今日から新しい職場での生活が始まりました。一ヶ月間見習いのような立場で勉強をしてきて、今日から正式に業務を引き受けました。これまでの仕事はグループ企業管理でした。これは言わば企画管理業務でした。更にその一環で海外関連会社の株式売却等を手がけてきたのでした。株式売却案件では実際に海外の投資家と株式売買交渉を経験しました。非常に貴重な経験だったと思います。仕事を超えて友人が沢山できました。
さて今回の事業は「テレビ会議サービス」です。既にブロードバンドアクセスがかなり普及し、インターネットの世界では「WEBカメラ」を使ったパソコン上での映像コミュニケーションが広がり始めています。我が家でも私がインド赴任中にインドにWEBカメラを持っていって、日本の妻と映像コミュニケーションを試したことがあります。しかしその時はインドの家庭用インターネットの限界でとても動画をやり取りすることにはなりませんでした。
我が社の「テレビ会議サービス」はアクセスにNTT東西会社の「Bフレッツ」を使い、バックボーンは独自のテレビ会議サービス網を構築し、ユーザ宅に「ルータ、テレビ会議装置、モニター」を設置して多地点間のテレビ会議を提供するものです。インターネットを活用したテレビ会議に比べて、格段に安定的で多くの拠点を結ぶ会議が可能となります。
新幹線網が広がり、東京-大阪間の旅行時間がどんどん短縮されますが、それでも出張に比べれて、「テレビ会議」を活用した会議は手軽でコストは安いのです。また、全国に事業展開している会社では、本社に集めて会議を開催する代わりに全国の支社にテレビ会議端末を設置して、全国的な双方向会議を開催しています。
実は定額の「ブロードバンドアクセス」が普及したことにより、会議の回数が増えれば会議あたりのコストはどんどん下がって行くのが「テレビ会議」なのです。これが物理的な人の移動を伴う会議と大きく違う点なのです。これに目を付けた会社が我が社のサービスを導入していると言う訳です。
「テレビ会議」がどんなに進化しても「実際に会う」ことには適わないのは事実です。テレビ会議サービスの価値を高め、実際の会議に少しでも近づけようと努力することは、「実際に会う」ことの大きな価値を知ることにもなります。
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