KENの日記
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2014年07月05日(土) デジカメ引取り、傘修理

修理に出していたデジカメが修理が完了したので引き取ってきました。富士フィルムのサービスセンタは池袋にあります。午前中に池袋まで出てデジカメを受け取り、池袋から浦和まで湘南新宿線で移動して浦和で妻と合流して浦和仲町の傘屋さんに行って「傘の修理」をしてもらいました。

富士フィルムのデジカメ「FINEPIXF30」はすでに10年近く使っているカメラです。スリランカに持っていていたデジカメが調子が悪かったので、インドに行くときには少し丈夫で使い勝手の良いものを持っていこうと考えて買ったもので、当時ビックカメラで様々な機種を試した結果購入したのは「F30」でした。このカメラの特徴はスイッチを押してから撮影可能となるまでの時間とピントを合わせる時間が非常に短いことが気に入って買ったもので撮影チャンスを逃すことが少なくなりました。使ってみると自然な発色と驚異的なバッテリーの持ちの良さもあって非常に重宝すsるもとなりました。ネットで検索すると「銘記」として評判も良いようです。今回の修理でレンズの「汚れ」も取れましたのでまだまだ活躍してもらえそうです。

「壊れた傘」は携帯用としてカバンに入れているもので、長さが短い分「折り畳み部」が複雑になっていてそこの「ハトメ」が外れてしまいました。「ハトメ修理」は今回で二回目です。傘に使われえいる「ハトメ」は非常に小さくて、ハトメもハトメ付け工具も一般には市販されていません。現在では傘屋さんそのものが少なくなっているし、まして修理が出来る傘屋屋さんを捜すことは至難の技です。偶然見つけた浦和仲町の傘屋さんはそんな貴重な傘修理屋さんのひとつです。親御さんの世話で暫く短時間営業だったのですが、最近は「開店している時間」が増えたようで、今日も修理をしてもらいました。傘は柄の部分も少し曲がってしまっていましたが、手製の「曲げなおし器」で柄もほぼ真っ直ぐの直してもらいました。懸案に一気に二つ解決したので非常に有意義な日でした。



2014年07月04日(金) 日本の株価が堅調

今週の日本の株価は非常に堅調に推移しました。これまでのように円安が続いて輸出関連株が牽引するような状況ではないようです。ずっと低迷していたような内需株がジワジワと音を上げ始めたように思えます。それでもアメリカダウ平均株価終値が3日に史上初めて17000ドル超えを記録したことに比べると、まだまだ一段高を期待できる水準だと思います。

投資家心理からすると「このあたりで利益を確定するか」「まだまだ利益拡大余地有りと買い進めるか」悩むところですが、「悩み」がでてきた事自体が明るい材料だと思います。これまでの高値局面はことごとく「利益確定売り圧力」に上昇傾向は掻き消されてきました。多くの企業が株主総会を終えて気持ちを新たにして事業を進めることになりますが、思い切った事業展開に期待したいものです。



2014年07月03日(木) 中国との付き合い

中国の習主席が韓国を訪問しています。慰安婦の問題・・歴史問題・領土問題で日本に対して批難を繰り返す習主席と韓国の朴大統領ですが、日本の阿倍首相がここに来て更に集団的自衛権行使に突き進んでいるので、来年の中戦争終戦70周年に向けて日本批判を更に強まりそうです。

中国は1999年に香港(新界も含め)返還を実現して、イギリスと戦ったアヘン戦争後の南京条約以来の懸案であった領土問題を処理しました。その時の「一国二制度」実現に向けて香港市民が反発を強めていますが、イギリスとしては返還した後のことなので静観しています。

本来「香港島・九竜地区」はイギリスに割譲されたので中国への返還義務はなかったのですが、香港・九竜の後背地である新界(1999までイギリスが租借)なくては存続困難となっていたので、イギリスは最終的に中国に返還したのでした。もしサッチャー首相が「香港・九竜」返還を断っていたら今頃はどうなっていたでしょう。広州・シンセンの経済力は新界に及び香港・九竜の脅威となっていたでしょうし、新界からの水・食糧の供給も止められた香港は大打撃を受けていたかもしれません。

