秋分の日が過ぎて、日本は本格的に秋を迎えます。そして厳しい冬。私は信州生まれなので秋の素晴らしさと冬の厳しさ(楽しさ)の思い出は懐かしいです。
信州の秋は素晴らしいと思います(信州だけではなく日本といった方がいいですね)。NHKテレビで紅葉の模様を放送することがあります。南国に居るととても想像できな風景です。私の思い出は、信州志賀高原・上高地の紅葉、そして昔行った小豆島の紅葉です。
それとなんといっても食べ物。 信州上田の「松茸料理」は、夏の川魚料理と並んで名物でした。その他では仙台在住時代に知った「芋煮」。それに三陸から送ってもらった新鮮な「秋刀魚」。果物は「ぶどう、なし」。随分前に亡くなった父は「きのことり」が好きで週末に良く山に行ったものでした。松茸とかシメジとか有名ではない「網タケ・ジコボ」といった「雑キノコ」が実は美味いのです。
こういう季節物が体験できないのは本当に苦しいですね。一年中同じ物が食べられるのはそれ事態いいことなのですが、なにか制約があってこそ「ありがたみ」が倍増するのだと思います。それと食べ物とマッチするアルコールつまり日本酒。暑いときのビールからじっくり味わう日本酒が美味しくなる季節でもあります。
秋分の日が過ぎてもこちらは相変わらず暑いです。これからコロンボは「乾季」を迎えます。しいて言えば天候が安定するのでダイビングシーズンに入ります。ダイビングの計画でも建てようかな。
前から考えてはいたのですが、今日思い立ってアラビア料理のレストランに夕食を食べに行ってきました。場所はフォート地区のガラダリホテルに入っている「シェヘラザード」というレストランです。
ガラダリホテルは1996年の自爆テロで被害を受けたホテルのひとつで、その時我社の日本人の多くが泊まっていて恐ろしい体験をしたことから、それ以来我社はほとんど使っていません。もっとも自爆テロリストは中央銀行を目指していたのですが、そこに行きつけず他のビルの突っ込んだようで、ガラダリホテルが狙われたわけではないのです。
レストラン「シェヘラザード」はレバノンのベイルートから来ているシェフが切り盛りしていて基本的にはレバノン料理なのだそうです。これと言って特別な素材はありませんが(ビーフ、チキン、フィッシュなど)、上品な味付け、色彩の豊富さ、センスのいいスパイスの使い方でとても美味しかったです。単調なスリランカ料理に比べるととても「洒落ている」と感じました。
料理の他で面白かったのは「水タバコ」です。レストランの隅のほうに「水タバコ」のセットがいくつも置かれています。夜が進むにつれてお客が増えてくると、あちこちのテーブルで水タバコの煙が立ち昇りだしたのです。私達(同僚のMさん夫妻をさそっていったのでした)の隣のテーブルでは、女性がお茶と水タバコでゆっくり時を過ごしていました。日本人が日本食レストランに通うように、中東の人達が集まってくるようです。
水タバコ(Water Pipe)はジャムのようなタバコを炭で暖め(燻し?)、水を通した煙をパイプで吸い込むのです。周囲に「りんご」のような甘い香りを漂わせます。水を通すのでタール・ニコチンみたいなキツイ成分の多くは取り除かれているようです。私も吸ってみましたがとても甘いのです。
お店の人が時々炭を追加してくれます。吸い続けないと消えてしまうようです。お酒が飲めない国々だけにこういう時間の楽しみ方があるのだなと思いました。お酒の方が健康にいいみたいですが。
月曜日の朝、職場でインターネットにアクセスしようとしたのですが、繋がりませんでした。ヘルプディスクに電話すると、社内Lanが故障中とのこと。そういう訳なら仕方がないので復旧を待ちました。ところが、午前中にLanが復旧したと言うのに私のコンピュータは繋がらないのです。IT担当の人に助けをかりたのですが、結局月曜日中だめでした。
会社のコンピュータは日本から持ち込んだIBMの「THINKPad」。もちろん日本語OSです。従ってこちらの人は日本語で書かれたアイコン下の文字だとか、エラー情報を全く読めないのです。推測できるところはいいのですが、「98」は少し古くなっていて戸惑うことが多いみたい。症状は以下のとおりです。「ネットワークコンピュータでネットワークアダプタとTCP/IPが消えてしまう。再インストールもできない」、「ダイヤルアップでネットワークに繋ごうとしてもモデムが見つからない。モデムのインストールが出来ない」というもの。
