| 2006年04月14日(金) |
スリランカの情勢(2) |
スリランカでは明日「正月」を迎えます。「シンハラ・タミール・ニューイヤー」と呼ばれます。漸く再開した「和平に向けた会議」の二回目の話し合いが来週予定されていましたが延期になりそうです。 というのも、スリランカ東部の町の「トリンコマーレ」を中心に政府軍と反政府組織の衝突が頻発しているからです。政府軍兵士への地雷による攻撃とか、タミール人商店の攻撃とか新聞報道でみる限り「内戦直前」のような状況です。先週の死者は40名以上だそうです。 それでも反政府組織の「LTTE」はいずれスイスでの和平会議には出席すると表明しているのでこれ以上の状況悪化は避けらるのではないかと見られています。ほんとうに困ったものです。 もうひとつスリランカからのニュース。今夜の12時からスリランカの標準時間が30分遅らせるのだそうです。これまでのスリランカと日本の時差は3時間。明日からは3時間30分になります。これからスリランカの標準時間はインドと同じになります。これまでスリランカからインドに行くと時計を30分遅らせていたのですがこれからはその必要がなくなります。インドとの経済交流が活発化しつつあるのでそれはそれで便利になるのでしょう。スリランカに住んでいる「アーサー・C・クラーク」さん」は大反対しているそうです。
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