KENの日記
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2006年12月07日(木) 命日・誕生日の話題

12月5日はモーツアルトの命日です。1791年です。享年35歳。この年のモーツアルトの主要な作品は、ピアノ協奏曲27番(K.595)、魔笛(K.620)、アヴェヴェルム・コルプス(K.618)、クラリネット協奏曲(K.622)、そして未完に終わったレクイエムなどです。最期まで素晴らしい作品を書き続けました。


バッハコレギウムジャパンの「レクイエム」演奏会を新聞で知りました。公演は12月16日土曜日の午後。今日インターネットでチケット情報を調べたら既に売り切れでした。明日電話で再度調べてみようと思います。春に「マタイ」を聞いたので暮れの「レクイエム」は一年の締めくくりにぴったりだと思ったのに。先週テレビでモーツアルトの映画をやっていました。録画しながらモーツアルトの最期の場面だけ見ましたが、冬のウィーンは寒そうでした。書きかけで終わってしまった「レクイエム」は弟子のジュスマイヤーの手で完成されました。


命日の話題でもうひとつ。12月5日はインドの被差別階級の人々にとっての英雄「Dr.アンベトカール」の50回目の命日でした。彼の活躍したインドのムンバイではダリットと呼ばれる被差別階級の人達の大きな集会があったとのことです。アンベドカール自身被差別階級の出身で、彼は仲間と一緒に仏教に改修したのでした。


最期に天皇誕生日の話題。スリランカの首都コロンボで予定されていた天皇誕生を祝うパーティが中止されたというニュースがありました。海外に住む日本人にとって、天皇誕生日のパーティは大使館・領事館が頑張ってくれる唯一といっていい催しものです。今年もコロンボの日本大使館で盛大な天皇誕生日を祝うパーティが予定されていたのですが、要人へのテロのおそれありとして急遽中止になりました。これは先週コロンボで大統領の弟さんを狙ったテロ事件があったからです。困ったものです。


天皇誕生日というと、昨年ムンバイ領事館主催のパーティのバック音楽奏者としてムンバイ室内オケの友人達を紹介したのでした。弦楽四重奏ですが、急遽誰でも知っている「日本音楽」の楽譜を東京から取り寄せたり、「君が代」の楽譜を手配したりしたのでした。私は残念ながら聞くことができませんでした。今年はどうしているのかしら。せっかく提供した楽譜なので活用してくれているとありがたいです。



2006年12月04日(月) お得なワイン発見

久しぶりに「やまいち・リカーショップ」でワインを買いました(日曜日)。わたくしは、基本的に1500円未満のワインしか買わないのです。失敗しても「まあいいか」で済みますし、当たれば「もうけ!!」という感じだからです。「やまいち」ではかつて、南仏の「トリアンヌ」というお徳なワインがあったのですが、もう暫く入荷していません。


今回買った「ムーランドガサック」というブランドの「シラー・2003」は大変美味しかったです。シラー種のブドウは少し癖があるのですが、このワインは非常にバランスが良いのです。ライトな感じなのですが、飲みすすむにつて「濃さ」が適切なことが分かってきます。このワインは「買い」です。値段はなんと880円。今週末に再び買って来ようと思います。


ところで、先週かったDVDの「ドン・ジョバンニ」を漸く見終えました。1幕・2幕それぞれが80分を越すので二日に分けて見ました。印象では2幕が断然面白いです。1幕では「ドン・ジョバンニ」が悪を尽くすので印象が薄かったのかもしれません。「ドン・ジョバンニ」に天罰が下る第2幕はモーツアルトも力が入ったのかもしれません。また改めて感想を書こうと思います。



2006年12月03日(日) ユニークな回転寿司

昨日国分寺まで行ったのですが、途中五日市街道沿いの回転寿司で昼食をとりました。名前は「くら寿司小金井店」。さいたま市南区近辺にはない店で初めての経験でした。1時頃でしたが店内は席の空くのを待っている客で一杯でした。小さい子供連れの客が多いのです。少し待ってから席に案内してもらいました。


