日々妄想
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| 2011年06月10日(金) |
更新 ガイ誕生日小話みっつ |
えー、自分の計画性の無さを今回ほど感じたことはないです。 昨日の夜にやろうかなと思い立ったり、書いている話を書きなおしたり。 グダグダすぎて目も当てられませんが、来年はまともな話を…
今年は、去年の誕生日ネタから続く話で、ガイが欲しがっているディストの椅子をゲットすべく奔走するルークの話を書きたいなあ、と考えていたのですが 時間が許さなかったので早々に諦めましたが、来年は書きたいなあ。 ガイ誕なのにガイが殆ど出てこないんですけどね。 ルークがジェイドに頼み込んだりするのがメインになるんですけどね。 祝う気持ちはどこにいっている、って感じですね。
とりあえずガイ誕生日おめでとうございます。
| 2011年06月01日(水) |
小話 傘 (ルクガイ?) |
曇天の空から、ポツリポツリと水滴が落ちてくる。 「今日は雨の預言だったわね」と、亜麻色の髪の少女が呟く。 不貞腐れたように、ハアっと溜息をはく赤い髪の少年を置いて、店に立ち寄る。 出てきた時に手にしているのは二本の傘。 灰色の傘を目の前の少年に手渡す。 それをポカンと見詰めると、剣呑さを含ませた強い視線を少女に向ける。 「おい、これはどういう事だよ」 「どういう事って。傘よ」 「だーっ、それくらい知ってるっつーの! そうじゃねーだろ、なんで俺が傘なんてささなきゃいけないんだ」 「……はあ?」 少年の苛立った叫びに、少女も驚きに瞠目する。 「あなた、傘さしたことないの?」 貴族という人種はどこまで浮世離れした生活を送っているのだろうか。 ズキリと頭が痛むのを感じながら、まさかという思いで問いかけてみると 少年は何故か誇らしげに胸を張って 「あったりめーだろ。俺を誰だと思っているんだ」と答えた。 なんてこと。 絶望で目の前が暗くなりながらも、、私には彼をあのお屋敷に連れ帰る責務があるのよ と己を必死で鼓舞して、ふうっと溜息をついて言葉を紡ぐ。 「そう。では今日からあなたは傘をさせる事になるわね。おめでとう」 「なっ、何がめでてーんだよ!」 怒りで顔を髪と同じくらいに赤くしながら喚く彼に、冷ややかに言い返す。 「あら、世間では3歳の子供だって傘くらいさせるわ。あなたが三歳以下でないのなら、よい切欠になったんじゃないかしら」 「この冷血女め!」 そう言うと、傘をさしてみる。とても見られたものではなかったが。 その時、雨が本格的に降り始めたため、少女は彼のこぼした言葉を聞きとることが出来なかった。 「……なんで、ガイがいねえんだよ」
宿屋に到着すると、少年は真っ先にブーツを脱ぎ捨て、そのままカベに向かって投げつける。 水分を多く含んだそれは、ビチャっという音をたてて床に落ちる。 水を含んで重くて不快なシャツに手をかけて、さっさと脱いで捨てる。 癇癪を起こしているわけではない。腹立たしいのだ。 服も濡れた!靴も濡れた!すげえ気持ちわりぃ!!と雨の中歩きながら胸の内で罵倒していると、ふと脳裏をよぎる過去の情景。 屋敷で真っ先に少年に傘を差し出す彼の左腕はべったりと濡れて肌に張り付いていた事。 ブーツも色をかえていたこと。 それがこんなに不快な事だと少年はしらずにいた。 当然のように傘を差し出され、濡れた彼がこんな思いをしていたなんて考えもしなかった。 知らなかった自分に腹が立って仕方ない。 ベッドの上で膝を抱えて「んだよ、俺、すげえかっこわりい」と今度は弱々しく言葉を呟いた。
そんな出来事からすこしばかり時は流れる。 あの時のように、風に靡かせる程の長さの髪を少年はもう持っていなかったし 亜麻色の髪の少女も時々表情を綻ばせるようにもなっていた。 急に降り出した雨に、さて、どうしたものかと皆で空を仰ぐ。 「あれは乱層雲ですから長雨になりますね」 ジェイドの言葉に、雨宿りよりも傘をさして先を急ぐ事にする。 当然のように頭上に傾けられた傘に、ルークはむっとして、傘をさした主を見上げる。 視線の強さに思わず傘を掲げたガイは怯む。 「あのな、ガイ。俺を幾つだと思ってんだ。傘くらい一人でさせる」 そう言うと、スルリとガイの傾けた傘の下から抜け出して、自ら用意した傘を差す。 どうだ、と言わんばかりに胸をはると、そのまま背を向けて先を歩き始めた。 その後姿をぼんやりと見つめていると、背後から声がかかる。 「おやおや、独り立ちの兆しが見え始めましたね」 からかいを含んだ声に、思わず溜息をつくと 「あのなあ。ルークが傘さしたくらいで、大げさに囃し立ててからかうのはやめてくれ」 ガイは一応の釘をさしておく。効能は定かではないが。 「私は別にルークの事とは言ってませんよ。傘を所在なさげに傾けている人にも言える事だと思いますが」 小さく人の心を掻き回すと、にこりと読めない笑顔をむけてゆっくりとジェイドは去っていく。 いつの間にか殿をつとめる事となったらしい。 ガイはゆっくりと歩き出す。 一人でさす傘だと濡れることもない。でも。 胸に抱く寂しいという感情を振り払い、歩きだす。
終
| 2011年05月27日(金) |
更新 別館アビス裏「夢」ルクガイ |
更新しました。 大昔に書いた薬の続編です。 少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。
という事で、本当に久しぶりの更新&日記です。 えー、TOPの下のほうにこっそりリンクを貼っていましたが、HNを統一したので盛大にカミングアウトすると 携帯サイトでえろばっかり書いていました。ガイ受ばかりのえろすです。 あちらのほうががっつがっつ更新しているという…そんなダメっこです。 そっと生暖かい目で見守ってやってください。
音沙汰ないサイトですのに、拍手パチパチをありがとうございます。 沢山拍手くださった方もいらっしゃって、申し訳ない気持ちと、嬉しい気持ちでいっぱいです。 本当にありがとうございます。 来月は忙しいので、ガイの誕生日に何かできるかはまだわかりませんが、頑張りたいと思います。
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