KENの日記
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2014年07月20日(日) 夏到来でしょうか。

今日の朝散歩の途中で「蝉の声」を聞きました。娘の話だと既に鳴いているとのことですが、自宅近辺では初めてです。今日は朝から非常に日差しが強く夕方に夕立が来ましたが、蝉は「夏」を認識したようです。だいたいこの時期に夏を迎えるので7月20日を「海の日」としているのでしょう。厳しい暑さが続きます。



2014年07月19日(土) Jリーグ再開

ブラジルワールドカップで中断していたJリーグが今日から再開しました。ワールドカップ出場の全日本の主力はの多くは海外の所属チームに戻り、ザッケローニ全監督は既にイタリアに帰国し、Jリーグ第15節が粛々と始まりました。これで良いのでしょうか。

ワールドカップで優勝したドイツはドイツブンデスリーグのバイエルンミュンヘンの選手を多く集めました。言わば国内リーグの最強チームを基本にして海外で活躍する優秀な選手を混ぜたチーム編成です。国内最強のバイエルンミュンヘンの「戦い方」が代表チーム闘い方の基本になっています。海外で活躍する選手はそこに違った味付けをするのですが基本料理はあくまでドイツ流。

Jリーグ選手は残念ながら代表チームの主力には選ばれません。海外のそれぞれの国のサッカーに順応してそこそこ活躍し、しかし決して圧倒的な主力にはなれない選手達が、たまに集まって日本代表チームを構成します。海外組みが日本代表に招集されると、周りの選手の実力が自分の所属する強豪チームと歴然とした差があるために思うような活躍が出来ません。しかし自分の実力を過信している海外組は高望みします。Jリーグ組みは「海外の有名チーム所属」というだけで遠慮がちになり、堂々とポジション争いをすることを避けてしまいます。

サッカー協会は今回のワールドカップの結果を受け止めてしっかりした対策を採って欲しいと思います。色々ありますが、まず取り組んで欲しいのは「J1リーグ」のレベルアップです。これまでの方向性はチーム数を増やす、あるいは地方でのJリーグチームを育成を図り、全体的なサーカー人口を増やす戦略だったと思います。しかしその結果「J1チーム」の選手層が薄くなり、一方で優秀な選手は海外に移籍して「J1チーム」が弱体化していると思います。プレミアリーグ・ブンデスリーグ、リーガ等でもそうですが、非常に強いチームと弱小チームが存在します。そうしたリーグでは2〜3の強力なチームがリーグ全体を支え、リーグで優勝する「誇り・伝統」を形成しています。

日本では「Jリーグ優勝」の地位を格段に高めなければならないと思います。多くのチームに分散している宣伝料を「優勝」チームにもっともっと傾斜配分すべきだと思います。また「アジア」での戦いをもっと重視しなければならないと思います。アジア諸国が切磋琢磨しなければ全体の底上げはできません。米州・アフリカ諸国の今回のワールドカップでの活躍は驚くべきものでした。ヨーロッパだけに眼を向けずに、そうした国々・地域の育成方法を勉強することも必要だと思います。



2014年07月18日(金) マレーシア航空機がまた遭難

ウクライナ東部のウクライナ反政府軍が実行支配する紛争地域で「マレーシア航空」の旅客機が撃墜されまました。乗客・乗員259名全員が死亡したようです。旅客機はロシア製の「地対空ミサイル」で撃墜されたようです。この兵器はウクライナ・反政府勢力、ロシアが保有しているもので、アメリカ軍が発射地点の特定を急いでいるようです。フライトレコーダはウクライナ反政府組織が回収したそうですから、今回の撃墜事件の詳細が判明するには時間がかかりそうです。

ロシア製地対空ミサイルの「BUK」は高度20000メールまで到達可能で、時速4300Kmで飛行するのだそうです。ウクライナ上空10000メートルを飛行中の旅客機には、地上から発射から数十秒で到達可能だそうですから飛行中の乗客と乗員は突然の空中爆発に遭遇したことになります。10000メートル上空での被弾でも墜落現場の機体散乱面積はさほど広域ではないようなので、旅客機は飛行不能に陥って地上に墜落して爆発・炎上したのだと思います。乗客・乗員の恐怖は如何ほどであったか想像すると胸が悼みます。

