KENの日記
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2005年11月17日(木) オフィスの外に猿、ドライバーのムーサさん

今日帰りのタクシーを待ちながらオフィスの外の道端でぼんやりしていると、
近くの木の上から、何か大きなものが降りてくるのです。暗くてよく見えないのですがリスや猫の大きさではありません。眼を凝らしてみると、猿だと言う事が判りました。こんな街の真中に猿がいるなんて驚きです。


猿はゆうゆうと道を横断し道の向こう側の木に登っていきました。猿、牛、犬、猫、鳩、カラス、ネズミが自由に歩き回る大都会ニューデリーです。因みみに私のオフィスはニューデリーの街の中心部にあります。日本で言うと新橋くらいかな。


面白いタクシー運転手に出会いました。白い「アンバサダー」の「髭もじゃ」の老人。(実はそれほど高齢ではなかったのですが)会社の近くで流しのタクシーを捜していたときに「スー」と寄ってきたのです。ビックリしたのはその言い値なのです。普通のタクシーの半分の値段なのです。半信半疑で乗ったのですが安い値段でアパートまで送ってくれました。携帯を持っていたので番号を聞いてチャンスがあったら呼んで使ってみることにしていました。


で今日彼に電話して4時間コースを頼みました。Rs400(冷房着き)。こんなものでしょう。この運転手自称「以前は大統領府の運転手だった」「国会議員とか大臣とかの家は熟知している」とのこと。好感が持てるのは「サンキュー」というと必ずゆっくりと「ウエルカムサー」と応えるところ。心がこもった「ウエルカムサー」なのです。「サンキュウー」の後の「ウエルカム」とか「マイプレジャ」という言葉が自然に出ずに苦労しているところなので、彼の丁寧な「ウエルカム」が、大変紳士的で且つ英語的に聞こえたのです。


本人曰く「年取って見えるけどまだ59歳だよ」。「妻は美人で働き者なんだ」と自慢話。挙句の果てに「来月の、27歳になる息子の結婚式なので是非来てくれ」。これは丁重に断りました。頑丈な車「アンバサダー」の安全運転だし、乗っていて悪い気がしないのでこれから使っていこうと思います。
彼の名前は「モハメッド・ムーサ」。




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