| 2007年02月12日(月) |
スリランカ与党内が混乱 |
The President of Sri Lanka, Mahinda Rajapaksa, has accused three senior leaders of his party of conspiring to assassinate the Head of State.
11日の記事としてスリランカのインターネットホームページに掲載されました。表現は非常にショッキングなものですが、実は占星術者のお告げの中で「スリランカのリーダには正月(スリランカ正月4月)を迎えるまでに重大な運命が訪れる」というようなことがあり、この占星術者が有力国会議員3人に近い筋の人間だったというような話です。
この3人のスリランカ与党SLFP(スリランカ自由党)の3人の主要メンバーは直ぐに内閣から外されました。しかしこの記事は与党内の分裂状態を物語っているものでしょう。3人の国会議員中には、マンガラ・サマラジーバ(前外務大臣)、アヌラ・バンダラナイケ(前大統領の実弟)が含まれているのです。この二人はSLFPの前の党首のクララトゥンガ前大統領に近いとされている人物なのです。
この1月末、スリランカ野党のUNPから18人もの大量の国会議員が与党のSLFPに鞍替えしました。この結果与党は国会で単独過半数を閉めることとなり、ラジャパクサ大統領の政権は磐石になったかに見えました。しかし、ここに来て嘗ても仲間の3人が大統領から離反したことになります。
今のスリランカ政府は北部のLTTEの軍事基地への空爆を続けています。その結果政府軍がじりじりとLTTE支配地域に進行している状態となっています。政府軍は領土を取り返したと戦果を誇っています。この状況も大統領を強気にさせているのだと思います。
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