KENの日記
 < 過去  INDEX  未来 >

2002年04月06日(土) 一時帰国中です。

スリランカの三月のポヤデイの連休を利用して一時帰国しています。スリランカのお正月が4月13・14日でその近辺で帰国を考えていたなのですが、日本に仕事ができてしまったので二週間早めました。スリランカには8日に帰ります。今回はじめての帰国なので日本で買って行きたいものが沢山ります。それを紹介します。

食料品:マヨネーズ、ソース、そば汁、のり、インスタントラーメン、即席の味噌汁、お茶漬け、ワイン。

コロンボ市内のスーパーマーケットではオーストラリア製マヨネーズは豊富なのですが、甘さが強すぎて飽きがきます。やはり日本のマヨネーズが懐かしいです。コロンボでも日本食材を扱った店で売っていますが、価格は日本よりかなり高めです。またインスタントのそば汁・ソースも同様に見つけるのが難しいです。トンカツソースは全く見かけません。一方、醤油は日本と殆ど同じものが安く手に入ります。

コロンボでもワインはブームになっています。オーストラリヤ、アメリカから安く楽しめるワインは輸入されていて、コロンボ市内にはワインショップもあります。しかし、フランス産のワインの品数は多くありません。私は日本でワインを日本買って厳重に梱包してもって行きます。

雑貨等:ブラウンシェーバの替え刃、モンブランのインク、クラッシック音楽のCD。ブラウンの替え刃とモンブランのインクはスリランカで全く手に入れることができません。またクラシックCDの品数も少ないので日本で買っていかなければなりません。

(参考)スリランカで豊富で日本で高価なものの代表が「紅茶」と「宝石」です。「宝石」には興味がありませんが、「紅茶」は土産として沢山買ってきました。ゴールドチップとはシルバーチップといった非常に高価な「紅茶」も安く買って帰る事ができました。しかし、残念ながらこれは「高価」な紅茶のどこが美味しいのか未だにわかりません。スリランカの安い紅茶でも十分楽しめると思います。

Ken



2002年03月29日(金) 一時帰国

久しぶりの日記帳更新です。本ページ管理人「Ken」がスリランカから一時帰国いたしました。昨年11月からスリランカのコロンボに住んでいます。温かい正月を過ごし、いつもは杉花粉に苦しむ3月も杉花粉がないので快適です.大量に買い込んで持ち込んだ日本食もそろそろ底を着いてきたので、今回買い込んで帰ろうと思います。日本食の食材はほとんど現地で手に入るのですが、マヨネーズとソースについては、日本の「キューピー」と「ブルドック」の味が恋しくて現地では非常に高価なため多めに買って帰る予定です。

スリランカへ戻るのは4月初旬の予定です。スリランカでは4月13・14日がお正月になります。この期間に帰ろうと予定していたのですが仕事の都合で二週間くらい早く帰ってきました。おかげで日本で満開の桜を見ることができました。



2002年01月28日(月) 2002年の初ポヤ

今日(1月28日)は2002年初のポヤデイ(満月)で土曜から三連休でした。仏教徒が多数を占めるスリランカでは、満月の日(ポヤデイ)に は仕事を休み寺院に行って仏陀に祈りを捧げます。友人に何を祈るのか聞いてみた所「尊い教えを示してくださった仏陀に感謝するのだ」と教えてくれました。このポヤの日はスーパーマーケットの「酒売り場・食肉売り場」が閉鎖されてしまいます。神聖なポヤの日には酒を飲まず肉食を控えるためです。従って敬虔でない仏教徒の日本人はポヤの日の前日までに酒・食肉を買い溜めることになります。スリランカの子供達は休みなのに学校に行く代わりに寺院の開催する勉強会に参加して仏教を勉強することとなります。

1月下旬は日本では一年中で一番寒い時期にあたるのでしょうが、こちらは非常にすごしやすい季節です。土曜・日曜と出勤したので今日午前中はプールでのひと泳ぎした後プールサイドでのんびりしました。今回はコロンボで発見した珍しい事を何点かお知らせします。

1.ランプ・キャンドル
スーパーマーケットや道の露天商がランプやキャンドルを売っています。また少し洒落たキャンドルスタンドも多く見かけます。こちらでの催しものでは、最初にランプ(菜種油)に点火するのがセレモニーです。ランプ・キャンドル(これに加え「香」もスーパーにおいています)は食卓などではとても「おしゃれ」に思えますがこれが実用なのです。

