見ると、「目標」の「18」を切った回数が1回、18%前半が6回、18%後半が7回でした。残念ながら血糖値が目標通りコンとロールできたとは言い難い状況でした。



2014年12月28日(日) エアアジアの飛行機遭難

インドネシアのスラバヤからシンガポールに向かっていたマレーシアの航空会社エアアジア旅客機(QZ8501便)が消息を絶ちました。この飛行機は乗員乗客は162人を乗せて、28日の午前5時35分(日本時間7時35分)頃にスラバヤの空港を離陸しました。インドネシア航空当局の情報は同機が6時18分に消息を絶ったというものであり、エアアジアの発表は午前7時24分に機影が消えたというものです。情報はまだ錯綜しています。

飛行機との連絡が途絶える前に同機のパイロットでは「悪天候で雲をよけるために高度を上げたい」との連絡があったとのことです。飛行機がレーダーから消えるという事件は、今年3月8日の発生したマレーシア航空MH370便の遭難事件と状況が似ています。明日の夜明けから本格的な捜索活動が開始されますが、遭難のあった現地の机上が非常に悪いので捜索活動は難航するものと思われます。マレーシアの航空業界にとって2014年は悪夢のような年になりました。

それにしても日本のテレビ業界の年末報道体制には呆れます。8時から11時ごろまで地上波でもBSでも、NHKでも民放でも全くニュース番組がありませんでした。年末・年始特別番組に趣向を凝らし、一年を振り返り・色々面白そうな話題で特別番組を作り、視聴率を競い合う状況が当たり前になっていますが、他国の事、犠牲者に日本人がいなかったということもあるのでしょうがニュース報道が非常に軽くなることに少し怒りを感じました。




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