待っている時に、店員さんいやに元気がよいので「雰囲気の良い店だな」と思っていました。席についてみると少しびっくり。各席にタッチパネルがあって注文はタッチパネルでするようになっています。メニューから希望の「ネタ」を注文すると回ってくる仕組み。注文した寿司が近づくとチャイムがなります。この店は全品100円均一。寿司が小ぶりでやわらかく握ってあってコスト計算はしているのでしょうが、子供や老人にはこのくらいの分量で十分です。ネタは新鮮で美味しかったです。


この店では、各席に食べ終わった「皿」を投入して回収する装置が付いていて、客自らその投入口に入れます。そうすると皿の枚数が計算されます。一皿「100円」均一にすることで、皿の枚数×100円で料金が計算される仕組みです。お客は「皿」をためておく必要がないので、皿の総トータル枚数は少なくて済みます。従業員は皿の枚数を勘定する必要がないのです。料金の計算は機械がしてくれるのです。後はレジで支払うだけ。面白い仕組みを考えたものです。従業員は皿の枚数の勘定から開放されるので、お客サービスに徹することができそうです。機械で注文を聞くことによって、売れ筋の「ネタ」情報も蓄積できます。これは仕入れに役立ちます。皿回収装置に皿を入れると、ルーレットみたいなものが回って、「あたる」と景品がでてきます。これも子供達には楽しそうです。様々な工夫が有機的に絡み合っているようです。


いつも混んでいて待ち時間が多いのか、携帯電話から席を申し込むことができるようです。これは何日の何時というのではなく「今直ぐに申し込み」ことになるようです。申し込むと携帯電話を通して、今現在の待ち時間の情報を入手することができるのです。電話で混み具合を問い合わせるようなものですね。でも良く考えています。こういうサービスは良いですね。



2006年12月02日(土) 国分寺へドライブ

今日は国分寺へドライブに行ってきました。はっきりした興味と言う訳ではないのですが、「川越−府中(国分寺)−鎌倉」という中世の鎌倉街道が気になっているのです。日本橋を基点とする五街道とは別に、それより随分前に関東平野の主要な街道として鎌倉街道があったのでした。その中心が国分寺です。


鎌倉時代にはまだ中央政府(京都)から派遣された官吏が国を治めていたと考えられます。そのオフィスは各地の国分寺近辺に置かれていたと考えるべきでしょう。鎌倉時代は国分寺が建造されてから数百年しか経っていませんし、まだ立派な建物が残っていたはずですから。従って嘗ての関東平野の中心は現在の国分寺近辺にあったと考えるべきです。「府中」という地名もそんなところから来ているのです。


今日は環八から五日市街道を抜け、武蔵小金井駅を北から縦断する格好で国分寺までドライブしました。駐車場を見つけることができなくて、国分寺薬師堂横の空き地と、国分寺近くの寺院への通路に駐車しました。暖かかったので観光客が大勢いましたが、主に電車でやって来ている感じで、駐車している車はほんの少ししかありませんでした。(ちょっと後ろめたい感じでした)


薬師堂をみたり付近を散策してみると、嘗てさぞ立派な境内があったのであろうと想像できます。広い敷地に国分寺と国分尼寺が置かれていたのです。国分寺と国分尼寺とでは作られた年代が違うのですが、私の突飛な想像ですが、ヒンズー教の寺院と似ていると思いました。インドのシバ寺院の横には必ずといっていいほど「パルバティ寺院」(奥様・女性の寺院)があるのです。南部インドのマドライにある「ミナクシ」寺院は女性寺院の方が有名になっている例です。スリランカの仏教寺院でも、数少ないインドの仏教寺院で「国分寺・国分尼寺」の組み合わせのようなものはみたことがありません。


国分寺近辺の雰囲気は奈良の飛鳥を彷彿とさせます。信州上田の信濃国分寺も同じような感じです。立派な伽藍が残っている岡山県の「備中国分寺」など本当に飛鳥のムードです。全くの平野ではなくて「なだらかな丘」とか、ゆるくカーブする道が必要であったのかもしれません。奈良飛鳥を知っている(恋しい)役人がそういう土地を選んだのでしょう。飛鳥の美しさは「丘」と「道」にあると思っています。


