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闘病文学     2002年08月10日(土)

なんだか手違いがあって彼の仏前に参ることは出来なかった。12日か13日になるだろう。拍子抜けしてしまった。行くなということだろうか。でも行く。
そんなこんなで遠藤周作「満潮の時」、ケビン・クラインとヘイデン・クリステンセン主演の映画「海辺の家」のノベライズ本を読了。
どちらも自分では買いそうもない本(伯母からもらって来た)。だがどちらも面白かった。遠藤作品を読むのはこれが初めて。テーマも興味深いが、文章自体が読ませる。
とにかく最近は文章そのものの力、文体の魅力というのものが非常に気になる。私にはまだ手の届かない範疇の話し。ただひたすら何かを書きたい、表現したい欲求と共にあるだけ。
文章を書き、終わったかな〜という形にするので精一杯(と言うか終わってないし)。完成度うんぬんと言えるところではないのが辛い。
どちらも病に冒された人の物語。他人事ではなく、しかし……。






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