KENの日記
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2014年09月28日(日) モンスター「逸ノ城」

大相撲9月場所はモンゴルのモンスター「逸ノ城」の活躍で大いに人気沸騰の感じでした。新入幕の21歳の「逸ノ城」は今日の千秋楽でも勝って13勝2敗の成績を挙げました。横綱白鳳が千秋楽で負ければ白鳳との優勝決定戦もありということで今日の千数楽は珍しくNHKテレビに釘付けになりました。白鳳が勝って優勝決定戦はありませんでした。

「逸ノ城」はモンゴル出身ですが、他のモンゴル出身力士とは違って「遊牧民」出身なのだそうです。モンゴル出身の力士は番付上位に大勢いますが「遊牧民出身」の幕内力士は「逸ノ城」が初めてなのだそうです。ニュース番組で初めて見たときの印象は、「下半身の力強さ」と「バランスの良さ」でした。199Kgもある大きな身体を腰とお尻と太腿の筋肉がバランスよく支えていて、左右・前後に振られてもなかなか倒れない強さを持っていると思いました。これは小さい頃から乗馬で鍛えたバランス感覚が役立っているのだと思います。日本人力士も「遠藤」とか注目される若手力士が出てきましたが「逸ノ城」はスケールが違います。モンゴルにはまだまだ人材が豊富に眠っている感じです。



2014年09月27日(土) 旅行カバンが壊れた。

長らく使ってきた中型の旅行カバンの車輪が壊れました。全体に傷みがあって車輪を修理しても価値がないと思われるのでこの際思い切って廃棄することにしました。


この旅行カバンは10年以上前スリランカに住んでいる時に買ったものです。スリランカの高級ショップの「オデール」で見つけたものでした。大型のスーツケースはあったのですが一週間程度の旅行用の中型スーツケースが必要となってコロンボ市内を探したのですが、手頃なものが見当たらず「ソフトタイプ」のこのカバンを買ったのでした。ブランドは「TimberLand」で「スリランカ製」です。

このカバンはスリランカ国内・インド国内は勿論スリランカ・インドと日本の間を何度も往復しました。これまでアメリカ出張の際に「鍵」を合法的に壊された他には全くトラブル無く付き合ってきてくれました。今回ナポリの石畳の道をガンガン引っ張ったので素材の劣化もあってキャスターがぼろぼろに壊れてしまいました。使い慣れてきたカバンだけに寂しいものがありますので、しっかりお礼を言ってお別れします。



2014年09月26日(金) 「ISIS」との戦い

アメリカが中東五カ国と連携してシリア国内の「ISIS」の首都への空爆を開始して2日目となりました。「ISIS」からは目立った反撃はなされていません。アメリカは非常に厳重なテロ対策を実施してこの「空爆」にそなえたものと思われます。しかし安心するのはまだ早そうです。テログループは爆発する「衣類」とか、歯磨き粉爆弾などを作り出しているのだそうです。

人質を処刑して「見せしめ」としている「ISIS」は非常に残虐であり、「イスラム」の名を語ったテロ国家だとオバマ大統領は非難しました。差し当たり「シリアのアサド政権」を倒すよりアサド政権に敵対する「ISIS」を根絶するほうが「先」ということなのでしょうが、この「筋書き」がうまくいくかどうか全く予見を許しません。

というのも「アフガニスタン」「イラク」等で戦いでは、紛争が長引き・泥沼化して、状況は以前より悪くなってしまうと言うケースが多いからです。しかも「ISIS」はアル・カイーダとは違って既に「シリアとイラク」の一定地域を領有してその地域の「統治」しており、「国家」に近い体制を確立しているのです。

オバマ大統領は国連での演説で「ISIS」との戦いは「長期化」する可能性があるとして自らその懸念を認めました。「ISIS」と同様の動きは他のイスラム諸国にも派生しつつあり、今後この動きが拡大していくおそれがあります。「ISIS」の一万人を超える武装兵力は海外それも先進国から集められているようで、この問題は単なる中東・アフリカの問題ではなくて、先進国の抱える内部矛盾が噴出したという側面もあるのです。



2014年09月25日(木) イスタンブールの「サバサンド」

イタリア旅行の飛行機乗り換えのためにトルコの「イスタンブール」に寄りました。乗り換え待ち時間が長かったのでトルコに入国してイスタンブール歴史地区を散策しました。そして名物の「サバサンド(バルック・エクメーク:Balik Ekmek)」を食べてきました。


ネットの観光情報の通りでTRAMの「エミニョニュ駅」に降りると、目の前に海が広がっていて、向う岸に繋がっているガラタ橋があります。ガラタ橋の北側には「サバサンド焼き船」が3隻係留されて「サバサンド」をガンガン作っていました。


