朝の通勤電車に「社内放送おじさん」が乗っています。8時18分赤羽発の上野ゆきの高崎線。このおじさんは私と同じ埼京線から乗り換えてくるらしい。列車が上野に近づいて速度を落とし始める頃、乗客がそろそろ列車を降りてホームの階段目指してダッシュしようと準備し始めるころに、その社内放送は始まります。
「長らくのご乗車ありがとうございました。」 「また社内大変混雑してお疲れ様でした。間もなく上野に到着いたします。」
ドア近くに自分の位置をキープしているおじさんは周囲に全く気兼ねすることなくよく通る声でアナウンスします。周りの乗客もさして迷惑を感ずることなくこの「放送」を聞いています。むしろ遠くの乗客が奇異に感ずるようです。私もそうですが、おじさんの言っていることが「当たっている」ので、むしろ乗客全員の気持ちを代弁してくれているように思え慣れてしまっています。今では上野に近づくとこの「放送」を期待してしまいます。
或る日この「おじさん」とエスカレータで前後になりました。このおじさんが私に向かって「今年の冬は暖かいねえ」と話しかけてきました。私とそのおじさんは全く面識がありません。つい「目」を合わせてしまいました。このおじさんは誰にでも親しく話しかける人なのかもしれません。少し変わっているなと思いました。
しかし考えてみると、私も「○○おじさん」に見られているのかなとも思います。自分では全く気づかずに他人に奇異に移るようなことをしているかもしれないからです。こういうことってあるかも。
スリランカでは、2月の満月の近辺はコロンボの寺院「ガンガラーマヤ」の縁日になります。この祭りのためコロンボにスリランカ中の象が集まるのです。コロンボの中心にある広大な公園はこの間「象」達の宿泊所になります。今年は70頭の象が集まったということです。賑やかな象公園になっていることでしょう。
そのスリランカでは1月末に大規模な内閣改造が行われました。2005年1月に現在の「ラジャパクサ大統領」が就任してから最初の改造です。ラジャパクサ大統領は「SLFP」(スリランカ自由党)ですが、大統領選挙でライバルの「ウィキレメシンヘUNP党首」に勝利したものの、SFLPは国会では過半数ではなく連立政権になっていたのでした。昨年から噂があったのですが、年が明けて「UNP」等の国会議員が「SLFP]へ大量に「鞍替え」がありました。そして一院制国会議席225の中で88の議席しかもっていなかったSLFPが113に増えて過半数を支配することになりました。
今回の内閣改造はその「鞍替え」者に対して「大臣ポスト」を与えるための改造でした。このため約60もの大臣ポスト(副大臣も含め)が作り出されました。SLFP国会議員の半分が大臣ということになります。
安定政権はスリランカで非常に期待されてはいます。「LTTE」との紛争解決のための意思決定が早くなります。国際社会は「LTTEにどれくらい権利を与えるのか」の意思決定が容易になるだろうと期待しています。これまで右よりの「仏教徒政党」の反対が強くて、大胆な譲歩案はすべて否定されていたからです。しかし私が心配するのは、与党が強くなって強行路線に走らないかということです。昨年8月から攻勢に出ている政府軍は、少しずつですが確実に支配地域を増やしています。つまり内戦は政府軍がじりじり「LTTE」を追い詰めている構図なのです。政府軍内部には一機に「LTTE]を打ち負けしてしまえという意見も多いのは事実です。
3日の新聞にはスリランカ北西部の海底に油田があるだろうとの記事が掲載されました。このあたりの海は「LTTE」の「シータイガー」が出没する地域で、政府としては制海権を確保することが大変重要だったのだと思います。スリランカ政府が「LTTE」の海軍基地に打撃を与えることを目的に空爆していた理由のひとつがはっきりしました。政権与党が大きな力を握ってしまいましたが、紛争解決に平和的で着実な政策を取って欲しいと思います。
先週は木・金・土の3日間の強行スケジュールで出張したので疲れました。ようやく土曜日ゆっくりしたので、疲れがとれた感じがしました。午前中に水泳に行ったのですが、思いのほかしっかり泳げました。深い呼吸を続けたので、風邪気味だった「のど」が治ってしまいました。
私が出張している間に「Fonルータ」が到着して妻がセットアップ完了していました。会社でFonのホームページを見てみると、グーグルアースのさいたま市南区の我が家のマンションに「緑色」のマークが付いていました。我が家近辺には、まだそれほど普及していないみたいです。
当面は自分の家近辺へ無線アクセスを提供するだけで、特別コンピュータを外に持ち出す用もありません。その内WiFi対応の携帯電話を使ってみたいと思っています。特に海外からのWiFi携帯の通話性能がどれくらいの品質なのか興味があります。携帯マーケットのGSM・PDC・CDMなどの標準化の失敗による不便さを、世界共通のIPプロトコルのWiFiがどこまで克服できるのか・・・。

滞在したホテルから北側のコロンボの港を写した写真です。このあたりはフォート地区とよばれ銀行が集中している場所です。港の直ぐ近くに「オリエンタルホテル」があります。非常に伝統のあるホテルです。

