ホームページの写真アルバムにアップした「インド旅行」の写真の中で妻が着ている服が「パンジャビ」です。この服はスリランカ勤務時代のインド旅行の時にタミール・ナド州の「カンチープラム」で生地を買い、スリランカに戻ってから妻のスリランカ旅行に合わせて、採寸すてもらい仕立ててもらった物です。 「サリー」は身体にぴったりにつくるので身体の寸法を何箇所も計らなければならないのですが「パンジャビ」はゆったり着るので、それほどの採寸は必要ないみたいです。(詳しくは知りませんが) それでもコロンボの仕立て屋さんで色々採寸して作ったのでした。パンジャビも日本では着る機会がないので今回のインド旅行では日本から持参したのでした。
インドでは周りの女性は殆ど「サリー」か「パンジャビ」なので全く違和感が無いし、そもそもインドの気候に合った服装なのです。ところで「サリー」と「パンジャビ」はどういうときに着るのか。日本ではいろいろな理由付けがなされているようです。実際インドでは厳密な仕切りはないようです。一般的に言えることは、「サリー」はインド亜大陸全体(スリランカも含め)で成人女性の正装であること。「パンジャビ」は文字通りパンジャブ地方固有の伝統服であったこと。でも「パンジャビ」が非常に機能的でありしかも「オシャレ」なので、次第にインド全体の若い人達に広まっているようです。機能的というのはブラウスが緩やかに作られているので夏涼しいということです。更にショールは日除けになったり、寒さしのぎになったりします。
「オシャレ」というのは「パンツ・ブラウス・ショール」が別々なので色々な組み合わせが可能だからです。インドの街を歩いていると驚くような奇抜な色・柄のパンジャビを着ている人を見かけます。新しい組み合わせを考えて街に繰り出すのが「カッコイイ」のです。逆に「サリー」は着方が難しく着崩れもしやすいので行動的ではありません。エアインディアとかエアサハラのフライトアテンダントはサリーを着ていますが全く機能的ではないです。もしもの時があったらショールが邪魔になってしまいます。「パンジャビ」は機能的でカジュアルなため日本でも流行ったらいいなと思います。
|