今日火曜日も午前中「ああだ、こうだ」やったのですが、原因がつかめず修理しかないかなと覚悟しました。ところが、午後私が、再度ダイヤルアップにトライしたところ、うまくモデムがセットアップできたのです。そこでまずウィンドーアップデートをキチンとしようと考え、2時間近く費やしアップデートをしました。それから、恐る恐るLanの設定を始めてみると、ネットワークアダプタもTCP/IPも一発でセットアップできたのです。今は直った会社のパソコンから書いています。
今日は土曜日でレッスンの日なのですが、先生がシンガポール旅行に出かけたのでレッスン中止。ということで予ねて行こうと思っていたチラウ方面へドライブに出かけました。
チラウ方面と言うと、コロンボから真っ直ぐ北側。空港のあるカトナヤケを通って、リゾートホテル街の「ネゴンボ」を抜けてさらに北上します。チラウの街はコロンボから丁度「80Km」北側にあります。
なぜここかというと、19日金曜日のこの道沿いの「ワッタラ」という地域の人から「窓口」に関する苦情を受けていたのチェックに行くこと。さらに目指すチラウの電話局は「改善活動」で有名なのです。さらにチラウ近郊に有名なヒンドー寺院があることでした。この寺院は「地球の歩き方」には紹介されていません。「Lonely Planet」という「英語版歩き方」に少し記載されているだけです。
でも、はっきり言うと社員にとっては迷惑な話です。土曜日(窓口のオープンは9時から1時まで)に本社の日本人が突然チェックにくるのですから。それは承知です。歓迎されない旅もいいのではないかと・・・。
土曜日にオープンしている窓口はお客様にとって重要なのです。「ワッタラ」には9時前に着きましたが、案の定9時にはオープンしていません。でも9時ちょっと過ぎには開きました。お客様は土曜日の朝に支払いを済ませ、土曜日の活動に入ります。その気持ちはよくわかります。直ぐお客様の料金支払いの列ができていました。
今回のドライブメインであるチラウ郊外のヒンズー教寺院「Munneswaram」寺院には多くの参拝者がいました。この寺はチラウから東(内陸に)5Kmくらい行った所なのですが、沿道に土産物屋が賑わう名所旧跡といったところです。多くのヒンズー教徒が「プージャ」を抱えて順番を待っていました。ここの神様は「シヴァ」。でも凄い力のある「シヴァ」なのです。
それとヒンズー教寺院に必ず付随している「ココナッツ」占いに長い列ができていました。これはお祈りを済ませた「ココナツ」を思いっきり石に叩きつけて、その割れ方で「願い」が適うかどうか占うのです。綺麗に真っ二つに割れれば「大吉」です。従って女性でも思いっきりココナツを投げつけます。
実は今私は「ヒンズー」の神々に興味を持っているのです。
日本の株価が値上がりしています。かつての2万円を越していた時代に比べるとまだ安いですが、11000円近辺まで回復してきました。企業の資産価値が上昇することに加えて、個人が保有株式の価値増加から財布の紐を緩めることが期待されます。
実はコロンボでも株価が上昇しています。今日、我社(SLT)の株は今年1月に上場して以来発の高値「Rs19」を記録しました。実を言うと私は、売りだしの時に「Rs15」で10000株購入していたのでした。今売りのチャンスです。
(追記)18日の新聞記事 昨日のコロンボ証券市場さらに続伸し、ASPI(All SHare Price Index)、MPI(The Millanka Price Index)ともピークを記録した。ASPIは昨日から320.47ポイント上昇して1163.53、MPIは23ポイント上昇して2199.53を記録。これは1999年開始いらいの最高値である。取引高はRs376mで、外国人の買いはRs19.64m、外国人の売りはRs63mであった。主要な取引はSLT株で2.8mの株が、Rs17.25からRs19(終値Rs18.75)で取引された。
メキシコで行われていたWTOの会議が結局決裂しました。先進国間の衝突、先進国と発展途上国との衝突で意見をまとめることができなかのです。WTOは元々、貿易の自由化を通して交易を拡大しようとする目的ですが、各国の特定の国内産業保護政策と調整できなくなってしまったのです。
スリランカにおいては債権者であるIMFだとか世界銀行が、政府に対して国内産業政策、通商政策に関して注文をつけることが多いです。でもどうもそれが「先進国を教科書にしている」、あるいは「経済理論上は常識だが先進国では導入されなかったような制度を押し付けている」ようにに見えて仕方がありません。
