| 2007年12月22日(土) |
懐かしいパリ管弦楽団 |
パリ管弦楽団の来日公演「NHK音楽祭」の模様をTVで見ました。今回の「パリ管」のアジア公演は以下の通りでした。10月25日から11月12日までに12回の公演を中国、台湾、日本、韓国で行いました。
Chine 25 octobre : Polytheatre, Pékin 26 octobre : Polytheatre, Pékin 28 octobre : Grand Theatre, Shanghai Taïwan 31 octobre : National Concert Hall, Taipei 1er novembre : National Concert Hall, Taipei Japon 4 novembre : Kyoto Concert Hall, Kyoto 5 novembre : NHK Hall, Tokyo 7 novembre : Suntory Hall, Tokyo 8 novembre : Suntory Hall, Tokyo 9 novembre : Kyushu Kosei Nenkin Hall, Kitakyushu Corée du sud 11 novembre : Aram Concert Hall, Séoul 12 novembre : Seoul Arts Center, Séoul
パリ管弦楽団のホームページ
パリ管弦楽団といえば「ミュンシュ指揮」の幻想交響曲です。1967年創立のパリ管弦楽団ですが、創立の年の初録音がこの「幻想」でした。私は嘗てLPレコードを持っていましたが、今は同じジャケットのCDを持っています。そして同じ組み合わせの「ブラームスの交響曲第一番」は同曲のNo.1の演奏として上げる人が多いです。ミュンシュは1968年に亡くなってしまうので、この組み合わせの録音は多くありません。
シャルル・ミュンシュは「ゲバントハウス管弦楽団」のコンマスとして「フルトヴェングラー」の指揮に身近に接したのでした。したがって設立当初のパリ管はフランスのオケの色彩感覚とともに、非常にドイツ的な演奏スタイルをも併せ持っていたといえるでしょう。パリ管の前身の「パリ音楽院管弦楽団」は長らくクリュイタンスが振っていました。ミュンシュはクリュイタンスが急死してしまったのでピンチヒッターに呼ばれたのでした。このクリィタンスもフルトヴェングラー亡き後のベルリンフィルを振ってドイツ的な「ベートーベン交響曲全集」を残しています。ミュンシュもクリュイタンスもドイツの音楽を良く理解していたのだと思います。
今回の創立40年目の来日コンサートも非常に興味深く聴きました。指揮はクリストフ・エッシェンバッハ。ドイツ人指揮者です。スキンヘッドの怖そうな顔をしています。私の「エッシェンバッハ」の思い出というと、カラヤンと競演した「ベートーベンピアノ協奏曲第一番」。約40年前の録音で、信州の実家にはLPがあるはずです。その後指揮もするようになりました。このエッシャンバッハには若い頃の思い出があります。
そしてクラリネット主席の「パスカル・モラゲス」。昔から注目していたクラリネット奏者です。1963年生まれなのでまだ44歳。彼の演奏はNHKFMで放送されたリサイタルの模様の録音(10年以上前)を今でも所有しています。これがものすごい名演なのです。
曲目は サンサーンス クラリネットソナタ Op.167 ルトスラフスキー ダンス&プレリュード ドビュッシー ラプソディ第一番 プーランク クラリネットソナタ (ピアノ岡崎悦子)
今回のパリ管の演奏では、「ボレロ」のクラリネットソロが素晴らしかった。とにかく音楽性が他の奏者と違って聞こえます。嘗てのウィーン・フィルの「ウラッハ」がこんな感じではなかったかしらと想像します。パリ管を中心にミュンシュ、エッシャンバッハ、モラゲスと昔のことを懐かしく思い出しました。今回のパリ管の演奏は奏者・指揮者共に充実していて非常な快演であったと思います。
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