昨年末の北京旅行以来、中国・中華料理に凝っています。ということで手近なところで横浜中華街に行って見ることにしました。26日の月曜日が中国の旧正月なので色々飾り物があるのではないかという期待もありました。湘南新宿線があるので武蔵浦和からだと池袋で乗り換えて横浜まで一本です。行きはJRの湘南新宿線経由石川町まで、帰りは「みなと未来線」横浜中華街から東横線経由で帰ってきました。
お昼御飯は「関帝廟」近くの「華都飯店」で頂きました。この華都飯店の3階には「中山祈念堂」があるとのこと。店の人に聞くと今は唯の「会議室」になっているとのことです。下は華都飯店の写真です。

インターネットの情報によると、昔この地に「孫文」が住んでいたことから、ここには「中山祈念堂」があったということです。「華都飯店」は1973年に開店したそうですが、嘗ての「中山祈念堂」を3階に設置したのでしょう。さて本当のところはどうなっているのでしょう。この華都飯店の向かいには横浜中華学院があり、その校庭には「孫文」の胸像が建っています。この辺りは「孫文」との縁が深いようです。

華都飯店は北京料理の店です。妻と二人で紹興酒(花彫老酒)を飲みながらセットのランチを頂きました。仕上げに麺が出てきて、とても食べきれないと思うのですがこれが不思議にも入ってしまうのです。本当に美味しかったです。このレストランは「行列ができる」という有名店ではないようですが、地元の方が訪れる本当に「庶民的な」レストランです。ちょうど近所の学校が参観日だったのか、常連の家族連れが何組もやってきた雰囲気でした。
横浜中華街を散策して非常に面白かったです。ただ道路には「天津甘栗」を売る若い人が群がり、豚マン・肉マンが非常に流行っているようでした。これでは中国の雰囲気が出ません。観光客も中華街の人ももう少し考えた方がよいのではないでしょうか。
| 2009年01月18日(日) |
HMVのポイントシステム変更 |
「HMB」からのお知らせメールが来ていました。今日まで「ポイント3倍セール」だとのこと。実は昨年から欲しいCDがあったので、今日の午後池袋メトロポリタンプラザのHMVに行ってきました。
目当てのCDは「アムランのショパンピアノソナタの2番・3番」。昨年12月の発売でした。昨年同じHMVで試聴した時に「3番の4楽章」の素晴らしさに圧倒されたのでした。その時はポイント3倍セールの時に買おうと考えて見送っていたのでした。残念ながら今日は売り切れ。上手く行かないものです。
さて在庫のないCDを今日注文すれば入荷したときに「ポイント3倍」扱いをしてくれるのかどうかHMVの店員さんに聞いて見ました。店員さん曰く「今月中ならばポイント10倍にります。」とのこと。それは凄いと思ったのですが、少し話を聞くと「うさんくさい」感じがしてきました。
HMVの新しいポイントシステム
このシステムは1月19日(明日)から適用されます。その仕組みは以下のようです。 「100円で1ポイント。1ポイント=1円でCD購入に充当できるとのこと。」
これまでは500円で1ポイント、50ポイントで1000円に充当できました。つまり25000円で1000円ですので、「1円で0.04円のサービス」です。新しい仕組みだと100円で1ポイントなので「0.01円のサービス」。割引率は大分悪くなるということなのです。
これまで「ポイント2倍、ポイント3倍」のセールが企画されてきました。今後「ポイント10倍」のセールがあるようですが、本当は「12倍」に設定しないとこれまでの「3倍」と同等には」ならないのです。ポイント5倍・10倍と倍率は大きくなっても、交換比率を小さくしているので、実質は前よりはサービス低下なのです。「特別倍率ポイントのない日」は実にこれまでの「1/4」のサービスになってしまうのです。
更に、これまでに貯めたポイントですが、
「50ポイント⇒1,000ポイントに、100ポイント⇒2,500ポイントに変換します。それ以外の端数となるポイントは1ポイント⇒5ポイントに変換します。」とのこと。まとまっていれば従来通りの変換が可能ですが、端数の交換比率は極端に小さくなってしまいます。
ということで今日まで「52ポイント」あったので、50ポイントで1000円割引してもらいCD1枚購入してきました。購入したのでは「ドラティ指揮」で「バルトークの管弦楽の協奏曲」。このCDも前から欲しかった盤です。世の中不景気でCDショップも苦しいのだろうとおもいますが、やり方が少し姑息だと思いました。
| 2009年01月17日(土) |
武蔵浦和のイタリアレストラン |