返還合意までのサッチャー首相と小平氏の間では非常に厳しい交渉があったようです。ただしイギリスにとっては中国に非常に大きな非人道的被害を与えたアヘン戦争勝利の戦利品として香港を胸を張って「自分の領土」だと言い続けることは紳士の国として「如何なものか」という気持ちがあったのも事実だと思います。この6月中旬に中国の李克強首相と大規模な経済界リーダがイギリスを訪問し、中国からの多額の投資案件を取り決めましたが、香港返還から15年で中国の立場は益々強化されエリザベス女王と李首相の面会も当然のごとく実現しました。

香港のような象徴的な「戦利品」は無くとも、日中戦争の後始末が燻っている日中関係を抱える日本も何とかして鮮度処理を終わりたいところです。イギリスが過去の決め事に拘らずに「香港を手放す」決断をして中国との関係を修復したしたことと対比すると、阿倍首相が靖国問題、慰安婦問題で面子に拘っていて頑な態度を崩さなければ日中関係打開は難しいと思われます。

日中戦争は日本が一方的に中国に踏み込んで中国国土を踏み荒らす一方で、日本軍はアメリカとの戦争に敗れアメリカによって制圧されたのでした。連合軍との終戦時には蒋介石政権が中国を代表しましたが、その5年後には現在の中華人民共和国が蒋介石を台湾に追い出してしまいました。日本が謝った蒋介石を中国本土から追い出した中国人民共和国はしばらくアメリカとの没交渉だったのですから日本としても困りました。そしてニクソン訪中に引き続き「田中首相」が中国を訪問して日中関係を打開したのでした。中国の「周恩来首相」は「大同小異」で日本との関係を修復したのでした。安倍首相にしてみれば「日本は十分謝っている」ということなのでしょうが、被害者と加害者の意識は大分違うものだと思います。イギリスが「香港返還」したような解決方法を見つけ出す必要があると思います。



2014年07月02日(水) サッカーワールドカップベスト8決定

ブラジルワールドカップの「ベスト8」が出揃いました。ヨーロッパがドイツ・フランス・オランダ・ベルギーの4か国、南米がブラジル、アルゼンチン、コロンビアの3か国、北米・中米カリブ海がコスタリカの1か国です。

決勝トーナメント一回戦はどの組み合わせも大接戦で、どちらのチームがかってもおかしくない試合だったと思います。優勝候補のドイツもブラジル・アルゼンチンも非常に苦しみました。海外でプレーする機会が増えて強豪国の力が非常に均衡してきているのだと思います。そんな中で私が注目していたアルゼンチンの「アンヘル・ディ・マリア」が一回戦で決勝ゴールをあげました。

ベスト8のヨーロッパ4国を含め各国チームは非常に守備力が高いです。敵チームの有力選手を徹底的にマークし、複数人数をかけてボーるを奪いに行き、ボールを奪うや否や素早いカウンター攻撃を仕掛けます。こうした機動力サッカーでは体力が十分ある前半にはなかなか得点が入りません。そして選手交代も含めて後半が進むに従って疲労が溜まって集中力が途切れ、一瞬の守備の乱れによって勝敗が決することになります。もちろんお互いに最後まで完璧に守備が守り抜けば「PK」で試合を決することとなります。多分これからPK試合が増えることでしょう。

このような消耗戦の場合に局面を打開できるエースの存在は大きいです。スイスとの試合のようにアルゼンチンのメッシは体力消耗を極力抑えて後半になって相手が疲労する時間を待ちます。そして一瞬の隙きを見逃さずに勝負に出るのです。今回は「デ・マリア」が勝利を決める得点して気持ちが乗ってきました。アルゼンチンの対戦国は徹底的に「メッシ」をマークすることは分かり切ったことですので、「デ・マリア」の調子が上がってきたことは非常に注目されます。

「UEFAチャンピオンズリーグ」の決勝戦でアトレチコの固い守備網を果敢に抜け出したのデ・マリアでした。エースのロナウドが徹底的にマークされる中でチャンスを作り出したのが「デ・マリア」だったのです。チャンピオンリーグに続くビックタイトルを手に入れることが出来るかどうか。期待したいものです。



2014年07月01日(火) 安倍首相の集団的自衛権

集団的自衛権行使に関して閣議決定で憲法解釈を変更して、次の国会でそれに必要な法案を成立させようとする動きが始まりました。阿倍首相は1日夜に国民に向けて10分間ほどその閣議決定に関して説明し国民の理解を求めました。安倍首相のお話は非常に用意周到で自信に満ちていました。国会は自公多数ですから法案成立は時間の問題になってきます。

