KENの日記
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2014年10月28日(火) 終戦70周年に向けて

「朝鮮日報」のネット版に心配な記事が掲載されました。来年の終戦70周年に合わせて、韓国で「慰安婦の生涯」を扱った映画の撮影が開始されたというのです。主役は韓国の女優「Son Sook」さんが務め、日本人俳優の出演することになっているとか。韓国ロケ終了後は「中国」に場所を移しての撮影があり、来年の8月15日からの一般公開を目指しているとのことです。こういうプロジェクトについては中国も大賛成すると思われ、中国国内でのロケも順調に進むことでしょう。

10年以上前ですがドイツのユダヤ人迫害を扱った「シンドラーのリスト」が作られました。スピルバーグ監督の名作です。ジョン・ウイリアムズが担当しテーマ音楽も素晴らしく歴史に残る映画だと思います。戦争を扱う映画でそれも終戦70周年に合わせるのでしたら、将来にむけて意味のある「前向き」の映画を作って欲しいと切に思うところです。

どういう映画になるのかまだ分かりませんが「戦争の悲惨さ」ばかり前面に出すような映画はちょっと辟易です。というのも世界大戦終了後70年も経つのに世界には「争い」が絶えないからです。戦争の悲惨さは現代進行形で中東で展開されています。昔から隣国等から侵略され悲惨な戦禍を経験してきた「韓国」には、島国根性で知恵の出ない日本を出し抜いて「大人の韓国」の「知恵」を見せて欲しいと思います。



2014年10月27日(月) エボラ出血熱医療関係者の帰国後強制隔離

西アフリカでエボラ出血熱対策に官・民で積極的に取り組んでいるアメリカで、現地で治療にあたった医療関係者の帰国後の「隔離問題」が議論になっています。ニューヨーク州・ニュージャージー州は「国境無き医師団」等で西アフリカでエボラ出血熱治療にあたった医療関係者がアメリカに帰国した場合に強制隔離措置を採ることに決定しました。

西アフリカのシェラレオネで医療活動に従事しニュージャージー州に帰国した女性看護師がこの「強制隔離措置」に会ってかなり酷い待遇を受けたとして、「この措置は全く容認できない極端なもので、基本的人権の侵害だ」と怒りをぶちまけているというのです。こうした措置はアメリカのほかの州にも拡大していて州も政府も難しい問題に直面しています。

この問題は本当に難しいものだと思います。西アフリカに渡ってエボラ出血熱対策に当たる「国境無き医師団」の医療関係者等は自らを危険に晒して西アフリカで人命救助に当たっている「英雄的」な医療関係者です。しかしその結果「エボラウイルス」が感染していて発病し、アメリカにエボラ出血熱ウイルスを持ち込むことになるとそれは非常に危険なことになります。「英雄的医療関係者」に対して社会は当然「賞賛し」「感謝」しなければならない所ですが、実際に「真逆(この表現は好きではないのですが)」な扱いを講じざるを得ない状況になります。

勇敢な医療関係者に十分に感謝を伝えつつ、一方で母国水際で完璧に「ウイルス浸入」を防ぐ方法を探るひつお湯があると思います。そこで提案ですが、西アフリカエボラ出血医療関係者は西アフリカを離れてから21日間第3国(どこかの無人島ののリゾート施設・沖合いの豪華客船など)で過ごすというのはどうでしょうか。

基本的に「当該医療関係者」は完璧に隔離されますが、そこは医療設備が整った豪華なリゾート地でもあるので、そこで十分な休養ができるのです。アメリカ・イギリスのように直接現地に医療関係者を派遣しない国(特に日本などの資金拠出国)は、この程度の「人・金・物」の提供はすべきではないかと思われます。医療関係者向けの支援策については「帰国先が無く」、長期間にわたる活動を余儀なくされる現地の医療関係者にこそ必要と思われます。



2014年10月26日(日) Jリーグの浦和×鹿島

終盤を迎えている「Jリーグ」は上位の「首位浦和×4位鹿島」の試合が26日の日曜日夜に行われ、「1×1」の引き分けとなりました。勝ち点の欲しい鹿島には痛い引き分け、首位を走るレッズにはとっては「引き分け」の勝ち点1も優勝に向かって一歩前進です。

