KENの日記
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2014年06月10日(火) 安倍首相の「商業捕鯨発言」

安倍首相が「商業捕鯨再開」にむけて努力していく旨の発言をしました。9日の参院決算委員会で「日本の文化の一部がなかなか理解されていないのは残念なこと。商業捕鯨の再開を目指すため、国際社会の理解が深められるための努力を一層強めていく。調査捕鯨については(国際司法裁判所の)判決の指摘を踏まえ、国際法や科学的根拠に基づき鯨類管理に不可欠な科学的情報を収集するための捕獲調査を実施していく」のだそうです。

調査捕鯨については「現在の日本の調査捕鯨は違法」と判断されたので、即刻国際的に許容される範囲内の調査に切り替えるのは当然ですが、「調査捕鯨」で獲得された「鯨肉」さえ市場で捌けなくなっている現在の消費者の状況を考えると、商業捕鯨の再開はビズネスとして成り立たないと思います。捕鯨関係ビズネス存続のために政府が「補助金」を出すようにことになっては大変です。

安倍首相が鯨肉は「日本の食文化」だと考えるのは自由ですが、外国との関係で考えるとき「外国から理解を得る」ことは非常に難しいことだと思います。このような「文化・習慣の違い」については「無理に理解を得る」ことは諦めて「外国から非難を受けることの無いように静かに続ける」しか方法はないと思います。日本の一部の人が自分が食べるために「捕鯨」をすることに関して外国から文句の言われる筋合いはありません。

阿倍首相は外国を相手にして「日本の主張を声高に主張し、それに対する理解を得る努力をする」ことが多いのですが、靖国参拝、従軍慰安婦、尖閣領有問題、そして捕鯨問題等全く成功していません。むしろ「理解を得たい」としながら、かなり強引で強烈な言葉を発するので顰蹙を買うことが多いのではないでしょうか。これまでの日本の多くの指導者が比較的ロープロファイルで演説も無難で意味不明な方が多くて、安倍首相のようなタイプは珍しいとは思いますが、それは国際連盟を脱退したときの日本の指導者とダブってしまいます。



2014年06月09日(月) 会社の「カルガモの雛」姿見えず

会社の池で生まれた二羽の「カルガモの雛」ですが、月曜日の朝出勤してみるとその姿はありませんでした。何も無かったかのように大人のカルガモは4匹池で休んでいました。社員が出勤しない土曜・日曜の2日間の休日中に「カラス」か「猫」に襲われたのだと思います。

先週金曜日からかなり大量の雨が降りましたが、二羽の雛は親と一緒に雨の中でも元気に泳ぎ回っていて、その動きもかなり素早くなっていました。「雨なら空中を飛ぶカラスの動きも鈍るだろうからより安全」等と勝手に考えていました。しかし自然の現実は厳しいものでした。



2014年06月08日(日) CDジャケット

IPOD(第3世代)に詰め込んだ楽曲コンテンツの整理をしています。10年以上前のIPODは画面は小さくて白黒、フォントも大きくて画面上の情報量に制限があることから、取り込んだ「楽曲」の画面上での管理は至ってシンプルなものでした。20ギガ(4400曲以上)の楽曲(殆どクラシック曲)が入っているのですが、音楽の検索方法は「作曲家別・演奏者別」をキーにすることが便利なので、ポップスのように「アルバム名」の入力はしていないのです。例えば「ブラームスの交響曲」ならば、ブラームス作曲で交響曲がズラっと並び、次に指揮者・オケ別で聴く曲を決定するようになっています。

一昨年英語勉強用でIPODナノ(第7世代)を購入して、楽曲コンテンツも少し入れたのですが、最新のIPODはカラー画面にアルバムジャケットが表示されるので、改めて楽曲コンテンツに加えてジャケットも魅力的なものだと再認識しました。音楽は作曲家・演奏家(同じ曲・同じ演奏家の異録音も区別)だけでなく、その曲が収録されていた「ジャケット」大切な要素であり大昔を思い出したのでした。例をあげると、「ミュンシュ・パリ管」の「幻想交響曲(LP)」は非常に奇抜な絵が使われました。また「ムラビンスキー・レニングラードフィル」のチャイコフスキーの4・5・6交響曲ではロシア風のチャーミングな絵が使われました。そうしたジャケット見ると嘗て(40年以上前)に貯金をためて買ったり、買えないので友人から貸してもらったりした時の思い出が蘇ります。