国分寺周辺には散策のために歩道が整備されていてハイキングにはぴったりです。傾きかけた夕日に映えて銀杏やもみじが見事な色を見せていました。お勧めの場所のひとつになりました。



2006年12月01日(金) 今日から12月

今日から12月ですが、思いのほか暖かいですね。大阪に住んでいた時の経験ですが、通勤する人達が12月から一斉にコートを着てきたことを思い出しました。東京ではまだコートを着ていない人が多いです。大阪はどうなんでしょう。


昨年はというと、暖かいムンバイから寒いニューデリーに短期間ですが移り住んで、ニューデリーのボーディングハウスで暮らしていました。12月のニューデリーは非常に寒くて、少しわびしい思いをしていたことを思い出します。というのも料金の安いボーディングハウスだったので、暖房がなく、シャワーの湯の温度も高くないのです。湯船などないですから非常に寒い思いをしました。しかし朝、宿の近くに散歩に出てみると、水のシャワーを浴びている人に出会いました。インドも北のほうは厳しいなと思いました。


今日スリランカの首都コロンボで自爆テロ事件がありました。大統領の兄弟を狙ったもので警備の一人が亡くなり、多くの怪我人がでました。ジュネーブでの和平会談が物別れに終わり、スリランカの内戦は本格的な戦いになる崖っぷちにいます。政府は航空機による爆撃で反政府軍(LTTE)の軍事基地を攻撃しています。これに対してゲリラ側は、政府要人を標的にしたテロで反撃します。現在のところ打開策なしです。



2006年11月26日(日) ウィーンフィル演奏会

(この記事は28日に書いています)
モーツアルトの誕生日は1756年1月27日。今年は生誕250年の記念の年です。彼は1791年の12月に亡くなるのですが、亡くなる3年前の夏1788年ですが最後の3大交響曲が作曲されました。変ホ長調、ト短調、ハ長調の特徴のある曲です。書かれた場所はウィーン。亡くなったのもウィーンです。まさしく伝統のウィーンで書かれた傑作です。


ウィーンフィルの日本公演は既に恒例になっていますが、今年は奇才「アーノンクール」の指揮です。11月11日東京サントリーホールでおこなわれたモーツアルトプロ「交響曲39番・40番・41番」がNHKで放送されました。日曜の夜なので録画しておいて今日(火曜日)ようやく見終わりました。


天下のウィーンフィルですからチケットの値段も高く、前評判も相当高かったのでしょうが。これはいったい何なのでしょう。生誕250年の記念の年に何を言いたいのでしょう。全く理解できませんでした。自分の感覚・聞き方が間違っていることを祈りたいです。


アーノンクールはこれがモーツアルトであると言うのかもしれません。モーツアルトにもそのような面があってもいいでしょう。しかし年に一回ウィーンからはるばる東京までやってきて「そんな」モーツアルト聞かせてどうするのでしょう。ピリオド奏法だとかNHKは難しい解説をしていましたが、音楽会にそれもウィーンフィルの音楽会に「奏法」を聞きに行くのではないのです。音楽を聴きにいくのです。余りにも聴衆に対する誠意がないように思えました。


各曲ともニ楽章のアンダンテが早すぎるとか、4楽章のテンポがしっくり来ないとか、細かいところは沢山ありますが、何といっても演奏者が苦しそうでした。何だかスポーツを見ているようでした。いやスポーツはもっと楽しいでしょう。指揮者アーノンクールと意地の張り合いをしている感じですね。「ピリオド奏法のアレグロでもウィーンフィルはこんなに弾けるのですよ」「なるほどさすがにやるね。じゃこれならどう?」みたいな。そして音楽からどんどん遠ざかっていくのですね。


アーノンクールは1927年生まれです。かつてウィーンフィルとの名コンビを期待されたイシュトバン・ケルテスは1929年生まれ。ほとんど同世代ですね。カルテスが事故でなくなっていなければ毎年素晴らしい音楽をきかせてくれたことでしょう。



2006年11月25日(土) HMVポイント3倍

そろそろ年末セールスです。HMVでは25日はポイント3倍の日でした。普通は500円で1ポイント。50ポイントで1000円引きになり、25000円購入で1000円引きのところ、約8000円で1000円引きになる計算です。いつもは有楽町のHMVで見ていますが、今日は池袋に行ってみました。西口のメトロポリタンビルの6階です。