今回の集団的自衛権の問題を私なりに解釈すると、個別的自衛権が「日本国領土・領海の防衛に限られていたもの」とすれば、集団的自衛権は「外国あるいは公海でのPKO活動・邦人保護活動、あるいは友好国への攻撃に対し反撃の武器使用を許可するもの」であるとらえられます。行使推進派の視点は「自衛隊が攻撃力(反撃力)を持つことによって「抑止力」が増して実際の活動(自衛隊のPKO活動、あるいはNGO活動)より安全になる」とするものです。更に友軍(米国)からのこれまでより感謝される環境を作り出すことができるという論旨はその通りだと思います。

しかし、過去の不幸な「日韓関係・日中関係」を思い出してみて「外国での武力行使」がいかに危険で、際限なく紛争拡大に繫がっていったものか再確認しておく必要があります。日本(列島)の安全確保において「朝鮮半島の状況」が「最も重要」であることは昔も今も変わりません。「朝鮮半島に存する国家」が中国になびくと中国と戦争を始め、ロシアと結べばロシアと争いました。そして朝鮮半島情勢への不安が抑えられなくなって朝鮮を「併合」し、次に「その併合した朝鮮の安全保障」のために「満州」に進出し、果てには再び中国との戦争を始めましたのでした。

今回、「集団的自衛権行使」の問題が、そうした過去の反省をキチンと行い、つまり当時の間違った判断をした自分達の祖先(せいぜい3代・4代前ですが)の間違いを真摯に認めて、周辺国の理解を得ながら進めるという手続きを踏んでいないことに非常に危険だと思います。

阿倍首相が決然と理路整然と説明すればするほど、例えば「他国との紛争は平和的に国際法に基づいて解決していく」と強調すればするほど、それが形だけで真心の無いもののように聞こえてくるのです。靖国参拝、尖閣国有化問題での中国との対応がその証拠です。

阿倍首相のシンガポールでの演説(5月30日)を読んでみると、どう考えても首相がそのことをキチンと理解しているとは思えません。非常に重要なので再び官邸ホームページを引用しておきます。安倍首相はアジアの指導者達を前にして以下のように決然と訴えたのでした。

「自由と人権を愛し、法と秩序を重んじて、戦争を憎み、ひたぶるに、ただひたぶるに平和を追求する一本の道を、日本は一度としてぶれることなく、何世代にもわたって歩んできました。これからの、幾世代、変わらず歩んでいきます。」



2014年06月30日(月) ラマダン

イスラム教圏では先週の28日(土曜日)あるいは29日(日曜日)からラマダン月に入りました。夜明けから日没まで食べ物・飲み物を口にしない機関が一か月間続きます。ラマダンが影響しそうなイヴェントは少なくとも二つ進行中です。ひとつは「ワールドカップブラジル大会」もうひとつは「混迷のイラク情勢」です。

既に決勝トーナメントが始まっているブラジルワールドカップでは、明日火曜日にドイツと対戦する「アルジェリア」が国民の大多数がイスラム教徒です。また同じく明日フランスと対戦する「ナイジャリア」も北東部地域はイスラム教徒が多数を占める社会なので、出場選手の中にはイスラム教徒を含んでいる可能性があります。

今回の大会では「執拗なマーク」と「スピードあるカウンター」が勝敗を分けています。スタミナ切れは即敗戦に繋がってしまいます。「アルジェリア」は優勝候補の西ドイツとの対戦ですので万全の態勢で試合に臨んで欲しいところです。ナイジェリアと並んで、対戦相手のフランスもイスラム教徒選手を含んでいる可能性があります。アルジェリア移民の子孫の「ジダン」そして今回代表から「怪我」で外れたエース「リベリー」がイスラム教徒でした。

イラク情勢ではシリアを根拠地とするスンニー派武装集団がイラク北部を制圧しして「イスラム教国」建設宣言を発しました。イスラム教スンニー派の「カリフ」を首長とする国家をシリア北部・イラン北部(最北部のクルド人自治区は除く)の支配地域に建設するとのこと。完全にイスラム教に基づく国家を目指しているようなのでどのような政治が行われるのか非常に気掛かりです。