今日は結構暖かかったので昼食に外出しました。目的地は武蔵浦和のイタリア料理レストランの「アッズーリ」。武蔵浦和駅前に複数あるイタリアンレストランの中で最も「ランクの高い」レストランでしょう。昨年は妻と二人でディナーを頂きましたが、今日は妻・娘と3人でランチでした。後午車に乗る予定もあったのでアルコールは頂きませんでしたが、ゆったりとランチを食べる事ができました。3人だとパスタ2品+ピザ1品か、ピザ2品+パスタ1品で選べます。1300円程の値段で前菜、デザート、飲み物がサーブされました。それぞれの料理が丁寧に仕上げられている事に加えて、店のスタッフは非常に「気さく」で且つ「気配り」が木目細やかなので、常連さんが多い感じでした。

武蔵浦和の駅近辺にはイタリア料理のレストランが結構あります。昨年暮れに浦和にある「Something」が店を出しましたのでより競争が厳しくなりました。全て味わった訳ではないですが紹介しておきます。
「アッズーリ」(武蔵野線高架下) レストラン「アッズーリ」
「ポポラマーラ」(ラムザビル1F) 「ポポラマーラ」のホームページ
「SOMETHING Bella Gioia」(ナリアビル1F) 「Sopmething」のホームページ
「ジョイア・ミーア」(マーレビル2F) 那須の皇太子一家もお忍びで行くと言う同名のレストランがあるようですが、この武蔵浦和の店は全く関係ないようです。因みに那須のイタリアレストランのホームページはこんな感じです。 「ジョイアミーア」のホームページ
「スパゲッティー食堂 ドナ」(ビーンズビル1F) 「ドナレストラン」のホームページ
「サイゼリア」(マーレビル2F) 「サイゼリア」のホームページ
ついでに「中浦和」駅前にあるイタリアンレストランの「ドンイタリアーノ」も紹介しておきます。 「ドンイタリアーノ」のホームページ
| 2009年01月11日(日) |
今年の泳ぎ始め、健康管理 |
今日沼影市民プールで「泳ぎ始め」をしました。駅前にマンションが建ち人口が増えているはずですがこの沼影市民プールはまだ混雑しません。多分新しく越してきた人達は「スポーツジム」へ行っているのではないでしょうか。駅前にはスポーツクラブが二つもできています。市民プールは水温が低かったり、シャワー室が寒かったりしますが、一回400円ですから毎週通っても月2000円程度なので、ただ泳ぐだけなら安いです。
昨年11月の人間ドッグ以来、食事の量を減らし体重が大分落ちました。食事を減らしながら、水泳を続ければ、身体の健康上の課題が少しでも良くなるのではないでしょうか。健康上の課題は以下の通り様々あります。
1.動脈硬化症(経過観察) 2.不整脈(軽度の異常) 3.脂肪肝(アルコール性)(軽度の異常) 4.ピロリ菌有り 5.大腸ポリープ(経過観察) 6.総コレストロール高値(軽度の異常) 7.糖尿病(要治療) 8.高尿酸血症(経過観察)
2、4、5の項目は食事療法・スポーツ療法ではでは如何ともしがたいので、まあ様子見です。そのほかの項目については、体重を管理したり、献血の際の成分分析表で管理して行きたいと思います。インドから帰国して丸3年経過しましたので今年から献血可能になりました。昨年暮れに海外旅行したので、実際には旅行後4週間経過した2月から献血可能となります。
昨年と同様に、今年も浦和の「調神社」、御茶ノ水の「神田明神」に初詣し、「おみくじ」をひいてきました。今年は調神社が「末吉」、神田明神が「吉」でした。昨年両神社とも「大吉」をひきあてたのですが、今年は少し運勢が後退しているようです。景気低迷の影響でしょうか。二つのおみくじのご託宣を記載しておきます。
願望 「調」 :はじめは無理なるも後必ず叶う 「神田」:喜び事早く叶う
待人 「調」 :さわりあり来たらず 「神田」:早く来るべし
失物 「調」 :出る落ち着いて探せ 「神田」:落ち着いて探せば出
旅行 「調」 :秋ならば利あり 「神田」:色情を慎めば何れに行くも吉
商売 「調」 :始めは損後に利あり 「神田」:値段上下無し
方角 「調」 :西北の方特に吉 「神田」:東と南が特によし
学業 「調」 :次第に叶う 「神田」:あせらずになせ
争事 「調」 :心静かにすれば勝 「神田」:控え目にすべし
転居 「調」 :あせらずに待て 「神田」:よろし吉
出産 「調」 :吉さわりなし 「神田」:さわりなし
病気 「調」 :なおる信心が第一 「神田」:なおる信心が第一
縁談 「調」 :最初の話より後の話の方が吉 「神田」:早く父母に相談すれば良縁調うべし。
今年はできるだけ控えめに対応するのが良いようです。年の前半は厳しそうですね。
| 2009年01月03日(土) |
スリランカ内戦激化(16) |
Key loss will test Tamil Tigers
The Sri Lankan army's capture of the northern town of Kilinochchi marks a new phase in the fighting between the security forces and the Tamil Tiger rebels.