この「サバサンド」が予想外に美味しいのでびっくりしました。塩とレモン汁を振り掛けて食べるのですが、生臭さが全く無いどころか「サバ」の味が(オリーブオイル炒めのようです)パンと野菜と絡み合って「クセ」になりそうな味です。この味の秘密は「オリーブオイル」にあるのだと思いました。「サバ味」のオリーブオイルはちょうど「海産物アヒージョ」をつくって残ったオイルのような味なのでパンにつけても美味しいに決まっています。サバサンド売りのおじさんが売っている「レモンジュース」はさっぱりしていてサバサンドと一緒に頂くと大変美味しかったです。(下がレモン汁、塩、レモンジュースです)


新潟にいる長男がたまたま帰省したので「サバサンド」の話を紹介すると、新潟県の柏崎にも「サバサンド」があるということを知っていて教えてくれました。かつて柏崎に「トルコ文化村」なるものがあってそこで「サバサンド」が売られていたのだそうです。本体の「トルコ文化村」は経営難に陥り中越地震の影響もあって閉鎖されたのですが、この「サバサンド」はその後も「ご当地B級グルメ」として残り、現在でも高速道路のパーキング等で売られているのだそうです。

トルコ航空機の乗客を考えても、イスタンブール観光名所での日本人の多さを見ても、現在「トルコブーム」が到来しているとおもいます。トルコの思い出の「サバサンド」を日本でも食べてみたい人は沢山いると思います。簡単なレシピだと思うので、首都圏でも「サバサンド」を売る店ができないものでしょうか。(ネットで探したところ築地のパン屋さんで「サバサンド」を製造・販売しているとの情報がありました。)



2014年09月24日(水) アメリカがシリアの「ISIS」を空爆

アメリカのオバマ大統領はシリア国内の「ISIS(イラクシリアイスラム国)」に対する空爆を開始しました。この空爆は、国連決議に基づくものでもなく、また当時国のシリア政府の要請でもない空爆で、オバマ大統領は友好軍と共に実施するテロとの戦いと位置づけています。その友好軍とは中東の「バーレーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン」だとのこと。しかし同じはシーア派主導国家の「イラン」はこの空爆に反対の態度を示しているようです。

「ISIS」が「アル・カイーダ」とは違って自分達の支配地域の統治を行っていることから、単なるテロ集団とは少し違うのでアメリカはこれまで「ISIS」攻撃を慎重に行ってきましたが、「ISIS」が「アメリカ人人質」の殺害を続けているし、シリア・イラク両国内でのISIS勢力拡大が続くことに「オバマ大統領」は耐え切れなくなったのだと思います。

アメリカがISISのシリア国内の「首都」に相当する都市を攻撃したことは、ISISが今後どのような反撃に出るのか非常に懸念されるところです。アメリカ・フランスなどの一般市民の犠牲が増えなければ良いのですが。



2014年09月23日(火) インチョンのアジア大会

先週金曜日から韓国のインチョンで「アジア大会」が開催されています。開幕当初は柔道・水泳の日本が得意とする種目が集まっていますが、水泳の「萩野公介選手」の活躍には目を見張るものがあります。自由形個人種目において日本人がメダルを取ったことはこれまであったのかしら。しかも彼は個人メドレーも得意とする万能選手です。日本人男子スポーツ選手が世界レベルに達したことは歴史的快挙だと思います。

少し前に「全米テニス選手権」で「錦織圭選手」が決勝に進み準優勝しましたが、最近の若い日本人選手の活躍はたいしたものだと思います。「萩野選手・錦織選手」とも体格においては欧米あるいは中国の大型選手に及びませんが、そのハンディを乗り越える技術力・精神力を身に付けていると思います。そしてインタビューで見る限り二人とも好青年です。

萩野選手は20歳、錦織選手は24歳です。彼等が義務教育を受けた時代の「ゆとり教育」がこの活躍をもたらしたのであれば「ゆとり教育」を再評価すべきかもしれません。昔のように「精神力」とか「根性」とかに訴えずに科学的に手法に則って努力し、強い精神力と明るい「ノリ」で困難を乗り切る強さは、現代的で非常にスマートです。

こうした傾向は、若者全体の平均値が変化したのではなく、若者の多様性が更に進化したものだと位置づけるべきだろうと思われます。大成功する例もあれば逆に人生を台無しにする若者も出現しているのかもしれません。嘗てのように平均値的な人間が大量生産されるのではなく、様々な個性的な人間が出現する世界に変化してきたのだと思われます。こうした変化がどのような社会変化をもたらすのか。注意してみて行く必要があると思います。



2014年09月22日(月) 旅行の御土産



今回の旅行の御土産です。左はナポリの魔除けのお守り「コルノ」、右はイスタンブールの魔除けのお守りの「ナザール・ボンジュ」です。ナポリもイスタンブールも宗教的に古い伝統を持つ都市だけに、巡礼者向けにこの種の「御土産」が重宝がられたことは想像できます。