今回の事件によって、紛争地域の上空を通過する民間旅客機に危険が迫っていることが現実だということがはっきりしました。現代の紛争に使用される武器の性能は非常に進歩しているのです。アメリカは数日前からウクライナ上空の民間飛行機通過を差し控えるよう情報を流していたようですが、マレーシア航空はその情報を本気にせずにいたようです。

現在、ウクライナに加えて、パレスチナのガザ地区、イラク・シリアの北部、アフリカの幾つかの国の民族対立と解決されない紛争地域が増えてきています。日本を含めた「死の商人」は最新鋭の武器を輸出していますから、そうした紛争地域の市民に加えて、第3国の人々まで危険に晒される可能性が高まっています。平和のために本気で戦っているのは、ローマ法王ただ一人のような気がしてなりません。



2014年07月17日(木) 「BRICS」首脳会議

ワールドカップが終わったブラジルでは「BRICS」(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)の首脳会議が開催されました。何といっても日本を追い越してGNP世界2位の中国がいますし、人口でいうと中国・インド・ブラジル・ロシアで世界の4割に達するし、国土面積で行っても世界の3割を占めるグループなのです。そうしたグループが先進国とは一線を画して連携するというのは不気味ではあります。

嘗て先進諸国の幾つかは後発国を植民地化しその国の富を収奪して自国の発展に消費しました。日本の朝鮮・大陸進出もそれに当たります。BRICSの中のロシアは嘗ては先進国の仲間でしたが、広大な領土を保有するために領土拡張欲は小さかったのでした(不凍港獲得の欲はありましたが)。先進国のリーダのアメリカもイギリス宗主国から独立したという嘗て先進国によって苦しめられたDNAに持っている点では少し異色です。

先進国は富ばかりでなく植民地の文化財・芸術品も自国に持ち帰ってしまいました。典型的な例がイギリス・フランスです。かれらの文化財の多くはアジア文明あるいはギリシャ・ローマ文明のものです。一方で先進国が所有する現代の知的財産権(コンピュータのOSなど)はしっかり確保して発展途上国への利便の安価な流出を食い止めています。

発展途上国は植民地時代の苦悩をDNPの中にしっかり保持していると思われます。植民地時代に不当に搾取された損害は弁償されなければならない。また不当に持ち出された文化財・芸術品は返還されなければならない。そのような考え方は即座に否定できないと思います。先進国が嘗て享受した「機会」(植民地収奪・近代化の裏側での環境汚染など)は発展途上国には許されていません。先進国は「早い者勝ちルール」が厳然と存在していることを主張するのでしょうが、発展途上国は簡単にはそれを受け入れないでしょう。

「BRICS」が国の作りや思想の壁を乗り越えて、先進国に対して一枚岩となって「自分達のルール」での関係構築を求めてきたら現在の世の中は大きく変わることでしょう。中国が日本企業を訴えたように植民地時代の搾取の代償を求めるようになるでしょうし、文化財・芸術品の返還運動が起こるでしょう。嘗ての植民地時代に「民主主義が無かった」ように、この対立の構図にも民主主義はないかもしれません。あるのは「怨念」だけ。現実に日本と中国・韓国の間は早くもそのようになっています。



2014年07月16日(水) 「横綱相撲」

サッカーワールドカップ観戦に熱中していたら大相撲名古屋場所が始まっていました。相撲の言葉に「横綱相撲」というものがあります。奇襲戦法だとか「騙すような決ま手」で攻めずに正攻法で勝負して勝つ、さらには「相手に十分な体制に組ませてから勝つ」という意味合いだと思います。横綱に圧倒的な強さを求めるファンにとっては「横綱相撲」こそ相撲の醍醐味として位置づけられるようです。日馬富士が「張り手」を張ったり、白鳳が「引き落し」をするとどこか批判的な空気が流れます。

しかし、相撲にはキチンとルールがあって、「行司・審判」(観客も)が厳しく見ていますから反則は殆ど出来ません。反則をしない限り「張り手」で勝とうが「横綱相撲」で勝とうが勝ちは勝ちです。横綱相撲をしようとして横綱が負けていては意味がありません。スピードスケートのスタートのように目・耳の感知からダッシュに要する全身の筋肉への信号伝達スピードを上げれば「立会い」から「差し手争い」は有利になります。しかしそうすることは「横綱相撲」ではないと判断されるかもしれません。