この試合をテレビ観戦しましたが、我が家の興味は勿論「Jリーグ優勝争い」では「Jリーグ上位チーム」が「ワールドカップ」「ブラジル戦」惨敗の後にどのような試合を行うかというポイントに絞られていました。浦和も鹿島も「Jリーグ発足当初」からの「強豪チーム」でありファンも多く経営状態も安定しています。このような「リーダ的チーム」が「変身」しないかぎり「Jリーグ」のサッカーは変わらないと思いますし、そうしなければ世界トップレベルから益々離されて行くばかりだと思います。

今日の一戦では両チームとも従来の「いわゆるポゼッションサッカー」から「アグレッシブなトランジションサッカー」に目を向け始めている兆候が見受けられて少しですが希望が持てる状態かなと思いました。「浦和」は首位をキープしていることもあり「従来の戦い方」を継続する場面が多かったですが、「鹿島」は若い戦力が非常にアグレッシブに動いて好守の切り替えの早さで「浦和」を圧倒していました。浦和も「自陣で球を奪った直後の前線へのロングパス」が何回かありました。

このようなサッカーを行っていると次に何が必要なのかということも見えてきます。まず1試合90分フルに走り回れる体力が必要になります。これは脚力ばかりでなく「接触プレーでも転ばない」あるいは「スピード切り替え・バランスを崩す場面でも転ばない」体幹とか上半身を鍛えなくてはならないのだろと思います。また早いパス、ロングパスを受けてもボールを足元に確保する基本的なキープ力が必須になります。更に敵に囲まれた時に安易にバックパスすることを最小限にするために、体の回転あるいはドリブルで相手を抜く技が必要となりますし、味方が球を奪った瞬間にパスを貰うために相手陣内に向かって走り出すようなチームあげての意識改革も必要となります。

最後にこの試合の「審判」について非常に不満が残ったことを付け加えておきます。反則があった場面では殆ど「アドバンテージ」を考慮せずに「フリーキック」を与えていました。終盤の重要な試合で接触プレーが多かったこともありますが、審判は「試合の雰囲気」について毅然と選手達に注意し「アドバンテージ」を考慮してできるだけ試合を中断させないようにジャッジすべきでした。Jリーグの代表的チームどうしの試合なのですから当然選手はフェア戦うべきことは言うまでも有りませんが、審判も「フェアでエキサイティング」な試合になるよう導く義務があると思いました。



2014年10月25日(土) ディワリ・フェスタ西葛西

西葛西で「ディワリフェスタ西葛西」が行われているというので出かけてみました。ずっと雨が降ったり肌寒い日が続いたのですが、今日の土曜日は非常に暖かく行楽日和でした。約一時間かかる電車旅は眠気を催すものでした。西葛西には「インド人」が多数集まっています。インド人用のインド料理店もあるということなので美味しいインド料理店が出店を出していることも期待の一つでした。

今年の9月20日には「代々木公園」で「ナマステインディア」というインドフェスティバルが行われました。こちらはインド大使館も参加する本格的な物のようです。私はいつも一週間前に行われる「スリランカフェスティバル」しか知りませんが、「ナマステ」も相当の来場者があるようです。そうした大規模なお祭りに比べると「ディワリフェスタ西葛西」は西葛西地域に特化したお祭りのようで規模は大分小さい感じでした。

日本人にとって「ディワリ」は馴染みの薄い「お祭り」ですが、インド・スリランカ等の南インドでは非常に有名で、この日のための色々な準備がありこの季節の風物詩になっています。インド赴任中貸し事務所に入っている時のそこの大家さんとかタ店子が揃ってお祈り・お祝いしたことが思い出されます。南インドの人達は「辛いもの」に加えて「甘いもの」も大好きで、ディワリの時には「スィーツ」を沢山食べます。