今日のために何時も買いたいという衝動を抑えておいたので捜すのは簡単です。これまで欲しかったラフマニノフの交響曲全集。定評のプレビンの有名な物もありましたがマリス・ヤンソンス版にしました。これはピアノ協奏曲も含まれている6枚組みです。マリス・ヤンソンスは次代を担う俊英だと思います。後ベートーベンのチェロソナタ全集を捜しましたがこちらは無し。有楽町では「ペレーニ」の全集が入荷していていたのです。まあロストロポーヴィッチ版をもう少し聞き込めということでしょう。


池袋HMVは店内のマイナーチェンジがなされていました。ポイントはDVDの品揃えが増えたこ。特にオペラのDVDの売り場面積は格段に増えています。買いたいものは沢山あったのですが、妻と意見が一致した「ドン・ジョバンニ」(スカラ座・ムーティ版)をかってきました。数ある「ドン・ジョバンニ」の中でも断トツに安かったです。帰りの電車でチェックしたら「英語字幕」でした。タイでかった中国語字幕の「蝙蝠男爵」よりはマシです。


薄型テレビがだんだん安くなっているし、DVDレコーダは普及しているし、オペラはDVDで見る時代になるでしょう。それに加えて「ネトレプコ」に代表される美人のソプラノが出てきている。これからも画面映りのよい歌手がどんどん出てくるでしょう。キーロフにはまだ沢山の予備軍がいるでしょう。


それにしても残念なのは「カラス」です。映像はあるものの殆どモノラルです。ヴィシネフスカヤでは画像さえ殆どありません。現在の歌姫たちは本当に幸せだと思います。



2006年11月19日(日) 地域活動

マンションの管理組合の仕事で「管理規約」見直し委員会の委員長を引き受けました。現在のマンションの管理規約が実情にそぐわなくなっているので、この辺でいっきに見直そうという取り組みです。私の他に4人の住人が委員として参加していて、これから5ヶ月くらいかけて見直しいきます。


委員長なので場所取りとか委員会進行とか連絡とか何かと仕事があります。委員会の場所はマンションに近い「西浦和公民館」の会議室をかります。これはインターネットで予約ができます。A4版で25ページくらいある管理規約をひとり5ページ担当して「検討」していくこととしています。委員は専門家ではないので難しい不動産用語は分からないし、契約書の文書に馴染んでいないので、少し苦労しそうです。



2006年11月10日(金) AED

最近AED(Automatic External Defibrilater)の設置が進んでいます。私が確認したところは、沼影市民プール、東京文化会館、JR有楽町駅です。ほかにもどんどん設置が進んでいます。使い方は機械のケース近くに書いてありますが、実際に訓練しないと難しいでしょう。これから、機械の設置ばかりではなく、訓練の機会を増やしていかないと実際の効果は少ないと思われます。


私も9月に「救急救命講習」を受講しましたが、AEDの使い方はもう忘れかけています。講習では人工呼吸と心臓マッサージ(心肺蘇生法)も習いました。こちらもけっこう難しいのです。何しろ「命」に関わることなので、しっかり憶えておかないといざと言うときに使えません。これからも何回か講習を受けて忘れかけた知識を新たにしていこうと思っています。



2006年11月04日(土) 妻は同窓会

妻は高校卒業30周年記念で長野市まで同窓会に出かけました。因みに一昨年は私の30周年記念でした。さいたま市の自宅は大宮駅まで近いので、新幹線を使えば十分に日帰り旅行ができます。3連休なので自動車で実家に帰ろうかとも思ったのですが、スリランカから帰ったばかりで疲れているし、連休の関越道はたぶんものすごい渋滞になるでしょうから、妻に電車で行ってもらいました。夜11時30分頃に無事に帰ってきました。


昨日の上野公園もものすごい人出だったし、テレビのニュースでは高速道路の渋滞のニュースを流していました。昔はこういう時には渋滞に巻き込まれる側であったのですが、最近はめっきり元気がなくなりました。




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