今回ブラジルで惨敗した日本サッカーも「横綱相撲を目指す」ような雰囲気があったと思います。日本サッカーにとって「相手守備陣が不十分な状態での速攻」はできなかったし、戦法として採用したくないものであったと思われます。選手達は十分な体制の相手守備陣をパスで崩して初めて納得の行くゴールとなると考えていたのだと思います。それが「日本のサッカー」だと。

「横綱相撲」でもそうですが、力が拮抗している相手との対戦では横綱相撲は成立しませんし、自分より強い相手との対戦では尚更成立しません。そういう対戦の場合には自らに有利で相手に不利になるような「あらゆる手段」を講じて勝利を目指すしか道はないのです。「張り手」でも「肩すかし」でも許される「技」は何でも使って、とにかく勝機を探ることが大切だと思います。そういう意味で日本のサッカーは根本的に発想を変える必要があると思います。



2014年07月15日(火) 指揮者のマゼール死去

指揮者のロリン・マゼールが無くなりました。享年84歳でした。フランス生まれですがアメリカで音楽教育を受け、小さいころから音楽の才能を示した天才肌の指揮者でした。私はバイオリンを弾きながら指揮する写真をみたり、来日公演のテレビ放送でスコアを置かないで「暗譜」で指揮する姿を見て才能のある指揮者だなと考えていました。

実際には学生時代にパリ管弦楽団の横浜公演で楽器運び・ステージ設えのアルバイトをやった時の印象が強く残っています。アルバイトの「恩典」として「幻想交響曲」の「ゲネプロ」を客席で見せてもらったのでした。演奏会本番はともかく「ゲネプロ」ではスコアを置いているだろうと思っていたのですが、指揮台の前には何もないのです。そして二楽章の「ワルツ」の途中で何度もオケを止めて、スコアを見ないで「ハープ奏者」に幾つか注文を付けていました。全パートの楽譜が頭に入っているのかしらとびっくりした記憶があります。

マゼールについてはもうひとつ印象深い話があります。それはカラヤン亡き後のベルリンフィルのシェフの選考のことです。当時既にウィーンフィル、ウィーン国立歌劇場の指揮者を経験したマゼールはカラヤンの次の常任指揮者の最有力候補だったようです。ところが選ばれたのが今年1月に81歳で亡くなった「クラウディオ・アバド」だったのです。

気合の入ったアバドのベルリンフィルとの最初の演奏会での「ブライチ」は録画してありますが、勝利者アバドの晴れ姿が映っています。しかしベルリン・フィルのアバド時代が終わってみると、常任指揮者アバドの選択は正解であったのかどうか。個人的にはその後のアバド・ベルリンフィルの関係はあまり良くなかったという気がしています。ではアバドの代わりにマゼールを常任指揮者に選んでいればどうなっていたか。残念ながらこの組み合わせも頭の中で想像する限り大成功に至らなかったのではないかと思われます。ベルリンフィルとの演奏で成功するためには楽員から(音楽的にも人間的にも)尊敬され愛される必要があると思いますが、どうもこの二人はそういうタイプでは無いように思えました。では誰が良かったか。残念ながら当時誰も誰も居なかったというのが正解のようです。



2014年07月14日(月) サッカーワールドカップはドイツが優勝

ワールドカップサッカー決勝はドイツが「1対0」でアルゼンチンを破り優勝しました。南米開催のワールドカップでヨーロッパ勢が優勝するのは初めてとのことです。前回優勝のスペインはどちらかというと歩雑書んサッカーで南米風のサッカーでしたが、今回のドイツ優勝はヨーロッパの機動力サッカーが南米流サッカーを完全に凌駕したことを示すものだと思います。

私個人的にはアルゼンチンの「デ・マリア」に期待していて、メッシのパスを受けてデ・マリア決勝ゴールを決めアルゼンチンの優勝を予想していました。残念ながらその「デ・マリア」は足の故障が思わしくなかったようで決勝戦での出場機会は遂に訪れませんでした。「デ・マリア」不在でドイツはメッシだけをマークすれば得点機会を潰すことができたのでした。

「デ・マリア」欠場と対照的に、決勝戦で途中出場したドイツ期待の新人「ゲッツェ」は延長後半に決勝点を決めました。36歳のクローゼ、24歳のミュラーを押しのけて22歳の「ゲッツェ」が決勝戦のヒーローになりました。ドイツの黄金時代はまだまだ続きそうです。