With its fall the rebels have now lost the biggest township they had under their control for more than a decade. For the security forces, it will enable them to consolidate their domination of the key A9 highway, which links the Jaffna peninsula with the rest of the country.
BBCのニュースですが、新年になってスリランカ政府が反政府組織(LTTE)の事実上の本拠地であったスリランカ北部の「キリノッチ」を陥落させました。政府軍は北のジャフナ、西のマナー、南のヴァウニアの3方からキリノッチに攻め上りついに陥落させました。政府軍はさらにLTTEの軍事基地のある「エレファントパス」と東部の「ムライティヴ」を目指して進攻中とのことです。
スリランカ島を南北にA9ロードが通っています。この路は中南部のキャンディを最北部のジャフナを結ぶ幹線だったのですが、北部がLTTEの支配されていたことから通行が困難になっていました。今回沿線上のキリノッチを政府軍が陥れたことによって、A9ロードが通じていない場所はエレファントパスだけとなりました。
しかし、果たして政府軍の戦果のよってこの内戦が終結するのかどうかは予断を許しません。もともとLTTEはゲリラ線を得意としているので民衆に紛れてしまう可能性があります。そうなるとスリランカ政府は何時までも警戒を続けなければならなくなります。
| 2008年12月31日(水) |
年末にテロ、紛争発生 |
11月にインドのムンバイにおいてイスラム過激派の犯行と考えられる大規模なテロが発生しました。このテロはこれまでのヒンズー教徒の多く集まる「マーケット」を狙った物とは違い、ムンバイのユダヤ教寺院や外国人の利用の多い高級ホテルをターゲットにしたものでした。これまでの「ヒンズー対イスラム」の構図のテロとは明らかに別で国際社会に大きな影響のある行動となりました。
そして12月19日に中東のハマスがイスラエルとの「和平終了宣言」が出たと思ったら、12月28日にはイスラエルの大規模なガザ地区への空爆があり多くの犠牲者が出ました。ハマスとはPLO(主流派自治政府)とは一線を画す原理主義的な組織です。過激な組織との紛争でパレスティナ全体まで紛争まで巻き込まないで欲しいと思います。
世界全体が経済不況に陥り先進国から発展途上国まで経済が悪化する中での大規模なテロ・紛争です。新しい年においては、人々の知恵と知識によって安定した生活ができるように願っています。
| 2008年12月30日(火) |
帰国、お土産の「水井坊」 |
無事北京から帰国しました。成田からの帰りの電車の中で「サイパン」に行ってきたという家族(お婆さん、お母さん、お孫さん)に会いました。子供達は半袖です。北京の寒さに震えながら観光してきた私達とは全く正反対の環境のようでした。寒い時に寒い場所を観光するのは、やはり厳しいことを実感しました。
下はお土産として見つけた白酒「水井坊」です。今年の春の上海出張の折りに紹介してもらった非常に美味しい白酒です。アルコール濃度は高いですが非常に飲み安い白酒です。右は通常の250ccの瓶、左は可愛らしい50ccの瓶です。両方ともアルコール度数は52度。「水井坊」は四川省成都の酒です。50ccの瓶は北京郊外の土産物屋で買ったのですが、果たして本物かどうか分かりません。「水井坊」には偽ブランド商品が出回っているとのニュースもありますので。

この「水井坊」は最近人気が出ているらしく、成田の免税店にも売っていますし、北京の免税店にも特別専用コーナーで売っていました。免税店で売っている酒は「アルコール度数38度」のものだそうです。アルコール度数の高いものはやはり市内の酒屋で買ってくるしかないようです。