最近また計画停電が「2時間半」に伸びました。毎日新聞の時間帯別・エリヤ別の停電計画が発表されています。夜停電にあたる時にはランプやキャンドルが欠かせないのでしょう。もっとも私の宿舎は自家発電設備があるので、5秒くらいの停電ですみます。停電のあとテレビ・オーディオの初期化(時間あわせ)をしなければなりません。またこの停電にあたった地域では交通信号も消えてしまいます。(信号はそれほど多くはないのですが)。夕方・信号のない交差点を通過するのはとても大変で危険です。最近は慣れてきました。

2.自転車の二人乗り
コロンボは三輪車(バジャジ:インドのメーカの名前)、自動車・バス・オートバイのほかに、それほど多くはないのですが自転車で走っている人を見かけます。自転車で二人乗りする場合、日本では後ろの座席にもう一人乗るのですが(小さい子供は別にして)、こちらでは、サドルとハンドルの間のパイプに横座りでもう一人乗せるのが普通のようです。男どうし、女どうし、男女の場合いずれもこの形を多く見かけます。おしりが痛そうですが、見た目ではとても仲良く見えます。

3.町で見かける動物
コロンボ市内で見かける動物といえば、カラス・犬・猫です。この国の人の動物との接し方は日本と大分違うようです。動物と共存していると言うほうが正しいのかもしれません。動物も人間もあまり干渉しないで暮らしている感じです。ホテルのプールのカラスは厄介者扱いですが。犬でも猫でも人間の近くでのんびり寝ている風景が見られます。

しかし、人間が干渉しない代わりに、彼らも人間を気にかけません。犬には特徴があります。それは「元気がない」ということです。暑さのせいで動きが鈍くなっています。毛のない犬も多く見かけます。この国には、日本の秋田犬みたいな精悍な犬は見かけません。寝ているか、のろのろ歩いているかどちらかです。また、たまに牛車が町を通っています。車道を通るのでけっこう顰蹙ものです。でも道端の草をのんびり食べているとことなど平和な感じがします。木が多いところにはリスがいます。またゴルフ場(コロンボ市内)には大きなトカゲが姿を現します。今まで見た最大のやつは80cmぐらいでした。ウォーターハザードに住んでいるのだと思います。



2002年01月12日(土) スリランカの寿司



コロンボのコンドミニアムの近くにある「Pier56」というレストランで寿司を食べました。大根・にんじんを細工する包丁さばきは立派なものです。 海に面しているコロンボですから海産物のネタは新鮮です。しかし酢飯はもう一歩というところでした。しかし日本から遠く離れたスリランカ・コロンボでこれだけの「寿司」が食べられるというのは非常にありがたいことです。



2002年01月05日(土) 2002年新年

明けましておめでとうございます。

スリランカの年末は、クリスマス12月25日だけが休みで、そのほかは土日のみが休みになります。したがって31日も正月も仕事です。ようやく今日5日が今年初の休みになりました。クリスマスは結構賑やかでした。職場のクリスチャンの人達が聖歌隊を組織して、暑い中野外でキリストの生誕を祝いました。31日は、午後6時(コロンボ)から紅白歌合戦を見つつ職場の日本人仲間で日本食レストランで注文したおせち料理を食べつつ忘年会です。ローカルの人のすごし方も賑やかな家族パーティとホテル等でのダンスパーティです。大晦日12時少し前から新年にかけて町中花火とクラッカーで騒然となりました。除夜の鐘などありません。宿舎(30F)から見ると壮観でした。朝まで賑やかな音楽が流れていました。

元旦は朝から各職場で新年を祝う催しがありました。アルコールはありません。ランプへの点灯と新年の挨拶とこちらの新年の食べ物(米の餅のようなもの、甘い菓子)を紅茶といっしょに順番にいただくのです。私は元旦も弁当を用意して行ったのですが、この日は色々な職場に呼ばれたので弁当を食べる余裕はありませんでした。こちらの女性の多くは日ごろからサリーを着ているので、新年だからといって改まった感じはありません。この正月は太陽暦ですが、このほかに旧暦の正月(仏教)、ヒンズー教、イスラム教の正月があります。旧暦の正月が一番の楽しみだそうです。

昨年暮れの総選挙で対話重視の新政権が誕生し、昨年クリスマスから戦闘行為は中断され、コロンボ市内のチェックポイントの多くが撤去されました。今年は内戦終結の次のステップが進められます。ノルウェー政府がかなり前から、紛争当事者間の仲介役を買って出ています。1月から紛争地域への制裁措置が解除されます。そして三月から対話が始まります。このまま順調に進むことを多分国民全員が祈ったことでしょう。なお、前政権の時(1994年)も最初は和平ムードが盛り上がり市内のチェックポイントが撤去されたそうですが、それも三ヶ月間だけだったそうで、爆弾テロが発生し、一挙にさらに深刻な対立の構図に戻ってしまったそうです。2002年私にとっても、この国にとっても非常に重いとしになりそうです。



