日々妄想
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2010年01月29日(金) どうでもいい小話

「あーい、あーい」
舌足らずな喋りで、必死に俺を探している声が聞こえてくる。
あーい、じゃない、ガイだ。
植木の陰に隠れて膝を抱える。
ああ、鬱陶しい。赤ん坊のようになったルークの世話を押し付けられた。
メイドに懐けばいいのに、何故か俺にくっついて離れようとしない。
ラムダスが無理に引き剥がそうとしたら、大声で泣き出す。
まるで母親から離された赤ん坊みたいに。


無邪気に纏わり着いてくるルークを引き離せないで居た。
そんな自分に苛立ちを感じる。
復讐、するためにここに居るんだろ。何やってんだ、俺。
ぎゅっと膝を抱える腕に力を篭める。
「あーい、あーい」
俺を呼ぶ声がどんどん不安の色がまじっている。
泣き出す一歩前の声。


ああ、この声はおぼえがある。
あの懐かしい場所で。
姉と遊び相手の幼馴染とかくれんぼをやった時。
年上の二人をなかなか見つけることが出来なくて
不安でいっぱいになって、泣きながら
「マリィ姉さんー。ヴァーン。どこぉ」
名前を必死に呼んだ。
植え込みから、俺を心配して、慌てて飛び出してきたヴァンデスデルカと
木の影から腰に手をあてて
「マリィ姉さんじゃない、姉上と呼びなさい」
と説教するために飛び出してきた姉上。
二人の姿をみて安心してまた泣き出して。
ヴァンデスデルカが慰め、姉上が「男がこんな事で」とプリプリ怒り出して。


過去の思い出に浸っていると、葉がガサガサっと動く音が背後からする。
振り返ると、ルークが目を潤ませて立っていた。
「あーい!!!」
俺を見つけて顔を輝かせて抱きついてくる。
勢いにおされて、後ろに倒れそうになるのを後ろ手をついて留まる。
「あい、あい」
ただ俺の名前を必死で繰り返すルークの背中を撫でながら
溢れ出てくる感情に気付かぬ振りをする。


ルーク10歳 ガイ14歳
いつものパターンで、ガイを甘やかす髭とガイに厳しくも優しいマリィ姉さま妄想。
そしてこれが後にルークを甘やかすマリィ姉さまの弟ガイと、ルークに厳しい(でも優しい)髭の妹ティアという
構図になっていくのも、なんだかんだで美味しいと思う。


2010年01月28日(木) 2月になったら

色々新生活にむけて忙しくなるので、出来る事は今月中に済ませてしまおうと
考えていたら……
あれ、1月って日曜日でおしまい?
この前三上の誕生日だった気がするんですけど!!!
あっという間に二月になって、三月を迎えるんだろうなあ。
あああ、憂鬱です。
正直4月の事を考えると胃がキリキリします。
よい友達にめぐり合えたと思っているので、お別れするのが本当に寂しい。

と、まあ、寂しい寂しい言っても始まらないし、友達付き合いはなんだかんだで
続いていくだろうし(お花の教室も一緒だし)
春に向けての準備を始めないとなあ。頑張ろう。


で、話は変わるのですが、この前ふと「学園ヴェスペリアではフレンが生徒会長だったけれども
アビスだったら誰が生徒会長だろう」というバカバカしいことを考えていました。
色々考えて、ナタリアかアッシュが順当だろうなあ、という結果に落ち着いたわけです。
あー、でもやっぱナタリアの方かなあ。なんか生き生き輝いて学園を改革しようとする
ナタリアの妄想を受信しましたよ。
アッシュだと、ほら、チャリ通学でヘルメットかぶった星好きな生徒会長を想像しちゃうし(それときめもGS2
いまだにあの声がルーク(アッシュ)の声だったなんて信じられません。
声優さんって本当にすげえ。

んな事を考えていたら、一昨年の夏に裏でやった「夏休みの宿題」は、最後にJPで学園ものをするという
今考えれば暴挙としか言いようのない話を途中まで書いていたことを思い出しました。
ピオニーが生徒会長で、ジェイドが会計かなにか。
途中で「……この二人で青春はあまずっぺーを書くのは無理がありすぎる」と悟ってやめたのもいい思い出です。

つーか、一年半前の私は何を考えていたんだろうな。
「パラレルは魔法の言葉。これを唱えればどんな無茶でも許される」と常々思っているのですが
無茶にも程があるって話です。


2010年01月27日(水) すがすがしいぜ 拍手お返事

先日カロルのケロロDLが35000突破したことを書きましたが、ヴェスペリア映画の
ブルーレイ版には、ブルーレイ版には、もう一回言っておくとブルーレイ版だけには
衣装DL券がつくそうです。
DVD版?ははは、こやつめ、それは言うてはならんぞ(人差し指で額をつつきながら
ブルーレイ買えよ、コラ!という765様のこれ以上にない明確なメッセージだと思います。
うん、ここまでくると、もうすがすがしい。
ただ衣装DLがユーリとエステルだけみたいですが、そこにフレンも付け加えれば完璧だったと思うんだけどなあ。


拍手お返事です。

森で渋藤小説〜でメッセージをくださった方へ


有難うございます!
渋藤小説は6年以上前に書いたものばかりなので、色々アラは目立つのですが、当時の溢れんばかりの愛と勢いで
書いた話ばかりなので、大好きなんて言っていただけて本当に嬉しいです。
有難うございます。
笛でお言葉をいただけると「おおー、同志」とガシっと遠慮なく抱きつきたい衝動に駆られるのですが(迷惑な
更新は亀の如くですが、細々といつまでも笛は続けていくつもりですので、応援を胸に頑張ります。本当に有難うございました。


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