KENの日記
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2005年10月18日(火) オールドデリー

先週末まで忙しいニューデリー出張でしたが、土曜日のアパート探しがキャンセルされてしまったので少しニューデリーの街中を見物しました。今回止まったホテルは「メイドゥンホテル」といって大変伝統のある(古い)ホテルで、デリーの北部にあります。


整備されたニューデリーとは全く別で要はオールドデリーにあるといっても良いのでしょう。このホテルからだとレッドフォートとか、デリーの繁華街(混雑ていると言う意味)のチャンドニー通りも近いのです。まず最初にホテルから歩いていける「チベットマーケット」「ラダック寺(仏教)」にいってみました。


そこはチベットの人達の集まっている場所です。マーケットの売り子さんたちは日本人みたいな顔をしている人が多いです。日本語が通じるのではないかと錯覚するほどです。チベット仏教はスリランカなどと同じで、日本とは違う小乗(この言葉は最近使わないのかしら)なのでスリランカ寺院と雰囲気は似ています。懐かしい雰囲気でした。


その後チベットマーケットの外のリングロード(東京の環七みたいなもの)で三輪車を拾ってレッドフォートに行きました。運ちゃんは「30ルピー」だというのですが、「20ルピー」に値切り、結局チップ込みで「30ルピー」払いました。「10ルピー」余計に渡すと運ちゃんは素晴らしい笑顔を返してくれました。レッドフォートの中は、様々なイスラム建築があるのですがもう少し整備すれば良い観光スポットになるのに残念です。

レッドフォート内のはずれに独立記念館があります。様々な写真に加えて「自由インド軍」を裁いた裁判の様子を実物大人形で展示しています。自由インド軍は「チャンドラ・ボース」に率いられ日本のインバール作戦に参加したのでした。結局圧倒的なイギリス軍に敗れて、終戦を迎え(インド独立前)レッドフォートで裁判が行われたのでした。


しかしこの裁判でインド独立のために戦った自由インド軍将校は無罪となり、さらにその勢いでインドは独立を勝ち取ることになったのでした。勿論、チャンドラ・ボースの写真も沢山展示されています。終戦から60年。チャンドラ・ボースの死から60年です。日本にある「ボースの遺骨」をインドに返し、きちんとした「チャンドラ・ボース」記念館が出来たらいいなと思いました。まだ時間がかかるかもしれません。


タイミング良く、良く日曜日にムンバイ領事館で来印されたある国会議員の方に会うチャンスがあったので、さっそくこのチャンドラ・ボースの話をしておきました。政治的な解決をして欲しいです。


最後にチャンドニ通りの「マクドナルド」で昼飯をとりました。最近の定番は「マハラジャセット」。二段ハンバーガー、コーク、ポテトで99ルピー(ノンベジ)ここなら生のレタスも大丈夫だろうと信じて食べています。インドでは絶対無理なのが吉野家の牛丼。誰か美味しい「ベジドン」を開発してくないでしょうか。




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