2002年01月04日(金) 謹賀新年

明けましておめでとうございます。

「Ken」のスリランカ赴任でこの日記帳もあまり更新が見込めなくなりました。しかし感動したこと、心に残る出来事などがあった時は日本の妻に頼んで書くことがあるかもしれません。その場合は表紙に更新日付が加えられますのでご覧ください。では、今年もよろしくお願い致します。



2001年12月27日(木) クリスマスコーラス



仏教国スリランカにはキリスト教信者も結構います。フランシスコ・ザビエルがインドのゴアを拠点に布教を行い、スリランカにも多くの宣教師がやってきました。仏教国ですがキリスト教徒の最大のイベントのクリスマスは多くの国民が祝います。会社では有志が集まって中庭でクリスマスを祝うコーラスコンサートがありました。12月でも日差しが強く汗だくのクリスマスセレモニーとなっています。



2001年12月22日(土) コロンボのテレビ放送

スリランカ・コロンボのコンドミニアムで視聴可能なテレビチャンネルを紹介します。外国人が多く利用するコンドミニアムだけに色々な国の番組を見ることができます。良く見るチャンネルは英語放送の「BBCWorld」と「CNN」、日本語方法では「NHK海外放送」です。日本語の番組は国営「NHK」だけですから、日本に民放の人気番組も織り込んでくれれば良いのにと思います。

地元スリランカとインドの放送番組でほとんどいつの時間もインド(風)の映画が視聴可能です。言葉はわかりませんが、ストーリーが比較的単純で「勧善懲悪」ものが多く、例のテンポの速い歌と踊りがしばしば現れます。ストーリーと展開とあまり関係なく集団の踊りが始まるようです。主演の女優さんはものすごく美人で踊りもうまい。主演男優は二枚目というより腕は立つけれど三枚目というキャラクタが多いようです。

チャンネル1:ITN。(Sinhala)Independent Television Network.スリランカの放送。ニュースは夕方5時30分Tamil語、7時からShinhala語、9時から英語放送です。

チャンネル2:STARSPORT。とにかくスポーツばっかり。クリケットとサッカーとバスケット。

チャンネル3:National・Geographic。日本の教育テレビの英語版。画像が奇麗だし、撮影も凝っているのでおもしろい。

チャンネル4:NHK(海外向け日本語放送)。北条時宗は日曜日午後5時から始まります。

チャンエル5:BBCWorld。一日中ニュースを流しています。CNNと並んで情報源。朝7時15分からアジアビジネスでシンガポールから放送。

チャンエル6:B4Umovie。(English)インドの放送みたいです。インドの映画(紹介)を流しています。

チャンネル7:Hallmark。一日中、アメリカの映画を流しています。

チャンネル8:AXNasia。日本のアニメ、アジアの映画を結構流しています。

チャンネル9:Sirasa。(Shinhala) スリランカ放送。英語の放送はほとんどなし。

チャンネル10:Swarnavini(Shinhala) スリランカの放送の中では一番垢抜けています。選挙報道も立派でした。(言葉はわからないけど)

チャンネル11:ESPR。スポーツ放送。英国プレミアリーグの試合を中継します。プレミアリーグの試合は毎回ものすごく白熱し、日本のJリーグとは格の差を感じます。観客もほぼ満員です。

チャンネル12:HBOAsia(Home Box Office)シンガポールの放送。結構新しい映画を流します。

チャンネル13:DW(ドイツ語放送) スリランカはイギリス統治の以前ドイツが進出していたのです。

チャンネル14:TV5(フランス語放送) フランス人向けです。

チャンネル15:TNL。(Shinhala)スリランカの放送局です。午前中の放送開始は9時55分からで朝の放送はありません。

チャンネル16:ChannelEye。(Shinhala) スリランカの放送局。午後9時から英語でニュースを流します。

チャンネル17:MTVスリランカ。歌番組の間にBBCニュースを流します。MTVのスリランカ判。

チャンネル18:ドバイ放送。全くわかりません。

チャンネル19:PTV2放送(パキスタン) 全くわかりません。

チャンネル20:CNN。9月11日以来、アフガニスタン放送中心。特派員を一週間単位くらいで変えています。長期戦に備えているのでしょうか。

チャンネル21:ETV。(Shinhala) BBCニュースを流したり、結構英語の放送は多いです。

チャンネル22:CINEMAX。英語の映画を絶えず放映しています。

チャンネル23:Rupavahini(スリランカの一番古い放送)(Shinhala)。午後8時から英語ニュースがあります。

チャンネル24:MTV。本家MTV。歌番組ばかりです。

チャンネル25:CartoonNetwork。ドラゴンボールZ(英語版)とかTom&Jerryなどです。昔のポパイもやっています。とても懐かしです。



2001年12月01日(土) 国会議員選挙

12月5日はスリランカ議会の総選挙ですので少し政治情勢を紹介します。

スリランカの国会は一院制で定数は225議席、任期は6年です。議会は「Parliament」です。従って国会議員はMP「Member of Parliament」となります。行政は大統領制をっており大統領が閣僚を任命します。大統領は任期6年。現大統領は1999年12月に選出されており、任期は2005年までです。その大統領が議会の解散権を持っています。