差し当たって当該地域に住むキリスト教徒、イスラム教シーア派は同地域から逃れることとなるでしょう。この動きに対してイラク政府とアメリカはどのような態度に出るのか。ラマダン開始に合わせるように「イスラム教国建設」が宣言されましたが、奪還を目指すイラク軍もイスラム教徒です。アメリカ軍がラマダン中に攻勢に出ることは考えられません。ラマダンの間の実施的休戦期間に両者冷静になって平和的な打開策を考えてほしいと思います。



2014年06月29日(日) ウルグアイ敗退

サッカーワールドカップは16チームによる決勝トーナメントが始まり、今日はコロンビアと対戦したウルグアイが敗れました。ウルグアイはエース「スアレス」が反則出場停止なのでどこか元気が無かったみたいです。その「スアレス」はイタリア戦で相手フェンスに噛み付いて「反則出場停止」になったのでした。

プレミアリーグのリヴァプールに所属する「ルイス・アルベルト・スアレス」はその人懐っこい風貌と大胆でダイナミックなプレイが特徴で私も注目していた選手でした。今回のリヴァプールの躍進にも大いに貢献したのだと思います。そのスアレスが代表戦において「プレー」ではなく「噛み付き反則」なので驚きました。

しかし良く考えてみると手を使ってはいけないサッカーですから、相手と接触プレーで張り合うためには、足・頭が主要な武器になることは当然です。足で相手選手を蹴るケースは頻繁にありますし、頭をぶつけることもあります。スアレスの場合丈夫な歯が「少し出っ張っている」ので、頭部での接触の場合に結果的に「歯」がぶつかることは十分あり得ることです。ビデオテープで見る限りスアレスは「噛み」にいっているように見えますが、かといって血が出る程「噛ん」ではなく、「出っ歯っている上前歯をぶつけた」というのが真相のように見えました。

スポーツで「噛みつく」というと「マイク・タイソン」が「ホリフィールドの耳」を「噛み切った」事件が思いだされますが今回のスアレスの件はタイソンの噛み付きとは大分違うと思います。力のある「足」で蹴るのではなく頭をぶつけるのでもなく「歯をぶつけた」スアレスの行為が大分「異様な」もののように言われ過ぎていると思います。フェアープレイではないはことは確かですが。出場停止となったスアレスが一番反省していることでしょう。反省しても紳士にならないのがスアレスです。



2014年06月28日(土) 池袋に出たついでに献血

デジカメの調子が悪いので池袋にある富士フィルムのサービスセンターに行って修理を依頼してきました。レンズ内に染みができて画像に薄い黒点が出来てしまいます。これは分解掃除しないと奇麗になりません。1万程の出費となりますが、非常に気に入っているデジカメなので長く使いたいと思っています。

池袋に出た序に東口の献血センターで献血をしてきました。今回で120回目の献血なのですが、今日の献血は普段と少し違っていたので記録しておきます。まず全国の献血関連システムが今週始めから「新しいシステム」に変わったとかで、センターの事務員さんも看護婦さんも医師の方も大分手間取っていました。

新しいシステムではこれまで献血者がパソコンに入力データを打ち込んだ後に「二枚の様式」を印刷して、そこに看護婦さんとか医師の方が情報を手書きで書き入れていたものが「ペーパレス」となったのでした。看護婦さん等は手書きの代わりにコンピュータへタッチ入力するのですが、これがなかなか慣れなくて大変そうでした。比較的年齢の高い医師の方は更に大変そうでした。ペーパレス化は色々な都合で止むを得ないことではあるのでしょうが、コンピュータ入出力が「人に優しいかどうか」、また停電・故障対策はキチンとできているか等円滑に使っていくためにはかなり工夫が必要です。果たしてこのシステムが軌道に乗るのかどうか心配ではあります。

もうひとつ今日は「心電図」を撮ってお医者さんにチェックしてもらいました。心電図でのチェックを一年に一度チェックすることになっているのだそうですが私の場合昨年の人間ドックから一年と数日経過していました。少し面倒だと思いながらも「異常が重篤」であったら堪らないので検査してもらいました。私の心臓の場合「期外収縮」と「ST異常」がかなり前からあるのですが、検査ではやはり「ST異常」があるとのこと。医師の方と看護婦さんがかなり話し込んでいましたが、結果的に「献血OK」となってのですから「それ程深刻ではない」のだと思っています。とにかく薬も飲まず、病気にもならずに献血が続けられることは健康の証拠なので、今後も献血を続けて生きたいと思っています。