アルゼンチン敗北の理由を「ひとつ」上げるとすれば、それはドイツのギールキーパの「ノイアー」の守備力だと思います。ドイツのバックス陣の守備力もすごいのですが、それを突破しても「ノイアー」が立ち塞がるという構図はドイツと対戦した各国が苦しんだものでした。メッシも何回かのチャンスを潰しました。今回のブラジルワールドカップの最優秀選手には「メッシ」が選ばれ「ノイアー」は最優秀GKに選出されました。しかし私は「ノイアー」こそ最優秀選手に相応しいと思いました。自分の役割を果たせなかったメッシは無冠が相応しいと思いました。



2014年07月13日(日) 滋賀県知事選で自公候補が敗戦

滋賀県知事選挙で自公推薦の「小鑓候補」が前民主党の「三日月候補」に僅差で敗れました。三日月候補が「現嘉田県政」を継承して「卒原発」をアピールしたことも勝利の要因でしょうが、私は自公政権が「集団自衛権行使閣議決定」を推し進めたことが大きく影響したことは間違いことだと思います。

今回の知事選は「集団的自衛権行使」に関する中央の情勢を反映する最初の選挙だと思いますが、今後のそのような種類の選挙においては各選挙民が自分達の意思をはっきり示すことになるだろうと思われます。今回の安倍政権の行為に対して、国会周辺などで「デモンストレーション」を行う人達がいますが、そうした人達の姿勢・行動に賛同する人は全国に沢山いると思います。そういう人達が「デモ」の代わりに「選挙」を待っているのです。

自民党にとって大きな票田であった高齢者の保守層も今回の阿倍政権の突出には「不信感」を抱いていると思われます。安倍政権は選挙民を侮ってはいけないと思います。第二次世界大戦の悲惨さを直に知っている高齢者の皆さんは今こそはっきり意思を表明して若い世代に教えて欲しいと思います。21世に生きる子孫達はそれほど賢くはないのです。若い世代もしっかり過去を認識して「一票」を投ずる必要があります。

残念なことは「反対票」を投ずることを決意しても、「信任票」を誰に投ずるのか悩んでしまうのでが現在の「野党陣営」です。「平和」を軸にして政界を再編して欲しいところですがそうも行かないでしょうから、安倍政権が早く民意に気づいて、政権交代の混乱・遠回りになる前に方向転換して欲しいところです。



2014年07月12日(土) 「夏」のような暑さ

台風が去って南の暖かい空気が一気に流れ込んで「真夏」のような暑さとでした。先週オープンした近くの「沼影市民プール」への多くの子供連れが押しかけたようです。さて「梅雨」は明けたのかどうか。この天気が続けば「遡って」今日が「梅雨明け」となるところです。しかしまだ慎重な「セミ」が鳴きません。「セミ」の判断はまだ「梅雨明け」ではないようです。



2014年07月11日(金) ベネッセで情報漏洩事故(事件)

通信教育大手の「ベネッセ」で大量の顧客情報が流出しました。大量の顧客情報を管理する業種ですので情報管理は徹底されているはずなのですが、今回委託先業者のオペレータが不正に情報を持ち出したようです。これまでの報道を見る限り、ベネッセ側には非が無く「情報の盗難」にあった状況のようです。世の中には「悪い人」がいますから、「悪い人」がコンピュータ技術者になって情報をオペレートする機会は無くなりません。

これから情報流出の様相が解明されてくると思いますが、基本的には「情報を管理する側」の責任を過度に考えないで欲しいと思っています。「情報を管理する側」の対策、「犯罪者の特定・逮捕、罰則」、「情報流通市場の管理」「管理すべき個人情報の範囲の適正化」などのバランスを考えながら慎重に「情報管理」を考えて欲しいと思います。極点に走ると非常に「匿名性が高く」「秘密だらけの」「堅苦しい」世の中になってしまいます。

今回「情報」の世界にも「古物商免許」のような制度を導入すべしという動きがあるようです。古美術品と同じで盗難事件を撲滅することはできませんが、その「取引市場」を監視すれば「悪い人」が悪事を働く機会を減らすことができるので犯罪を減らす効果は大きいと思います。昨年「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)」がバージョン2013に更新されましたが、こういう「事件」があると「見直しあるいは追加措置」の必要性が浮上してくる可能性があります。「極悪人の存在」のために家の防備をどんどん強くしようという単純な発想は止めてどうかと思いますが。




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