コロンボ市民の憩いの場所のゴールフェース公園です。これは南を向いて写真を撮っています。海は西側にあたります。
今回のスリランカ出張は非常に疲れました。日程も然ることながら折衝が難航しずっと気を張っていたからです。18日深夜のスリランカ入国も大変でした。ちょうどスリランカでイスラム教のひとつの宗派の集まりがあるとのことで、多くのイスラム教の方がスリランカにやってきたようです。入国手続きの窓口は長蛇の列でした。いつもは簡単に済むはずのスリランカ入国も30分以上待たされました。
19日の「打ち合わせ」も結構大変でした。結局午後から始まって夜の9時を過ぎても事態ははっきりしませんでした。20日の午前1時の飛行機に乗るためには、10時30分にホテルをチェックアウトして空港に向かわなければなりません。結局10時に今回の打ち合わせを断念し、30分で身支度して空港に向かいました。帰りの飛行機は打ち合わせが不調に終わったことからゆっくり休むこともできませんでした。こういうこともあるものだと外国での打ち合わせの難しさを実感しました。
今成田空港です。今日は空港無線LAN快適に繋がりました。午前10時55分発のSQの飛行機でシンガポールに向かい、シンガポールでスリランカ行きの飛行機の乗り換えてスリランカに行きます。シンガポールで5時間以上の待ち時間があります。
帰国は20日土曜日の夜です。今回は基本的に一泊三日の強行日程です。現地では複数の人に面会する予定です。日本は冬ですが向うは暑いのでコートはバックにしまいました。またシンガポールからアップするつもりです。
飛行機の中ではインターネットは使えませんでした。ボーイング社の機内インターネットサービスは本格的に終了したみたいです。今時間は午後5時15分。5時45分にシンガポールに着く予定です。予定より15分早い到着の予定。みごと機長の案内とおり5時45分ちょうどにシンガポールに着陸しました。大したものです。(今空港のラウンジからアップしています。)
今年の息子はまさしく「末吉」です。つまり年の前半は良くないようです。まず1月4日の仕事始めの日に酒を飲みすぎました。ダウンして救急車で病院に運ばれた息子を娘の運転する自動車で自宅まで運んできて我が家で一晩世話をしました。息子も大した奴で翌日5日は二日酔いで「ふらふら」なのに会社に出勤しました。
そして第二週。1月11日に急に腹の具合を悪くした息子が再び我が家に戻ってきました。どうやら「ノロウィルス」にやられたみたいです。金曜日、土曜日は一日中寝ていました。日曜日の午後漸く元気を取り戻して柏の独身寮に帰って行きました。二度あることは3度あるかもしれません。今週は注意して欲しいものです。
今日は成人の日です。我が家の下の娘が成人式を迎えました。私も妻も大学時代田舎を離れて下宿していたので成人式には行っていません。息子も東京の中学を卒業したので「さいたま市の成人式」には出ませんでした。娘はさいたまの中学を卒業したので友達が沢山いるので成人式に出ることになりました。
振袖の着物は妻の着物を田舎から持ってきて、娘の体格にあわせて少し直しました。小物でも草履とかは妻とサイズが違うので飼いました。娘は今日朝4時頃から髪のセットと着付けに行きました。2007年の大イベントです。普段ジーンズばかり着ている娘は今日は「おしとやかに」歩いていました。よい思い出になったと思います。
今日今年の初泳ぎに行ってきました。年末年始に食べてばかりで運動不足ですから太るのは当たり前です。今日プールで泳いだ後プールから出たときに身体が随分重く感じました。多分水中では相当大きな浮力を得ていたのでしょう。水に入って太り過ぎを実感しました。今年も出来るだけ泳ぐ機会を作って体力維持に努めたいと思います。
昼食は別所沼まで散歩に行きました。昨日(土曜)の天気は散々でしたが、今日は時々陽が射しました。太陽がでると暖かでした。別所沼までゆっくりゆっくり歩きました。途中のコンビニで食パンを買います。これは別所沼公園の鳩や鴨へのお土産です。公園の看板には「餌をやらないでください」と書いてありますが、冬は食べ物が少ないのですから、時々なら美味しい「パン」をあたえても良いでしょう。鳩は大喜びでした。別所沼会館で昼食を取りました。散歩した後なのでとても昼食が美味しいのです。

NHKの新春オペラガラを聞きました。今年の番組で50回を迎えるとのことです。長い歴史があるのですね。この番組に出ている人達だけが日本のオペラ歌手ではないのですが、それでも現在の水準を見る(聴く)には都合のよい番組だと思います。但しどのような選考基準なのか分かりませんね。例えば昨年大活躍でNHKにも登場していた森麻季さんなどは出ていないし・・・。
2時間見ていて何といっても関心したのは大村博美さん(ソプラノ)でした。写真は大村さんのホームページにあります。現在フランス在住とのこと。 http://www.geocities.jp/hiromi_omura/
特徴は声の出し方がすごく自然なことです。自然なので結局伸びがあり、高音・低音の声の質が均一なのです。高い声で無理をしないし、低い声も良く響く。そして細かなコントロールが聞く。非常に抑制されているのです。少し地味な感じがしますが、「様々な役」で変身することができそうな雰囲気を持っています。容姿も立派です。これからどんどん来日して欲しいところです。
ホームページによると大村さんは昨年「蝶々婦人」を歌ったのですね。今回のガラでは木下美穂子さんに譲った格好。大村さんがどんな蝶々さんを歌うのか聞いてみたいものです。その木下美穂子さんですが、オペラの舞台のような不自然さはありませんでした。声も良く出ていたと思います。ただあそこまで感情表現を表に出すのか。静かな「怒り」「悲しみ」のほうが却って訴求力が強いきがしますね。
そろそろ今年2007年に何を聞くのか決めなくてはなりません。昨年聞いた「キエフオペラ」のようなお徳なオペラを捜すことにしましょう。それとバッハコレギウムジャパンも聞いてみたい。
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