KENの日記
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2005年06月09日(木) コンファレンステーブル

どうも「コンファレンステーブル」には因縁があるみたい。新しいオフィスに引っ越して会議室が確保できたのですが、会議室のコンファレンステーブルがないのです。家主に相談するとRs40000(約100000円)だせば素晴らしいテーブルを用意するとのこと。


インドでテーブル如きに「100000円」も出せないので(私の吝嗇な性格)自家調達することにしました。ローカル社員といっしょに、イスラム人街近くの家具屋が集中している街に出向き、発注してきました。そこは普通のインド人が家具を揃えるところです。基本的にインド価格、インド品質です。


少し贅沢な材料を使う事にしてRs15000(約37500円)で製作してもらうことで契約しました。インドではローカルの注文生産の方が、メーカ品の既製品よりずっと安いのです。発注するために、私が大体の図面を作成しました。(強度計算などできませんが)


長野県の中学校では男子は製図・工作、女子は裁縫を習うのです。昔やったような平面図、側面図とか書いて業者に説明しました。そっち方面の大学に進んだ娘に「発注」しようとも思いましたが、入学早々なので止めました。さて、どんな会議テーブルが出来てくるか。パソコン・電話・電力ケーブル用に直径3インチの穴を二つあけるように指示しましたが・・・。


冒頭の因縁ですが、実はスリランカテレコム(電話会社)に勤めていたときにも会議卓の思い出があるのです。財務部の一角に古い部長室があり、ずっと使われていない状態だったのです。というのも前任者には日本人用のオフィスが別棟に用意されていたのでした。財務部フロアの部長室は使われないままの「お化け屋敷」と化していたのです。


古くて不便でもあまり気にならない私は、その「お化け屋敷」に移ることにしたのでした。実際に調査してみるとトイレ付きのやたらと広い部屋なので、自分は半分使って残り半分を財務部の共用の会議室とすることにしました。


改装が終わって自室には前から使っている日本人用の机・椅子を持ち込んでOK。しかし会議室のテーブルを新しく買うと大変費用がかさむでしまうことが心配だったのです。ところが倉庫に眠っている会議卓を再生するから追加費用は要らないというのです。


家具などを保存する倉庫に行って見ると、古い机とかロッカーが山ほどありました。その中に卓球台より大きいテーブルが埃をかぶっていたのです。使えるのかどうか不安だったのですがOKを出して後は物品担当者に任せました。


2週間位すると例のテーブルが綺麗に磨かれ、新しいニスでぴかぴかに光輝いてやってきたのでした。形は古いですががっしりした木製の大きな会議テーブル。私にとっては、以前は、何時頃・誰が使っていたのか分からないテーブルですが、非常に愛着の持てる時代物のテーブルでした。


直ぐ後で知ったですが、スリランカテレコムには家具工作部隊がいて、事務机、ロッカーなどの製作・修理なども自前でやっていたのでした。さらに、ビル・建物修理用の社員も抱えていることを知りました。日本人には、伺い知れないとんでもない組織だと実感した記憶があります。


追記ですが、ミーティング室、ミーティングテーブルという概念がインドでもスリランカでも普及してないみたい。上級幹部の部屋がやたらと広く、幹部は自分の机の前に部下を呼んで指示するのが普通なのでしょう。ブレーンストーミングしたり話あったりすることがそもそも普通ではないようです。しかし「ミーティングをする」ことは非常に重要です。情報の共有、他人が何をしているのか、他人の心配ごとが何なのか知ることは組織では不可欠です。ミーティング室とミーティングテーブル、椅子、黒板(白板)は、そのためのどうしても譲れない道具です。インドのオフィスにおいても、自ら設計したテーブルを使って、風通しのよい職場にしようと思っています。




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