今週の火曜日の夜、インドのバラナシで爆発事件がありました。火曜日はヒンズー教においては重要な曜日で、敬虔な信者は寺院に出かけます。住んでいたムンバイもそうでしたが火曜日の夜の有名な寺院付近は大渋滞になるのでした。ムンバイの幹線道路沿いにある「ガネーシュ寺院(シディ・ヴィニャーヤク)」付近は渋滞が有名で火曜日夜のフライトの時は注意が必要だったのです。バラナシではハヌマン寺院とバラナシ駅で連続爆発事件があったのでした。20人のいのちが奪われたのだそうです。 昨年10月のニューデリーのマーケットぼ爆発事件もそうですが一般の人達が集まっているところでのテロは酷いです。イスラム過激派の仕業のようですが、こういうテロはイスラムの人達も一緒になって非難すべきです。殆ど大部分のイスラム教徒は平和を願っているし暴力に反対のはずです。一部の人達の間違った行為でイスラム全体が誤解されるとしたら不幸です。 1000年近くにわたって上手に共存してきたインドのヒンズー教徒とイスラム教徒です。ホームページのほうに「サイ・ババ」の記事を書きましたがインドのイスラム教には、非常にやさしい、柔軟な考え方があると思っています。 インドの知恵を見せてもらいたいものです。
花粉症再発です。先週末から「春一番」が吹いたとのことですが、早速花粉飛散量が増加したようです。外国生活のために3年間ほど花粉症から逃れていたのですが、今年は発症です。鼻水たらたら目がしょぼしょぼ。頭ぼりぼり。ティッシュペーパ使用量がとんでもなく増加します。暖かくなって気持ちいい時もありますが憂鬱な時も多そうです。
| 2006年03月04日(土) |
同窓の名簿をアップデイト |
高校時代の吹奏楽班同期の名簿をアップデイトしています。卒業してから30年以上経っています。卒業以来これまで一度もあったことがない人も居ます。 もう皆50歳で、子供が社会人になっている人が多いです。昔、音楽に夢中になって一生懸命練習したことの記憶が蘇ります。何人かの人に電話連絡がとれ、電話口で懐かしい声を聞くことが出来ました。電話の会話での最初の数秒は、怪しげな「セールス電話」ではないかみたいな警戒した声ですが、5秒も経たない中に私を理解してくれます。ありがたいことです。メールアドレス一覧表を作れば連絡も便利です。この名簿が出来上がった後はいよいよ本命の懇親会セット。春が待ち遠しいです。
メール問題でついに民主党が謝罪しました。一応ケリをつけた形ですが自分の進退を他人に預けるという姿勢は中途半端です。国会は討論の場です。喧嘩の場でもないし多数決だけの場でもありません。討論(ディベート)によってできるだけ良い判断に導いて行く場です。もし事前に結論が決まっているのであれば議論する必要もないし、議席の多少で決めてしまうのが時間の節約になります。そうではなく討論を通じて問題を深堀ができるし、討論を通じて政党の枠を超えた政治家個人の判断で結論が変わってくるはずです。
そうすると討論の方法は非常に大切になります。キチンと議論できる根拠を揃えて討論するのは最低の義務です。その点で今回の民主党の永田議員・前原議員の態度は失格です。国会議員の職場である国会で討論(質問)は最も大切な仕事のはず。その大切な仕事で間違いを起こしたとしたら責任は重大です。謝罪して済む問題ではないと思います。 まあ政府の回答も建設的な討論手法ではないので困りますが。
黒糖焼酎の朝日(30度 1.8L)を見つけました。今日灯油を買おうとガソリンスタンド併設の酒屋さん(戸田市のさいたま市境界)へ行きました。そこは日本酒の品揃えでは定評がありこれまで美味しい日本酒を紹介してもらいました。今日行って見るとなんと黒糖焼酎の「朝日」が1本あるではありませんか。信じられないので売り物であるかどうか確認し最後の1本で売り物だというので買ってきました。随分昔パーティで出された「朝日」の水割りの味が忘れられず探していたのですが近辺の酒屋で見つけたのは今回が初めてです。 今日は「運」が非常に良いです。でも栓を開けるとあっという間に終わってしまうのですよ。まだ開けていません。
| 2006年02月25日(土) |
スリランカ情勢が少し安心 |
今週、スイスでスリランカ民族紛争解決に向けた和平会議が始まりました。昨年暮れから休戦協定があるにもかかわらず小競り合いが頻発し、全面的な内戦再開が危惧されていたのでした。津波被害に対する諸外国の援助金も殆ど凍結されたままで、国の復興に向けた活動は本格化していないのです。
今回のスイスでの会議で、政府側・反政府側とも休戦協定を遵守する合意ができ、一応事態の悪化は避けられた格好です。でも休戦しただけでは事態の改善にはならないのです。スリランカの多数民族のシンハラ人と、少数民族のタミール人の折り合いをどうするのか、タミール人にある程度の自治権を認めるのか、そこのところで合意しない限り、状況は改善しないのです。休戦だけではまた直ぐにでも小競り合いが始まることは目に見えています。
