今回半年振りでマニラに出張しました。少し違った印象を持ったので記録しておきます。
私はマニラのニノイアキノ国際空港からビジネス街のマカティにしか行かないのですが、ビジネス街だけでいうと非常に綺麗になっている印象でした。大きな交差点にある地下道なども掃除が行き届いています。警備員も多く居て汚せない雰囲気です。道にタバコの吸殻が落ちているところも見ませんでした。マカティ地区に限って言えば東京よりずっと綺麗です。今回はペニンシュラホテルに泊まったのですが、ホテルの設備は綺麗になっているし(多分10年振りです)、従業員のサービスも良くなっているので驚きました。これは多分来年1月に予定されているASEANの首脳会議に向けた準備もあるのでしょう。
東南アジア国々の首都はいまや競争状態なのですね。シンガポールは別格にしても、バンコク、クアラルンプール、マニラ、ジャカルタといった都市は良い意味でライバル関係にあるのだと思います。元々親切な国民性の国が多いのですから、少しずつ努力していけば本当に魅力的な国になると思います。その努力は徐々に実を結びつつあると思います。
マニラの場合は問題は空港と飛行機会社ですね。昨日も書きましたが空港設備はシンガポール・バンコク・ジャカルタに比べると大分劣ります(クアラルンプールは知りません)。出国・入国審査窓口が少ないとか、空港税を徴収しているとか、レストランがみすぼらしいとか(サービスは良かったです)改善の余地は大きいです。それと日本の航空会社が「JAL」しか飛んでいないというのも困ったものです。空港は外国から来た人の第一印象を決めてしまうので、改善して欲しいと思いました。もっとも多くの国民にとっては空港など全く関係ない設備なので、そういうところへの投資は最後になるのかも知れません。その良い例がインドですけど。
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