さて西葛西の「フェスタ」ですが、出店では懐かしい名店がやって来ていました。銀座から撤退した「銀座アショカ」と赤坂の「モティ」です。インド料理がブームになるずっと前から店を張っている老舗レストランです。アショカもモティも高級インド料理でした。ずっと昔は中村屋のカリーも含めてインド料理はいまと比べると大変な高級料理でした。今日は「アショカ」のバターチキンとキーマカレーを食べました。正直昔の雰囲気とは別物だと思いました。

設営されたステージではインド人の「カラオケ」を中心にして、様々な演奏・演技が披露されました。インド歌謡曲のカラオケ伴奏があるので大変有難いと司会のインド人が言っていました。小さい子供達(インド人でしょう)のボリウッドダンスでは奇麗な衣装を身に付けた可愛い子供達が元気に踊っていました。インドで働いている頃インド人の同僚から「美人コンテスト」と「ボリウッドスター」の話を良く聞かされ、実際に「シャールク・カーン」の大豪邸を見に行ったことも思い出しました。



2014年10月24日(金) ねずみ退治には猫?

イギリスの庶民院(House of Common)建物で「ねずみ」が大量発生して困っているのだそうです。この事態にイギリス首相官邸の例に倣って「猫」を導入しようという提案が議員からなされたそうです。しかし議会の入っている建物が「ウエストミンスター宮電」で巨大なため建物の大きさからすると「大量の猫」が必要となり、夜間にその猫を放すと様々な問題が出そうなのでこの提案は却下されて別のネズミ駆除対策が講じられることになったようです。

イギリス首相官邸には「The Chief of Mouser」として「Larry」と言う猫が飼われています。「Larry」は「Battesea Gogs and Cats Home」からネズミ取り術が優れているということで選ばれて首相官邸に派遣されたのでした。これに倣って国会でも「猫導入を」という提案になったようです。

この提案並びに審議はイギリス庶民院(下院)で行われたものですが、昨今、日本では「ウチワ」だとか「観劇補助金」だとか「SMバーの支払い」だとかいう議論が渦巻いていることを考えると、非常に微笑ましく伝統の重みを感じさせるものです。しかし「ネズミ対策」には本当に「猫」を買うことは真剣に考えられている所が重要だと思いました。首相官邸の「Larry」もそうですが、できれば「ねずみ退治薬物」などを使わずにできるだけ自然な形で「ネズミ」を駆除しようと考えていることが伝わります。

日本の街中で見かける動物といえば、カラス・雀などの鳥の他は「猫」程度です。多くの外国の都会の公園にリスが住んでいる状況とは違っています。インドのニューデリー・ムンバイなどの大都会では「リス」は勿論のこと、野良の牛・猿・犬が豊富です。ニューデリーのインディラガンジー国際空港の建物内ではのんびりと歩く野良犬を見たことがありますし、先日行ったイタリアの「ナポリセントラル駅」構内でも呑気な野良犬が歩いていました。野良動物がのんびりと過ごせる「街」は「人にも優しい」町であると思います。



2014年10月23日(木) 注文していた「CD」が到着

10月4日に注文していたCDが昨日23日漸く到着しました。今回注文したのは以下の2セットのCDです。

1.ヘルムート・リリング指揮:バッハ宗教合唱曲集(マタイ・ヨハネ・クリスマス・ロ短調ミサ)
2.アメリカンソプラノ「アーリーン・オジェー」(2枚組)

二つのCDセットは何れもアメリカのソプラノ歌手「アーリーン・オジェー」が歌っている作品です。オジェーのCDとしては「シューベルト・ゲーテ歌曲集」「エリック・ヴェルヴァのチェンバロ伴奏のリサイタルのCD」を聴き込み、もっと沢山のオジェーの歌が聞きたくなって注文したものでした。

「アーリーン・オジェー」が亡くなって20年以上経ちますし、地味なCDなので扱っているテンポが少ないので探すのに苦労しました。会員になってポイント集めているタワーレコードや以前利用していたHMV、楽天、アマゾンなどのネット情報を調べた結果、アメリカの「ImportCD」という会社が二つとも扱っていて価格も安かったので注文したのでした。