イスタンブール空港の乗り換えフロアにある「オールド・バザール」はトルコの伝統的な御土産品を扱っている店ですが二年前からは少し様相を変えていました。二年前はオリーブオイル等の伝統特産物を多く扱っていましたが、今ではもう少しハイカラな雰囲気になっています。「ナザール・ボンジュ」の品数も減っている感じでした。周りの「お酒・化粧品・チョコレート」等を売っている世界共通の免税品屋さんに似てきているのかなと思いました。

また「ナポリ」の「コルノ」は空港の免税品店では入手困難ではないかと思われます。「コルノ」は「角」で、横浜中華街に売っている中国のお守りは「唐辛子」ですが、形が似ているので融合してしまっています。どちらも魔除けのお守りです。本物のコルノは粘土で作ったもので、中国製はガラス・プラスティック製のものが殆どのようです。



2014年09月21日(日) 「彼岸花」が満開




別所沼の「彼岸花」がほぼ満開となっていました。先週水曜日に帰国したときに既に彼岸花の開花が始まっていることに気づいていましたが、涼しい気候が続いてどんどん開花が進んだようです。昨年は残暑が厳しかったと記憶していますが今年は一気に「秋」がやってきた感じです。

日高市の「巾着田」のホームページによると、巾着田曼珠沙華は22日位から最盛期を迎えるとのことですが、最盛期の到来の日付は、昨年は30日、23年・22年が29日となっていて今年は過去3年間に比べて一週間程早くなっています。もっともその以前21年度は9月19日、20年度は22日ですから、19年度は23日ですから、今年は4年前の水準に戻ったということができるかもしれません。



2014年09月20日(土) 円安、株高局面

19日のスコットランド独立の住民投票において「独立が否決」されたために、欧州の株価は上昇しました。米国の景気回復に基づく高金利政策の思惑も絡んでドル高局面は継続しています。

金曜日の日経平均、外国為替市場は、日本株の上昇継続、円安進行局面を維持しました。来週週明けの東京市場の動向が注目されるところです。今年何回か東京証券取引所の株価最高値を試しましたが、その都度「反落」を経験してきました。こんどこそ継続的な株価最高値更新が継続して欲しいところです。同時に円が「110円台」に下落すれば、長らく継続保有せざるを得なかった「ドル払い給与」を円に返還するチャンスが到来します。



2014年09月19日(金) スコットランドの住民投票

スコットランドでイギリスからの独立可否をめぐる住民投票が行われました。日本時間の今日昼頃に大勢が判明し、「反対」が過半数を獲得して「独立」は否決されました。なぜスコットランドがグレートブリテン連合王国から「独立」を求めるのか詳しい理由は知りません。人口も少なく経済的にそれほど恵まれた地域ではないと思いますが、住民の自治・自主性を求める機運が高まっているということなのでしょう。

翻って日本のことを考えてみると、「安倍首相」は「地方創生」を改造内閣の大きな政治課題に据えて、石破元幹事長を地方創生担当大臣に指名しました。私の故郷「信州」もそうですが、若年人口が減少し駅前商店街が殆どシャッターを降ろしている状況は全国共通の見ることができます。このような東京・関西中心の経済優先の社会構造の中で、日本のどこかで「独立」を求める声が上がるとは思えません。どうしてこのような違いが出てくるのでしょうか。

イタリアのフィレンツェを旅行してみて、イタリアの地方都市「フィレンツェ」の元気の良さにビックリしました。世界中から観光客を集め、その観光客がフィレンツェの町に多額の「金」を落としていきます。世界有数の文化遺産を有する「都市」なので当たり前と言えば当たり前ですが、フィレンツェの文化はフィレンツェの住民が過去から営々と築いてきたものだということを確認しておく必要があります。

まずずっと昔の「メディチ一家」を始めとする昔の住民が「文化遺産」(美術館・魅力的な町並み)を残しました。これはその地方の先祖から子孫への贈り物です。そして住民はその土地の伝統・文化を大切に守り続けました。フィレンツェでいうと豊かな農作物・牧畜産業・ワイン産業です。子孫達がこれらの伝統を守り続けたお陰で、美味しいトスカーナ料理を楽しめる「レストラン」が繁盛しているのだと思います。牧畜産業からの副産物の皮製品産業は「鞄・靴・上着」を得意としていて観光客が土産物として買って帰ることになります。

そして重要なことは、レストラン・ホテル・皮製品産業は「大資本」が支配することなく、相変わらず家族単位中心の小規模事業者の運営が中心になっていることだと思います。街中には昔ながらの「八百屋・肉屋・魚屋」が商売を続けています。最近は郊外に「大規模アウトレット」が出来始めているようですが、街中の生活は相変わらず近所の商店での買い物が中心であるように見えます。家族経営の古い建物を利用した小さなホテルが沢山あって観光客を収容します。観光客はフィレンツェの古い町並みのホテルに宿泊して、近所の昔ながらの伝統的なレストランでトスカーナ料理を楽しむことになっています。

石破地域創生担当大臣は難しい課題を解決していかなければなりませんが、中央からの「金のばら撒き」だけでは地方は再生しないことだけは確かだと思います。




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