「水井坊」製造メーカのホームページを見つけました。「水井坊」はパッケージと瓶が非常に立派なのでまたどこかで紹介したいと思います。
成都水井坊有限公司
29日は午前中と後午の二回に分けて故宮博物館の見学でした。タップリと故宮博物館を見学できることが今回のツアーを選んだ理由のひとつでした。またガイドの「許」さんは非常に博識な方で様々な分野に飛ぶ私の質問に的確に答えてくれました。明・清の歴史をきちんと勉強していけばもっと面白かったとは思いますが、最初なので断片的な知識を得ただけでも良しとすべしです。
午前中の見学は、天安門広場を見学してから「天安門」、「端門」を抜けて南の「午門」から故宮博物館に入館しました。この三つの門はどれも立派でそれだけでも一見の価値があります。北京には多くの門が聳えていて「門の街」と呼ぶことができます。嘗ては故宮の北にある「鼓楼」が一番高い門であったそうで、そこから北京市内が見渡せたことでしょう。その「鼓楼」の南の延長線上に「故宮」が作られたのでした。「高い門」はドラビダ様式のヒンズー寺院にも共通する建築です。しかし中国の高い門は権威の象徴であり、その「門」は身分の差を明確に表す一つの「境目」をも表しています。
午前中はまず故宮南側の「朝」を見学してから北側「廷」の東側の宮殿を見学しました。まず「朝」は立派な「午門」を通って故宮に入りました。「午門」は「コの字」型をした門で皇帝が戦いに出発する「兵士達」へ言葉を送った場所なのだそうです。「皇帝」の声が散ってしまわないようにという配慮なのだそうです。
午門の北側には「内金水橋」という川が流れています。その北側に「太和門」があります。太和門の入り口には一対の「獅子」の胴象が据えられています。この「獅子像」が素晴らしく立派なものでした。東側が「雄」で西側が「雌」の獅子像でどういうわけか「雌」にも立派な鬣があります。雌の獅子は左手ので子獅子をあやしていて、雄獅子は右手で地球をコントロールしています。この「太和門」は皇帝が上奏を聞いたり詔勅を発する場所であったのだそうです。
皇帝が政務を行ったのは「朝」の一番北側の「大和殿」「中和殿」「保和殿」の広大な建物です。大和殿は通常皇帝が政務を行った所、中和殿は皇帝の控えの建物、保和殿は皇帝が科挙の最終試験を行ったところです。この建物郡は「ラストエンペラー」の主要な舞台になっている場所だそうです。もう一度見て見たいと思います。
午前中は「廷」には入らずに東側の建物郡を見学しました。こちらは皇極殿などの建物を見学しました。ここは清の「乾隆帝」が退位して余生を過ごした場所です。生存中に退位したのは「乾隆帝」だけだそうです。丁度今上天皇が健康を害しながら誕生日迎えられました。日本の天皇にも「退位」という制度があれば良いと思います。
午前中最後のポイントは故宮の北東隅にある「珍妃の井戸」です。珍妃は清朝末期の光緒帝の妃で西太后と対立しました。その珍后が殺害されたのがここの「珍妃の井戸」でした。

今日は北京観光2日目で郊外の「万里の長城」見学でした。目的地は北京の北西の「八達峰長城」。北京市内から高速道路を使うと1時間程度で到着します。到着した27日は非常に良い天気だったのですが、この日は曇りで陽射しがなく時折雪の舞う非常に寒い一日になりました。標高の高い(約1000m)「八達峰」は本当に寒かったです。
なお朝一番で近くのスーパでGSMのSIMカードを購入して妻用の携帯電話を使えるようにしました。インドで使っていたGSM携帯ですが再開するのは3年振りです。
八達峰の長城は「高速道路」が走り、高い所までロープウェイが行っていますので長城を観光するには非常に便利になっています。予定ではロープウェイは片道登りだけで、帰りは歩いて降りることになっていましたが、非常に寒いので往復ともロープウェイを使いました。
世界遺産に登録されている「長城」です。実際に近くでみると「丁寧」な作りに圧倒されます。長城に使われている「石」は麓から運び上げられたものだそうです。物凄い多くの人の労働の結果だということが実感させられます。