さて実は昨年の10月にも議会総選挙がありました。その選挙ではどこの政党も過半数が取れず結局大統領が属するPA「Peoples' Alliance」が他の少数政党と連立を組んで与党となり政権を維持することができました。

しかし国内の民族対立への対応と、現政権の政策への不満等から連立を組んだ少数党が6月に連立から離脱し、野党に回ってしまったので、現政権が過半数を取れなくなってしまったのです。憲法では議会総選挙の後1年間は大統領は議会を解散できないことになっています。大統領は大統領は国民投票を計画したのですが、野党側は国会での大統領不信任決議を求めて対立が続いたのです。大統領は国会は閉鎖して打開策を探しました。しかし最後の手段は前回の選挙からの一周年の10月まで待って議会を解散することでした。

さらに、7月にコロンボ近郊の国際空港で爆弾テロ事件があり、スリランカへの観光客が極端に減少してたことに加えて、9月11日のニューヨークのテロ以降さらに飛行便数・観光客が減り国内の経済も冷え込んみました。

その後、大統領は野党第一党のUNP(United National Party)との連立を目指して水面下での交渉が続きましたが、10月10日、与党PA党議員7名がUNPに寝返るという事態に陥り、ついに大統領は国会を解散したというわけです。

議会解散以降、12月5日投票に向け選挙運動が続いています。新聞紙上は暴力事件の報道やら、対立議員の誹謗中傷で毎日話題に事欠きません。もちろん最大の課題は「民族対立をどう解決していくのか」ということです。野党第一党のUNPはLTTE(タミールの虎:国際的にはテロ集団と見られている)との対話を通じて解決しようとの方針ですが、タミール人の票目当てというのはミエミエです。PAも汚職イメージが払拭できず過半数獲得は困難と見られています。

選挙運動では、それぞれの政党がシンボルを掲げてポスターやらテレビ広告を行っています。PAのシンボルカラーはブルー、シンボルマークは椅子です。UNPのシンボルカラーはグリーン、シンボルマークは像です。また第三党のJVP(共産党)のシンボルカラーは赤、シンボルマークはベルです。町はこれらのシンボルで満ち溢れている状態です。これは寺を読めない人、書けない人用にわかり易くするためのものだそうです。

12月5日の選挙の結果、この国に安定・紛争解決は訪れるかどうか、難しそうですが期待したいところです。



2001年11月16日(金) 引越し荷物到着

昨日(11月15日)日本から送った荷物(航空便)が届きました。こちらの11月14日が休日だったため配達は今日になりましたが、空港には13日に届いていたようです。日本で自宅から積み出したのが11月5日ですので約1週間で届きました。運送業者の宣伝をするわけではないのですが、運送をお願いした「楠原運送」さんはしっかりした、とても段取りのうまい会社だと思いました。

まず日本での荷造りを短時間でキチンとやってもらいました。想像するに「船便・航空便」それぞれの揺れ方だとか各空港での扱い方、また現地の状況をよくわかっている方達なのでしょう。国内での引越しを何度か経験している私達ですが、今回の梱包作業には本当に感心しました。というのも、大変かさばって壊れやすい「チェロ」を持ち込もうと考え梱包をお願いしたのです。短時間で特性のダンボール箱を作って上手に梱包してもらいました。

またこちらでは、15日昼前に電話がかかってきたのですが、宿舎で待っているとそれほど待たずに到着しました。これはすごいことです。こちらのスリランカ人の対応もしっかりしていました。荷物のほとんどは大丈夫でした。ほとんどといったのは、私の荷物の中に私の物ではない雑誌が一冊入っていたからです。税関かどこかで荷物を一つ一つ開けたという証拠です。証拠のために残したのか、他人の荷物が入り込んだのか。他人の物が入り込んだとすると、私の荷物も他人のところに行っている可能性があるということです。細かいところまで覚えていませんが、今のところ無くなっているものはありません。

貴重品(楽器)はまったく損傷がありませんでした。すべての梱包に一度開けて見られた痕跡がありました。何はともあれ、これで引越し作業はすべて終了し本格的にこちらの生活が始まります。




Ken [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加