価格的に言うと日本の販売ショップに比べてバッハは約1000円安く、リサイタルCDは700円程度安かったです。アメリカからの送料が一セット350円かかり二セットで700円になりますが、送料を入れても随分安く買えました。問題は配送に時間がかかったことでしょうか。注文から20日間程度かかってしまったので、到着が待ち遠しく聞きたくてむずむずしていました。配送元はアメリカケンタッキー州のシェファードヴィルという町からでした。アメリカから遥々やってきたのですから仕方ないですね。

クラシック音楽CDは非常に難しい局面にあると思っています。MP3とか圧縮した形でネットからダウンロードできるようになってきていますので、音質に拘らなければ「必要な音楽」だけダウンロードできます。小さいとは言えCDの保管場所も必要無いですから便利です。一方CDより格段に音質を向上させた(と宣伝している)高音質な音楽CDも出始めています。最近のクラシック録音はかなりの高音質で録っていますから、音盤にする時に高級素材を使うと音質が格段に向上するのかもしれません。

しかし私はCDの復活は嘗ての「名演奏(モノラル録音を含む)の高品質化」での再発売にあると思っています。技術が進んで昔の白黒画像をカラー映像に変えることは既に可能になっています。昔の音源を高音質で再現できる技術を開発して欲しいと思います。モノラル音源のステレオ化でもOKです。我が家のフルトヴェングラー(英雄)の擬似ステレオ版は結構聞きやすいです。

と考えるのは、天才音楽家はそう簡単には現れないと思っているからです。19世紀から20世紀は大規模な戦争が発生した世紀でしたが、それを渦中に生きた人間の苦悩は「音楽再現」で多くの天才を育んだと思います。トスカニーニ、フルトヴェングラーはモノラル音源は沢山ありますがステレオは殆どありません。上に書いた「アーリーン・オジェー」も20世紀の天才ですが、残念なことにその音盤は殆ど廃盤になっています。オジェーについてはその録音の殆どがステレオですので再発売してくれるだけで良いのですが。



2014年10月22日(水) 北朝鮮を巡る日本・韓国等の微妙な変化

北朝鮮の「金正恩氏」が一か月半ぶりに姿を表しました。姿を消していた間に足の関節を手術したという話があり、そのせいか杖を突いての歩行となっていますが、表情も体格も依然と変わらない元気さ健在振りをアピールしました。金正恩氏が姿を消している間に北朝鮮の高官が突然訪問し、韓国と北朝鮮間の高官同士の会議が持たれたという報道がありましたが、その会議では各々の立場の違いの主張に終わったようです。

しかし今週になって「韓国・日本」の北朝鮮に対する動きに少し変化があったと思えるようなニュースが相次ぎました。

韓国からのニュースですが「韓国政府は北朝鮮向けの風船メッセージ(北の独裁体制批判の宣伝文)」を取り締まることにしたという動きがありました。更に南北国境に近い場所に宣伝用に建てられてていた「大きなクリスマスツリー」の撤去を決めたという報道もありました。北朝鮮は依然からこの種の挑発行為を強く非難してきましたが韓国政府はずっと無視してきました。ここにきてこれまでの姿勢を転換したのことには何か理由があるはずです。

日本政府の対応でいうと「北朝鮮からの拉致問題の進捗報告遅れ」への対応に関して拉致被害者家族からは慎重な意見が出されたにも関わらず、阿倍首相は今月中にも北朝鮮に政府関係者を派遣し直接作業の進捗状況を把握することを決めました。これは今回の日朝政府間協議における「北朝鮮側」の意向を尊重したものと言えます。

今関係が冷え込んでいる日本と韓国が競争するかのように北朝鮮に対する態度を軟化させています。この突然の変化は北朝鮮内部の何らかの変化を踏まえた「積極的なアプローチ」なのか、それとも仲の悪い者の単なる得点争いなのかはっきりしません。

更に北朝鮮政府は拘留していたアメリカ人一人を本日突然解放しました。まだ二人のアメリカ人が拘留されているのでアメリカ政府も慎重ですがアメリカ政府は一応感謝の意を表しています。何らの見返りの要求無く(推測ですが)拘留したアメリカ人を解放することがこれまであったでしょうか。ひどい場合には前大統領クラスの訪問を要求していた国です。何か微妙の変化の始まりを感じます。