ということで古いIPODに「アルバム」を無視して詰め込まれた大量の楽曲コンテンツを「アルバム単位」に再整理する作業を進めているというわけです。そしてアルバムのジャケットについては、ネットショップ等の画像を利用させてもらっています。「ジャケット」と「楽曲コンテンツ」が対応することで楽しみが少し増えた気がしています。

嘗ての「LP」の名盤はCDに比べてかなり大きいので情報量が多く「魅力的なジャケット」が目白押しでした。演奏家の写真を使っている場合にも「演奏家の表情」と「楽曲」が上手く釣り合っていたりしてジャケットを見る楽しみがありました。「CD」世代に入ってからはジャケットそのものが小さくなり、ジャケットデザインへの力の入れ方が小さくなった感じがします。

小さいCDジャケットでも工夫すれば魅了的なものに成り得ます。例えば「ヒラリー・ハーン」はアルバムジャケットに「自分の姿」を使っていますが、10代の若いころの写真から大人の風貌に次第に変わってくる年月を知ることが出来ます。この方法は「クララ・ハスキル」も使っていたもので録音時の記録ともなります。残念に思うのは現在最も制作量が多いと思われる「ワレリー・ゲルギエフ」のCDジャケットが統一性がなく魅力的でないことです。現在世界の音楽界をリードするゲルギエフですが、嘗てLP時代を牽引した「帝王カラヤン」と対比するとには少なくとも「ジャケット」に関する限り後塵を拝しています。



2014年06月07日(土) 日本代表ザンビアとの練習試合勝利

ワールドカップ本番前の最後の練習試合「日本対ザンビア」の試合は、4対3で日本代表が勝利しました。ザンビアに先制されましたが、日本が粘り強く追いつき逆転できたことはまずは良しとすべきなのでしょうが、本番に向けて難しい課題があることも判明したと思います。

まず相手が「本田・香川の二枚看板」を徹底してマークすると日本には殆ど得点チャンスが無くなってしまうということです。前にも書きましたが「本田・香川」は既に成長のペースが落ちていて、相手の予想を覆すような動きは出来そうもありません。「本田・香川」が守備を出来るだけ多く引き付け、その分フリーになった「岡崎・長友」などが得点まで持ち込む作戦を考えないとならないと思います。

それは言い変えると「本田・香川に依存しないサッカー」ができるかどうかということです。今日の試合では「山口・森重」が非常に意表を突く攻撃参加を行っていました。内田も非常に良い上がりをしていました。「本田・香川+遠藤」のラインを経ずに、自陣からできるだけ手間を掛けずに相手陣内深くまで入り込むこと、これがポイントだと思います。

いずれにしてもワールドカップ本番は、マークはきつくなるし、対戦相手は身体が大きい上に運動能力もある選手が揃っています。日本チームが苦戦することは当たり前です。そうした状況で各選手がどのように対応できるかが勝負です。「細かなパス回し」などは通ずるはずがありません。各選手が自分の枠を超える動きをして、少ないチャンスを生かなくてはならないと思います。ここまで来たら悔いのないように闘って欲しいと思います。



2014年06月06日(金) アメリカの人質交換

アメリカがタリバンと「人質交換」したことで議論が巻き起こっています。タリバンに5年前につかまっていた米国人兵士(軍曹)と悪名高い「グアンタナモ」に収容されていた5人のタリバン兵士(幹部級)を交換したというものです。

実は今回帰ってくる米兵はその同僚によると現地で「脱走した」兵士だとのこと。通常ではタリバンに捕らえられた兵士は短期間で処刑されてしまうことが多いようなのですが、この兵士が5年も生きながら得ていたことに関してイスラム教に改宗したとか様々な憶測があるようです。またこうした取引に応ずると、今後人質交換目的のために「米国人誘拐」が増えるのではないかという懸念もあります。そうした難しい議論があってもオバマ大統領は「米国人」の救出を決断したのでした。

このことはアメリカという国がどれほど「国民を大切に考えている」のか証明されたことになります。事情がどうであれ「米国民の命」を最大限に尊重するアメリカの指導者の伝統は守られたのだと思います。アメリカが世界の紛争地域に兵士を送って、世界の警察としての機能を果たせるのは最終的に「国」が「兵士」をとことん守るからだと思いました。このことは青年が多数犠牲になった天安門事件から25年経過しても、謝罪一つしないた中国指導者に痛烈な批判になっていると思います。