帰りの途中に「居庸関」に寄りました。居庸関の説明はガイドブックではあまりないので、現地の観光案内(日本語)看板の解説を掲載しておきます。
居 庸 関 居庸関は、北京の長城沿線上の著名な古関所で、国家指定文化財とされている。関所が所在する峡谷は、大行山脈の軍都山地に属し、険しい地形を呈している。春秋戦国の時代から、早くも燕という国がここを占拠し、当時「居庸塞」と称された。漢の時代なって、居庸関の関城がすでにかなりの規模となった。南北朝になると、関城が長城と繋がるようになった。それから、唐、遼、金、元などいくつもの時代を経過したが、居庸の峡谷には必ず関城が設けられ た。 現存の関城は、明王朝の洪武元年(1368年)に建設し始め、徐達という大将軍と常遇春という副将軍の計画によるものである。明王朝の景泰初年(1450〜1454年)とその後に数回修繕された。関城は東に翠屏山の尾根に、西に金拒山の山順に連なり、一周の長さが4000メートルを超え、南北の月城と城楼、敵楼には必要な軍事施設が完備している。関城の内外には、さらに役所、お寺と儒学校などの各種の施設がある。 清王朝の末期以降、居庸関の関城の建造物が徐々に荒廃したが、雄大な関城と多<の歴史的な遺跡が残り、中国の古代軍事文化を知るための一窓口となっている。1992年、昌平県十三陸特区は文物保護のため、関城の建造物を全面的に修復し、昔の雄姿を再現させた。関城周辺の自然景観が美しく、金王朝の明昌時代(1190〜1195年)に「居庸登翠」の名で「燕京八景」のひとつに数えられた。1982年、居庸関はその歴史的価値と自然景観の美しさが評価され、八達嶺、十三陵風景名勝保護区に編入され、その重要な観光スポットとなった。
「長城」見学の後北京への帰り路の途上にある「明の13陵」を見学しました。明は1368年「朱元璋」(洪武帝)によって創建され16代の皇帝がその帝位につきました。そして「1644年」清の太宗(ホンタイジ)が農民反乱の李自成を滅ぼして清朝を創建するまで続きました。そして明3代皇帝の永楽帝が都を南京から北京に移したのでした。従って「永楽帝」は北京遷都の大恩人と言うべき皇帝です。その永楽帝は自らの陵墓の場所として現在の13陵の場所を指定したことから、永楽帝以降の13人の皇帝の墓が集まっていると言うわけです。永楽帝は北方への備えを固めるために自らも南京から北京に引っ越した非常な英傑だったのです。
今日は世祖永楽帝の墓「長陵」と第14代神宗万暦帝の墓の「定陵」の墓を見学しました。現在13陵の中で「定陵」だけが発掘されて夥しい副葬品が発見されているとのこと。その副葬品は「長陵」の立派な永楽帝の胴象の周りに展示されています。「定陵」では発掘された地下宮殿も見学できます。14代皇帝がこんなに立派であるということは、3代永楽帝の墓はどうなっているのか。非常に興味深いものがあります。
夕御飯は北京宮廷料理の「仿膳飯荘」で頂きました。レストランは景山の西側の北海公園内にあります。ここでは約1時間程度しか時間が無かったのですが宮廷料理の雰囲気を味わうことができました。ただ「ラクダのこぶの肉」料理は少し肉が硬くて敬遠ものでした。
夕食後にオプションで京劇を観劇しました。場所は湖広会館という劇場。ここは非常に伝統のある京劇劇場だそうです。演目は「秋江」と「十八羅漢闘悟空」。中国の伝統を味わいました。
<参考>「秋江」と「十八羅漢闘悟空」のあらすじは「日本京劇振興協会」の以下のページにありました。
日本京劇振興協会「秋江」のページ 日本京劇振興協会の「十八羅漢闘悟空」のページ

北京の白酒の「京宮ニ鍋頭酒」です。アルコール度56%、100ml。昼食をとった北京郊外の土産物店レストランのテーブルの上にコンプリメンタリイで置いてありました。寒い北京にはぴったりの強いお酒です。大変気に入りました。価格も非常に安いもので、土産物屋で20元ですから街中ならば数元でかえるものでしょう。
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