2014年10月21日(火) ナイジェリア「エボラ出血熱収束宣言」

ナイジェリアでは新たなエボラ出血熱感染患者が42日間発生していないことから「エボラ出血熱終息宣言」が出されました。西アフリカのギニア・リベリア・シェラレオネの3国では伝染病との猛烈な闘いが繰り広げられているものの、それ以外の国々で病気の発生が抑えられてきているというニュースは明るいものだと思います。世界各国の支援は勢いを増してこの3国に集中されていきます。

ナイジャリアにおいて病気の拡大が封じ込められた背景には一人の「女医」の行動があり、エボラ出血熱に感染して亡くなったこの女医を讃える声がナイジェリアで広がっているそうです。この女医の名前は「アダデヴォ医師」と言いナイジャリア国内において最初にエボラ出血熱で亡くなった患者の治療にあたったチームのリーダでした。

この患者はリベリア人弁護士の「パトリック・ソイヤーさん」でした。パトリックさんはアメリカにも自宅がありそこに住む娘さんの誕生日のためアメリカに帰る途中、会議出席のためにナイジェリアの首都ラゴスに寄ったのだそうです。そしてナイジェリアに入国した時にエボラ出血熱の症状が出ていたのだそうです。パトリックさんは姉妹の一人をエボラ出血熱で失っていて、現代医学ではエボラ出血熱を治癒することが難しいと考え、ナイジャリアの病院での治療を拒否し、「奇跡」頼んで教会にいくことを激しく主張したのだそうです。そのパトリックを病院に留め置いたのが「アダデヴォ医師」でした。

ナイジェリア駐在のリベリア大使も「本人に意思に反して病院に留め置くことは人権侵害に該当する」と非難して、パトリック氏を退院させるよう圧力をかけたのだそうです。しかし「アダデヴォ医師」は敢然とソイヤー氏を病院に留め置いたのだそうです。ソイヤー氏はエボラ出血熱で亡くなりますが、治療にあたったアダデヴォ医師と11人のスタッフもエボラ出血熱に感染しアダデヴォ医師は亡くなったのだそうです。

この時ソイヤー氏を病院から出していたらナイジャリア国内では二次感染が更に広がっていたはずです。アメリカの娘さんに会いにでも行ったら、アメリカに別なエボラ出血熱患者が渡っていたことになります。「患者の人権」は難しい問題ですが「アダデヴォ医師」の厳正な態度が、伝染病の封じ込めに役立ったことは確かだと思います。

別の話題ですが、アメリカは4000人規模のアメリカ軍を西アフリカに派遣することを決定し、その一部は既にリベリアに到着し病院設備の建設等にあたっているという報道がありました。オバマ大統領はシリア・イラクでの「ISIS]に対する地上戦には逡巡したものの、エボラ出血熱対策においては世界に先駆けて大規模な救援作戦を開始しました。こういう時のアメリカ軍は非常に頼もしく、他の国々では到底まねできないものがあります。



2014年10月20日(月) 小渕経産大臣、松島法務大臣が大臣職辞任

松島法務大臣に続いて小渕経産大臣も野党から国会の法案審議そっちのけで政治資金問題が追及されていました。松島法務大臣は頑張って暫く持ちこたえていましたが、小渕経産大臣が先週末にアッサリ辞職を決断してしまったので、松島法務大臣も「とばっちり」で辞職せざるを得なくなった感じです。小渕さんの場合は金額とか資金管理の杜撰さから辞職止む無しですが、松島さんは「うちわ」問題は何が「寄付行為」にあたるのか分からなかったので本人はさぞ悔しいことでしょう。

野党の先頭に立って民主党が野党ムードにどっぷり浸かってしまった様子を見るようで情けないです。とても政権交代を目指す政党とは思えません。小渕さんの件の「政治資金報告書の杜撰な記載」は悪気というよりは可笑しささえ感じてしまうほどの「素朴な間違い」のようです。小渕さんはまだ40歳ですからもう一度後援会組織の運営をキチンと立て直して出直してほしいと思います。トバッチリを食った松島さんは若くはないのでかなり辛いことになりそうです。