シンハラ人とタミール人の関係の他に、新たにイスラム教徒の問題も持ち上がっています。宗教的に言うとスリランカの国民は仏教徒のシンハラ人・ヒンズー教徒のタミール人そしてイスラム教徒が多いのですが、シンハラ人とタミール人の紛争でモスリムの人が被害を受けているのです。 タミール人の中も今二つに割れているのです。タミール人の一派は政府側に接近している格好なのです。反政府組織のLTTEは、分派行動をとるタミール人グループを裏切り者として攻撃しました。事態は非常に複雑になっています。予断を許しません。
それにしても、MSNのブログは遅くなってしまいましたね。写真のサービスが重いようだしメッセンジャーが立ち上がるのは困ります。こういうのは進化とは言えないですね。日本のブロードバンド環境でもこんなに遅いのだから、 外国のナローバンド環境では殆ど使えないでしょうね。
| 2006年02月12日(日) |
インドからの引越し荷物到着 |
インドのムンバイから引越し荷物が漸く到着しました。実際には1月の第一週のムンバイを出発しているので一ヶ月あまりで到着したことになります。思いのほか早い到着でした。衣類だとか、本、CD・チェロも無事に到着しました。引越し荷物を見るとムンバイの引越し業者を思い出します。
今思い出しても、ムンバイの引越業者は素晴らしかったです。「インテリム」というムンバイの業者は私が日本で出会ったどの引越し業者より上手でした。私は結婚してからでも9回の引越しをしているので引越しのことは少し詳しいのです。人口の多いインドなので色々な商売があるのです。例えば「足の魚の目取り」とか「耳掻き屋」などを街で見かけました。そうした中でサービス業の質は高いようです。
しかし狭いマンションで色々インド土産があって収納が大変です。本の収納場所が限られているので、我が家の要らない本を少し処分しました。受験の終わった娘も処分できる本をかなり持っています。さらに、卒業の決まった息子の部屋からは、どれくらいの本が出てくるやら。差し当たり、私と妻とで、自分達関連の本をチェックし少し処分しました。でもハードカバーの本は一冊10円。娘の比較的新しい漫画本は、一冊100円で引き取ってくれました。昨日の売却高は1680円でした。因みに売却先は「古本市場」(与野店)
| 2006年02月07日(火) |
いずみコーラスコンサートのお知らせ |
いずみコーラスコンサートのお知らせ 2006年3月25日(土曜日) 午後1時30分から 場所:中目黒GTプラザホール(中目黒駅前) 入場無料 演奏曲目:アメージング・グレイス他世界各地の歌 早春賦他の日本の歌 指揮者(声楽家)の演奏、ピアニストの演奏
妻の所属している目黒区のコーラスグループのコンサートです。平均年齢は少し(?)高いですが、今回のコンサートのためにブラウスを新調し、毎週水曜日に練習してきた成果を発表するものです。「さいたま市」から通っている妻は練習用CDを作ったりして苦労していたみたいです。お近くの方の来場を期待しています。これから、コンサートの日まで追い込みです。
| 2006年02月06日(月) |
ブロムシュテットのブラームス交響曲第一番 |
昨日のN響アワーはブロムシュテットのブラームス交響曲第一番。先週来、音楽批評サイトで非常に評価の高かった演奏です。
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット コンサートマスター:ペーター・ミリング(客演、ドレスデン州立歌劇場オケのコンマス) 演奏:NHK交響楽団
全体として大変な名演だったのではないでしょうか。批評サイトの評価はそのとおりでした。特に弦楽器の奮闘はテニスのヒンギスの準決勝のような。その日の試合は非常に意味深く従って、一球一球のボールを丁寧に丁寧で心がこもっている。そして、そうした場にいる自分また試合をしている自分にとても満足しているような。弦楽器群の演奏は時として聞きなれたブラームスでも多くの新発見を与えてくれました。
1楽章の導入部から提示部の緊張。感じの良い響きでした。3楽章での楽しさは第一交響曲というよりは第二交響曲の範疇のように聞こえました。この楽章がこんな歓喜に満ちた充実した楽章であったとは。始めての経験です。終楽章も3楽章の延長で非常に充実した演奏だったと思います。
ブラームスが20年かけて作った交響曲ですから、人生の色々な場面が詰まっているのですね。単なる勝利の音楽ではないのですね。しかし木管楽器が今回の演奏の中で果たしていた役割は何なのか?最後まで「?」でした。弦楽器があんなに気合を入れて音楽を創造しているのに。管楽器は、いつも通りの・決まりきった・過去何回もやったブラームスを自分流に無表情に再現していました。客演コンマスを連れて来るように、次は「客演オーボエ」・「客演クラリネット」・「客演フルート」が欲しいです。弦楽器のレベルがここまで来ているのですから、木管をあのままにしておくのは「罪」です。もったいないです。弦楽器の人はしっかり木管楽器に文句を言うべきだと思います。もし木管楽器が奮起していたら今回の演奏は「超名演」でした。
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