アメリカとタリバンの交渉が今後どのような展開を見せるのか不明ですが、アフガニスタンからの撤退を表明したオバマ政権がタリバンと「交渉」を開始することで何か打開策を探っているのかもしれません。良いニュースを期待したいと思います。

解放された米兵(軍曹)には米国に帰還すると厳しい軍法会議・処分が待ち構えていると思います。その規律の厳しさもアメリカの一面ではあります。



2014年06月05日(木) 安倍首相の困った「発言」

5月30日にシンガポールのシャングリアホテルで「アジア安全保障会議」が開催され、阿倍首相が基調演説を行いました。日本国内では演説の内容を詳しく報道されませんでしたが中国は猛反発です。ベトナム・フィリピンは中国との対立の関係から好意的に受け止めているのかもしれませんが、他のアジアの国々を本当にそうなのかどうか心配です。安倍首相としては言いたいことを強く言い放ち満足してG7サミットに出かけたことと思います。

5日の「サウスチャイナモーニングニュース(SCMN)」にはこの演説に対する批判が掲載されました。官邸ホームページに掲載されている阿倍首相演説をみると、本当にこんなことを発言してしまったのかと呆れました。これには中国だけでなく他のアジア諸国も反発必須です。こんな発言をする首相をリーダとする日本国民は非常に恥ずかしいと思いました。マスコミで取り上げられないのでここで批判しておきます。

演説の最初で安倍首相は「中国」を名指しにはしないものの「中国の力による現状変更」を強く非難しました。これは既に言い古されてきた繰り返しです。この部分でも平和的な紛争解決を訴えながら、尖閣問題では「問題そのものが存在しない」という従来の立場を繰り返すばかりで、「平和的解決」ではなく「喧嘩を売るような」姿勢に変わりはありませんでした。

この演説に特に注意すべきは最後の方の「New Japanese」という表現を使って安倍首相が提唱する「積極的平和主義」の思想を華々しく打ち出した場面です。しかしその中には常識ある日本人なら誰もが首を傾げざるを得ないような表現が含まれています。今後大きな議論を呼びそうです。

安倍首相は「積極的平和主義を過去から現在・将来に向けての一貫した日本人の歩みだ」と以下のように説明しました。

●●●●●安倍首相発言(内閣府のホームページから抜粋)●●●●●
「国際社会の平和、安定に、多くを負う国ならばこそ、日本は、もっと積極的に世界の平和に力を尽くしたい、「積極的平和主義」のバナーを掲げたいと、そう思うからです。自由と人権を愛し、法と秩序を重んじて、戦争を憎み、ひたぶるに、ただひたぶるに平和を追求する一本の道を、日本は一度としてぶれることなく、何世代にもわたって歩んできました。これからの、幾世代、変わらず歩んでいきます。」


SCMNの投稿意見は「第二次世界大戦でアジアに侵略したのは現在の日本人の二世代・三世代前というつい最近のことではないのか」と指摘します。秀吉の朝鮮出兵まで遡るまでもなく日本人の祖先が「道」を誤ったことは何度かあったのは明らかな事実です。それを「一度としてぶれることなく平和を追求する道を歩いてきた」と表現するとは何と言うことか。「NewJapanese」は、先の敗戦を契機として反省し平和憲法を採用した方向を大きく変更して、「嘗ての道を再び歩み始める」と思われてしまいます。●●●●●●●●●●

更に阿倍首相は「日本人とアジアとの関係」を以下のように表現しました。
●●●●●●●●●●
「アベノミクスと、ひとはこれを呼び、経済政策として分類します。私にとってそれは、経済政策をはるかに超えたミッションです。未来を担う、新しい日本人を育てる事業にほかなりません。新しい日本人はどんな日本人か。昔ながらの良さを、ひとつとして失わない日本人です。貧困を憎み、勤労の喜びに普遍的価値があると信じる日本人は、アジアがまだ貧しさの代名詞であるかに言われていたころから、自分たちにできたことが、アジアの、ほかの国々で、同じようにできないはずはないと信じ、経済の建設に、孜々として協力を続けました。新しい日本人は、こうした、無私・無欲の貢献を、おのがじし、喜びとする点で、父、祖父たちと、なんら変わるところはないでしょう。」●●●●●●●●●●