世界が「ISISとの戦い」「エボラ出血熱との戦い」という近年例の無い難しい問題に直面しているだけに、現在の日本の国会の議論に虚しさを感じてしまいます。



2014年10月19日(日) 「Jリーグ討論会」

NHKサンデースポーツの番組内で「日本サッカーの明日を考える会議」という討論会を行っていました。二回目の今日のテーマは「Jリーグ」だったのでつい見てしまいました。討論会のゲストはJリーグチェアマンの村井氏、元Jリーガー福西氏、公式審判の西村氏、サッカージャーナリスト大住氏でした。NHKがJリーグ試合の「怠慢シーン」の録画などを用意していたので「突っ込み」材料は揃っていたのですが、全体の議論としては「ナアナア的」に終わってしまった感じなので少し残念でした。

議論の中で気になったポイントがあるので感想を書いておきます。「審判のジャッジ」の議論で「西村審判」から「反則があってもアドバンテージを考慮して反則を取らない」という判断が主流になりつつあるという発言があったことに対し、選手代表の福西氏から「判定のバラツキは選手を混乱させる」旨の反論があり、西村さんも「アドバンテージを与えるか、フリーキックのチャンスを与えるかの判断は難しい物がある」と選手側に擦り寄るような発言がしていました。

選手にとっては「プレー中断無しのアドヴァンテージ続行」より、給水ブレークの取れる「反則中断・フリーキックによる再開」の方が身体に楽だということは十分に理解できるものです。しかしJリーガーが共通してそうした気持ちでいるとしたらJリーグの将来は真っ暗です。フリーキックの方が得点チャンスが多い等と考えるのは「緩いサッカー」をやっている証拠です。相手のラフプレーで倒されても、試合を中断せずに対戦相手に出来るだけ守備に戻る時間を与えないで数的有利を生かすことこそ世界トップクラスの標準だと思います。Jリーガではそういう戦い方ができないから、反則中断・フリーキックでの再開を望むのだと思います。

来年からJリーグのチャンピオン決定方式を変更するのだそうです。現在のプロ野球のようにシーズン終了後に優勝決定リーグを実施して優勝チームを決めるのだそうです。現在プロ野球では優勝決定戦が行われていて、阪神が広島・巨人を破って日本シリーズ出場を決めました。パリーグでは日本ハムが非常に勢いのある試合をしていて月曜日にソフトバンクとの最終決戦を迎えます。

Jリーグでもエキサイティング試合をして、台所事情の厳しいサッカークラブへ少しでも収入が入るように考えた支援策のようです。しかしプロ野球が12球団で争っていることに比べると、Jリーグ(1・2部)はクラブ数が多すぎると思います。クラブ数が多い結果優れた選手が分散し、各チームの実力が低いレベルで均衡してしまっていると思えます。その結果として気分だけは「世界レベル」で、「プロレス技(馴れ合い)」が目立つようになるのだと思います。

プロ野球の「阪神・日本ハム」の試合はスポーツ観戦の面白さを改めて教えてくれました。プロ野球は「Jリーグ人気」に対抗すべく様々な手を打ってきましたが、何といっても大事なのは「ハイレベルなプロスポーツ選手がアマチュアのように真剣にプレーする姿」だと思います。「負ければ終わり」の優勝決定戦だからということもありますが、最近のプロ野球は少し変わってきたようで通常のシーズン中の試合でも面白い場面が多いように思えます。

翻って「Jリーグ」の試合はと言うと、「それほどハイレベルでないスポーツ選手達が、世界レベルのプレーを披露しようとするので、厳しく当たらずに緩いパスを成功させたり、何でもない接触プレーで痛がって大げさに転んだりするシーンが目立つ」ことになります。日頃このような試合をしている選手達に「本当のハイレベルなサッカーをしている世界トップクラスに勝て」というのは、どんな監督を呼んでこようが無理なことです。いつものトーンになってしまったのでこれでやめます。




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