KENの日記
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2005年11月12日(土) ニューデリーの新名所

いきなり派手な写真ですがインターネットで入手しました。この寺院は「スワミナラヤン・アクシャルダーム」(Swaminarayan Akshardham)です。先週の日曜曜日(11月6日)に、大統領・首相を招いて賑々しくオープンした寺院です。


写真はオープンセレモニーの模様。広さ100エーカというとてつもない広い敷地を確保しています。私はこの寺が前から気になっていたのでオープン1週間後早速本日土曜日行ってきました。


場所はニューデリーからノイダに通ずる「ヴィカス通り」北側のヤムナ川河川敷。ニューデリー中心部から15分程度の近さです。非常に立派な石作りの寺院で遠くからもその威容を見ることが出来ます。


この寺院はヒンズー寺院と言っていいと思います。寺院の建築様式のヒンズー様式だし、本殿内にはラーマ・クリシュナ・シバ・パルバティ等の神々の像があります。でも本尊はというと「スワミナラヤン」。頭にターバンを巻いた青年の坐像です。


スワミナラヤンは1781年に生まれた天才少年で、10歳にしてギータとかウパニシャッド・ヴェーダなどのヒンズー経典をマスター。天賦の才能の上にさらに苦行を重ね、遂に神の声を聞いたというのです。このスワミナラヤンを祭る寺院がグジャラート州にあったのですが、それのニューデリー版が今回オープンしたというもの。入場料は無料。入り口で厳重な検査があり、カメラ・携帯、バック等は全ていり口でお預け。10月末のニューデリー爆弾事件のために厳戒体制が取られている模様。近くから写真が取れないのが残念。この措置は今後も続くでしょう。


今日非常に関心したのはミュージアムと称する建物の内容です。3つの巨大な建物からなる展示館です。あえて例えるとミニデズニーランドでしょうか。今日は、第1号館と3号館だけ見ました。それでも1時間以上かかったでしょう。第1号館は「スワミナラヤン」の生い立ちとかヒンズー文化を紹介しているもの。ここは自力で歩き回るのですがその内容はというと、

○ミニシアターで数分の映画を見せる。
○等身大の人形(ロボット)の演技により教訓の場面を再現する。
○また、別の映画館のようなところでビデオを見る。
○家族の絆の大切さとか「ヴェジ」の勧めなど、ヒンズー文化を展示している部屋を歩かせる。
(グジャラートは禁酒州ですし、ヴェジタリアンが殆どだと聞いています)


展示館は途中で抜けられないので一旦入ったら最後まで付き合う必要があります。言葉も解説リーフレットも全てヒンズーなので基本的にな全く内容がわからりませんでした。でもロボット人形が非常に精巧にできているので、出し物としてはとても面白いのです。


第3号館では大きな建物内を自動の「船」に乗って回ります。ここはインド文化を紹介したところ。これは面白いです。ディズニーランドのリトルワールドみたいでした(1周約20分かかりました)。寺院の敷地内には、大きなレストランと大きな土産物屋があります。広大な駐車場があってぞくぞくと観光客がやって来ています。ここは間違いなくニューデリーの観光名所になるでしょう。

因みにこうした大寺院建設を指導したのは「プラムーク・スワミ・マハラージュ」という偉い僧だとのことです。




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