2014年06月27日(金) ワールドカップで気になること

サッカーワールドカップブラジル大会の出場選手を見ていて気になることがあります。それは特殊な「ヘアースタイル」と「刺青」です。

「ヘアースタイル」では国・人種を問わず「モヒカン刈り」をしている選手が目立ちます。頭頂部だけ髪を残して脇の部分は刈り上げるスタイルです。頭頂部から後頭部まで髪を残す人も居ます。髪を短く刈った部分には更に「メッセージ」を発する模様を入れることができます。

「刺青」を入れている選手も国・人種を問わずにいます。日本人にとって「刺青」は特殊な意味を持つ者となっていますが、外国の選手は単にファッション・メッセージ発信の意味しかないようです。でもヘアースタイルが髪が伸びて来れば変更可能なことと違って「刺青」は一生残りますので慎重に入れて欲しいと思います。私は刺青を入れている選手を見るとあまり感じ良くありません。選手生命の短いサッカーですから、選手引退後の人生は相当ながいと思いますので慎重にして欲しいと思います。(消える刺青なら良いのですが)

そんなことを考えながらアルゼンチンの「メッシ選手」を見ましたが、彼は20台前半の若さですが、非常に自然とさっぱりした髪型をし刺青なしの白い肌をしています。これからアルゼンチンであるいは世界のサッカー界で大事な役割を果たしていくと思いますが、その「メッシ」が発するメッセージは他人に不快な気持ちを抱かせず、非常に紳士的であると思います。技術もさることながら人格的にも非常に立派な選手なのだと思いました。



2014年06月26日(木) イラク問題

全世界のイスラム教徒人口はおよそ16億人だそうです。その中で「スンニ派」が主流(約9割)です。少数派のシーア派が多数を占める国がイランです。イラク・シリアは国民の大多数はスンニ派ですが、政権を掌握しているのはマリク政権・アサド政権のシーア派です。シリア・イラクに住むスンニ派武装集団がシリア・イラク横断的にスンニ国家建設を目指しています。シーア派国家のイランはイラクのマリク政権を支援しています。アメリカは行き掛かり上「マリク政権」を支援せざるを得ないのですが、どこまで介入するのか非常に難しいところです。

アメリカは今回のイラクでの紛争を「テロとの戦い」と位置付け「宗教対立」の構図をできるだけ消したいと考えていますが、当事者達は言う事を聞きません。ケリー国務長官の「宗派横断的な救国内閣を」という要請をマリク政権は拒否しました。イランが本格的に表に出てくると今回の紛争は「シーア派対スンニー派の争い」の様相が強まります。ここでイスラム教と関係の無いアメリカがどちらかに加担すれば、それに対立する派を敵に回すことになるのは明らかです。

アメリカ国民の気持ちを想像すると「もういい加減に揉め事に口を出すことはやめようよ」ということになるでしょう。アメリカがエネルギー問題が解決(シェールガス採掘が軌道に乗って)し、友国の「イスラエル」が攻撃の的にならない限りアメリカはイラク問題に深入りしたくないのです。

同じような構図が東南アジアでも描かれています。中国と日本・フィリピン・ベトナムとの間で揉め事がありますが、アメリカは出来たらこの紛争に関わりたくないと考えているでしょう。もし北朝鮮問題を中国が引き受けてくれるなら、日本・韓国に駐留する米軍の軍隊は縮小していきたいということが本音だと思います。安倍政権が憲法修正も含めて戦後体制の見直しをやりたがっているので、アメリカとしては丁度良いタイミングになっています。

アメリカの第5代大統領のジェームス・モンローが「モンロー主義」を唱えたのが1823年です。後8年で200年記念となります(ちょうどESLポッドキャストで25日に紹介されました)。モンローは「東半球には構わないから、西半球には口を出すな」と主張したのでした。イギリスのグリニッジからすると、ヨーロッパも中東もアジアも東半球で端っこはニュージーランドです。西半球の端はハワイです。「中国がヨーロッパ・アフリカに接近しロシアと協調して東半球の世話をしてくれるのなら、いっそ任せてもみようか」と考える日も近いかもしれません。西半球には「イスラム教徒」は殆ど住んでいません。




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