福沢諭吉が「脱亜入欧」を宣言したように明治以降の日本は欧州列強を真似て「植民地政策」を推し進めました。日本の植民地政策が欧州列強のそれとは違って、単なる「収奪」ではなく「産業育成・教育改革等の現地に役立つ施策が多く含まれていた」として単なる侵略ではないとする意見はありますが、それだからといってアジア諸国に大変な辛い経験、不幸な事態を引き起こしたことは紛れもない事実です。

上の阿倍首相の言葉はそうした「アジア侵略」を美化するものとしか思えません。首相がA級戦犯が合祀されている靖国参拝を指導者として当然の行為だとすれば、上の発言と相俟って「日本は再び侵略の道」を歩み始めるのかという疑念をもってしまいます。父世代・祖父世代が戦争への道を突き進み、その結果で敗戦の悲惨さを味わってから来年で70年です。このような発言をする安倍首相には、デフレ脱却など不要ですから即刻退陣してほしいと思いました。



2014年06月04日(水) 会社のカルガモ




今日のカルガモ親子です。社員不在の土曜日曜の会社の池で「カラスの襲撃」から逃げ延びた二羽のカルガモの子は大分大きくなりました。泳ぎが上手くなって潜水もできるようになっています。これくらい活動できればもう大丈夫かもしれません。

親カルガモも雛が最初から二羽なので目が届くようでキチンと二羽を認識しているようです。通常六羽ぐらい孵化すると親鳥は雛全部を管理するのは難しくカラスの餌食になってしまう場合が多いのではないでしょうか。尤もそのように考えるのは人間の勝手な想像で本当は親カルガモは全ての雛をキチンと認識しているかもしれませんが。

この親子が暮らしていた巣でもう一羽別の親鳥が卵を抱き始めました。今度は何匹生まれるのでしょうか。



2014年06月03日(火) お得なワイン「Prince De Bao]



スペインヴァレンシア地方の「ケルビーノ・ヴァルサンジャコモ社(Cherubino Valsangiacomo)」社の「BASIC WINE」に区分される「Prince De Bao」というワインです。「赤と白」があり値段は両方とも税込み409円でした。最近出回っている低価格発泡酒並の安さです。そしてこの低価格でもワインの味はとてもしっかりしています。

葡萄(瓶の表示では)は赤は「スペインの土着品種ボバル(Bobal)、カベルネソーヴィニオン、テンプラニーニョ」、白は「メルセゲラ種(Mersegera)、アイレン」です。ケルビーノ社のホームページでは赤はボバル、白はメルセゲラと記載されています。多分赤・白ともこのスペインバレンシアの土着の葡萄を主に使っているのだと思います。従って現地の一般家庭で一般的に飲まれている「デイリーワイン」をそのまま輸出に回したようなワインだと思います。価格の安さも頷けます。

少し前までは日本で手に入る「低価格ワイン」は新大陸(アメリカ・オーストラリア・南米・南アフリカ等)の新興ワイナリーのものが殆どでした。そうしたワイン生産地ではヨーロッパから名の知れた「葡萄」を持ち込んで苦労して育て、ワイン醸造も徐々に上達していくのですが、その初期段階で品質が安定しないようなワインが日本に入ってきていたのだと思います。葡萄種こそ「カベルネ、シラー・メルロー・シャルドネ等」の有名なフランス葡萄を使っていますが、その味わいは「粗くて安定しない」ものだったと思います。

その後そうした新興ワイン生産地のワインも品質が安定して、ヨーロッパの高級ワインに匹敵するような高品質なワインを生産するようになり、世界のワイン市場の拡大もあって新興ワイナリーが成長する一方で、新規参入ワイナリーが低価格ワインを提供するという仕組みができていたのだと思います。中には失敗するワイナリーもあったのだと思われます。