コンピュータのソフトウエアについて言うと、正直コロンボでは海賊版が蔓延っています。これは何れ是正されなければなりません。しかし「コンピュータの利用」環境(ソフト・ハードの価格)が非常に高価であり、発展途上国では非常に贅沢品であり、普及が進まないという社会的な問題があります。このあたりは非常に難しいと思います。
もし学問・科学分野に著作権があったら大変だったと思います。ギリシャ・ローマの学問成果例えば「ピタゴラスの定理」に著作権があったらとんでもないことです。また米生産に特許があったら大変です。こうした普遍的な技術・知識は別に考えなければなりません。
電気通信技術、コンピュータ技術などはそうした一面を色濃く有していると思います。
阪神が優勝しました。 コロンボ在住阪神ファンのメンバーは明日「日本橋レストラン」でお祝いをするみたいです。コロンボに限らず海外に勤務している人はなぜか「西日本出身者」が多いみたいです。
阪神優勝の三年後の1998年から大阪に住んだ時、まだ優勝の記憶が生々しくて阪神ファンの人から阪神の話を聞かされたものでした。「六甲おろし」を飽きるほど聞かされたので何時の間にか覚えてしまいました。カラオケに行くと最後は必ず歌われました。
娘は今年の9月12日で「17歳」ですから、この18年間は随分長い道のりだったと思います。次の18年後は2022年です。世の中はどうなっているのやら。(これは阪神の優勝の可能性とは関係ない話です。念のため)
(追記) コロンボではNHKの放送しか見ることが出来ないので、阪神優勝に関しては比較的冷静な報道でした。南の戎橋の様子なんかは報道しません。しかし、文字放送ニュースを見てびっくりしました。なんと戎橋から川に飛び込んだ人の数は「5300人」だそうですね。
大阪市などが危険だから「飛び込まないように注意」をしたそうですが、いっそのこと阪神ファンにきれいに川を掃除してもらって、川も深くして、更衣室・浮き輪なんかも用意して安全に飛び込めるようにすればいいのにと思います。
またチームの祝勝会でお祝いのビールかけも盛大に行われた様子。ファンの中にもビールかけを楽しんだ人がいるようです。しかし、これはテレビで見ていて辛かったです。飲み物(食べ物)を粗末にしてはいけない思います。祝勝会の模様が海外にも放送されていることを考えるべきです。いっそのこと道頓堀の水をビン詰めにしてかけあったらどうでしょうか。あるいは水鉄砲を用意するなどして。
仮に彼女の名前は「Kさん」とします。Kさんはスリランカ人の友人の一人です。彼女は昨年何年か付き合ってきた彼氏と「るんるん」ムードで結婚しました。私も祝福し我が家に招待したことがありました。実はKさんは彼女の夫の実家にいったことがないのです。でも熱烈な恋愛の末結婚したという次第。仕事の都合で別居生活がずっと続いていましたのですが、週末にはデートを重ねていました。ところが結婚後1年以上経過して何か変なムードになってきました。どうも夫婦の間がしっくりいっていないようなのです。Kさんは気疲れからか胃をこわしたみたいです。先々週病院にいって検査しました。一ヶ月分の給料が吹っ飛んだそうです。
最近、彼女は夫から連絡がないので、遂に意を決して彼の家を訪ねることにしました。彼女の唯一の親友(女性)に一緒に彼氏の家を探し当て乗り込んだのでした。この友達は身体障害者なのですが、明るくて元気のよいとても素晴らしい方です。でもスリランカでは身体障害者の方には仕事がなく非常に生活に困っているというのが現状です。彼の実際の家は以前に彼女に知らされていた住所とは全く違うものでした。以前彼が自分の家だと言っていた大きな家は全く別の家で実際には非常に貧しそうな家だったそうです。
彼女達が彼の家で見たものはKさんの夫の隠されたもう一つの生活でした。奥様と二人の子供達でした。奥様は三人目の子供身ごもっているそうです。彼女達のショックといったらとても文章にすることはできません。彼女から相談を受けた私はとても慰める言葉を持ちませんでした。彼女は彼に裏切られた気持ちで普通に考えることはできない状況でした。スリランカは仏教国であり公式にはこうした夫婦の問題には大変厳しいです。重婚の罪は重いのです。これが警察沙汰になったら彼は罰せられます。
警察沙汰にする前に、今晩私の宿舎へ夫婦二人を呼び出しました。外国人の私一人では意思疎通に困難を来たすので、もうひとりの友人(スリランカ人の男性)も同席してもらいました。でも非常に複雑なのです。Kさんの夫は重婚は認めるものの、Kさんへの愛情は変わらないと切々と訴えるのです。別の奥様と子供達のことは何とか片付けて、Kさんの結婚生活は続けたいと言い出す始末。それを聞くKさんはいつの間にか旦那への愛情を捨て切れないようなことを言い出すのです。