そうした新興地域のワインと並行して、少し以前から入り始めたのが「ヨーロッパワイン生産国で作られるデイリーワイン」です。日本のワイン愛好家の裾野が拡大し、ブランド・価格に拘らずに美味しいワインを沢山消費するようになったのだ思います。世界のワインの生産量は「イタリア・フランス・スペイン」の3国が断トツなのですが、そうした国では多くの地方ではその土地に相性の良い葡萄を大量に植えつけ、安くておいしいワインが大量に作られてきました。こうしたワインは熟成され複雑味を増すようなワインではありませんが、口当たりが良く、現地の食生活に合致した食事を楽しくしてくれるワインなのだと思います。ヨーロッパのワイン生産地はオリーブ生産地とダブるのですが、日本でも健康志向でオリーブオイル使用量が増し、そうしたオリーブオイル料理の増加がデイリーワインの需要を拡大している理由のひとつだと思います。

「Prince De Bao(プリンスデバオ)」のボバル種の「赤」とメルセゲラの「白」はまさしく昔からスペインバレンシア地方で飲まれてきたワインのようなので、多くの一般家庭の食卓で愛好されてきたワインですから美味しいに決まっています。今日は「鰯・海老のアヒージョ」で「赤」を飲みましたが、そうした庶民的な料理とぴったりのワインです。



2014年06月02日(月) 北朝鮮との交渉

宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が滞在先の北京から北朝鮮への戻る途中の北京空港で会見に応じました。今回の拉致問題に関する日朝合意の中には、在日本朝鮮人問題(在日朝鮮人権利、総連本部事務所など)の取り扱いも含まれるとの認識を改めて示したようです。

日本政府は相変わらず総連本部問題は今回の合意に含まないとする立場を表明していますので交渉内容に関して相違に認識の違いがあることが明らかになりました。北朝鮮としては、拉致被害者調査・拉致被害者返還の見返りとして、どの程度までの「制裁緩和・在日朝鮮人問題の解決」を求めることになるのか、最も気になるところです。

中国・韓国は「北朝鮮非核化に向けた六か国協議」の足並みが崩れることを警戒しています。「一人二人」の拉致被害者帰国によって、日本から莫大な支援を受けることができれば朝鮮半島非核化のための経済制裁は大きく効力を削がれてしまいます。それは現在北朝鮮と軍事対立で揉めている韓国と六か国協議の議長に祭上げられた中国にとっては「癪に障る勝手な動き」と見えるはずです。

しかし、考えてみると六か国協議メンバーとの共同の「経済制裁」より、日朝間の特殊な問題である「在日朝鮮人問題、朝鮮総連本部問題」を取引材料にする方が、中国・韓国・アメリカとの関係で「波風が立たない」問題であると言えます。この問題は「1910年の朝鮮併合」に端を発する非常に根深い問題でもあります。「拉致問題と強制連行問題」を絡めて解決するとなると、北朝鮮の「非核化」とは別次元の問題となりあえます。尤も在日朝鮮人の「改善した処遇」から北朝鮮本国が大幅なピンハネをするようでは実質的に在日朝鮮人の利益にはなりません。この辺りが困った問題ではあるのですが。



2014年06月01日(日) 「CANTO」(SENSI社の美味しいワイン)



イタリアトスカーナ州のワイナリー「SENSI社」のデイリーワインの「CANTO」です。輸入元の三菱食品の情報からすると、「サンジョベーゼ、モンテプルティアーノ」を使った「テーブルワイン」のようです。

三菱食品は「SENSI」者から多くの銘柄を輸入・販売しているようですが、いずれも庶民的なワイン(というより格安ワイン)です。この「CANTO」は570円(税込み616円)という非常に手頃な価格のワインです。昔「SENSI社」の「キィアティ」(サンジョベーゼ、カナイオーロ)を飲んだことがありますが「キィアンティ」としてはそれほど強い印象は残りませんでした。サンジョベーゼとカナイオーロの「キィアンティ」より、サンジョベーゼとモンテプルティアーノの「テーブルワイン」の方が飲みやすいと思いましたし、価格面からすると断然お得な感じがしました。モンテプルティアーノ風味を生かした「優しい」ワインに仕上がっています。

この「CANTO」には「赤」の他に「トレッビアーノ100%の白があります。価格は同じ570円。これからの暑い季節には「冷やし白」が大変おいしく感ずるはずです。「トレッビアーノの白ワイン」は3リットルボックスワインでも十分美味しいのですが、この価格だとボックスワインより安く買えると思います。他にもイタリアの庶民用ワイン葡萄モンテプルティアーノ種のワインをどんどん輸入して欲しいと思います。




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