確かにKさんの旦那は純粋な愛情から結婚したのかもしれません。でもそれはあまりにも身勝手というもの。そんな勝手な言い訳が通用するはずがありません。しかも彼はとても貧乏で妻二人子供三人を養えるはずがありません。もしかしたら三人目の奥様いるかもしれないし・・・。
私としては相談を受けたからには、そして私の人生経験からして、またこの国の法律・道徳に照らしても彼の行動を許すわけにはいきません。しかし、彼の最初の奥様と子供三人、そしてKさんの今後のことを考えなくはなりません。理屈だけでは解決しないのが世の中ですね。話し合いは一向に進まないので、適当なところで切り上げ一晩考えてもらうことにしてこの日は解散しました。
9月11日のニューヨ−クの大惨事から丸2年経ちました。さいたま(当時浦和)マンションのテレビでまるで映画のような光景を見ていた思い出があります。私は当時丁度スリランカ転勤が決まりかけていた時期で忙しく、過去の日記を見てみても、当時の記録は何も書いてありません。折角なので、2年前を振り返って出来事をまとめておきたいと思います。
当時取り組んでいた仕事 ○ビックカメラ様と設立した会社の仕事(ビックカメラ有楽町店内に出店) ○優先接続制度導入後の後処理 ○中間決算準備、等等。
その他に細かい仕事が山ほどあって、相変わらず毎日夜遅く帰っていました。そんな折にスリランカ勤務の話が持ち上がり、「コロンボで新社長就任式があるので一緒にいって様子を見てこい」ということで、初めてコロンボに来たのが9月19日でした。帰国は9月25日でした。9月11日の事件があったので実家の母などは大変心配していました。
その後正式にスリランカ勤務が決まり、引越しは後にして、とりあえずコロンボに着任したのが10月13日でした。この間、仕事の引継ぎをしたり、予防注射をしたり、緊急の英会話特訓したり慌しい生活が続きました。コロンボに来てからはオベロイホテルに宿泊していました。コロンボの仕事は日本とは全く違うので戸惑うことが多かったです。
そして、本格的にコロンボに引っ越すために日本に帰国したのが10月25日。日本に帰国して、単身赴任の荷物を整理して楠原運送さんに輸送をお願いしました。日本国内の単身荷物とも違いは「日本食」を沢山詰め込んでいることでした。コロンボでは買えそうもない「パソコン」「デジカメ」も買い込みました。チェロもきちんと梱包していていただいて無事コロンボに到着したのでした。そして11月7日に本格赴任となったのでした。
あれから早2年が経ちました。その後、アフガニスタンの戦争、イラクの戦争、北朝鮮との交渉とテロとの戦いが続いています。しかしアメリカの厳戒態勢はさらに厳しくせざるを得ない状況です。解決への道のりは遠いようです。
我社(日本の親会社)では海外駐在員のため、半期に一回日本食・生活用品の注文・配達サービスを契約しています。9月10日は2003年後期の注文の締め切りでした。23日前から、注文表のエクセル表(非常に大きい)を貰って、注文したい食品や日用品を書きこんできたのですが、いざ送ろうとしても送れない。
最初ホームページからアクセスして送ろうと思ったのですが、エクスプローラがクラッシュしてしまうのでだめ。日本に電話してエクセル表をメールに添付する方法で申し込みを受け付けてくれるようお願いして了承を取りました。
宿舎のインターネットはホテル内線を使ってのダイヤルアップなので、非常に遅いのです。スピードは28K。これだと時間がかかりすぎて時間切れになってしまうのです。しかたないので会社までいって「単独回線」のダイヤルアップにしました。これだと56Kです。なぜ、会社のLANを使わないかというと、会社のLANだとなぜかこのホームページにアクセスできないのです。キャシュカードでの決済なのでなにか特殊な仕掛けがあるみたい。
いろいろ苦労して注文は一応終了しました。今回は「醤油・ソース・マヨネーズ」などに必需品は蓄えがあるので「シバヅケ」だとか「しゃけカン」だとか「フリカケ」だとかのすぐになくなってしまうものを補充しました。前回注文したフリーズドドライの納豆は美味しくないのでやめました。それと「温泉の元(入浴剤)」。心身リフレッシュするには、草津だとか別府だとかの入浴剤を入れた浴槽でゆっくりするのは効果的なのです。
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