| +-- ★塵も積もって… --+ |
俺は、どうやって生まれたのか知らない。 気付いた時には、既に俺の存在は忌まわしきモノだったらしい。
俺の一番古い記憶は、誰かが俺に向かって叫ぶ、声と姿と…血の臭い。 それは多分、まだ本当に子供の頃。
その次の記憶は…もう少し後。 …何時だったか忘れたが、アイツと初めて会った時だったか。 俺と、良く似た『何か』を感じ、住んでいた場所を抜け出して共に動き始めた。
その間も…俺の中には、あの血塗られた記憶、衝動が消えることはなかった。 穢れと罪とを背負いし者。どこかの奴等は、俺たちをそう呼んだ。
―――否定はしない。確かに、俺たちは数多くの罪を犯しすぎた。
それから、五年くらい経ってからだろうか。 俺とアイツは、あるところに赴いた。そこには……俺たちにとっての、『光』が、居た。
俺たちの過去を、罪を洗い流してくれる、清らかな水のような存在が。
「痛い?」 俺の顔の傷に触れながら、緑髪の少女は俺にそう聞いてくる。 他の人間がそんな事しようものなら、即刻叩き切ってるものだが…何故だろう、彼女にはそう思わない。
「傷ついたのはもうずっと昔だ。今はどうってことない」 それは嘘ではない。時折、引きつるような感を覚えるが、ただそれだけだ。 彼女は触れていた指を一瞬止めると、更に俺に聞いてきた。 「じゃあ、この傷が付いたときは、痛かったの?」 「…やけに拘るな」 「だって、なんか…」 どう言葉を出していいのか迷っているのだろう。落ち着きなくそわそわと俺に目を向けている。
「…痛かったとは思う。だが、痛かったことは覚えていても、痛みそのものは覚えていないな」 「そうなの…?」 だから、と言葉を続け、俺は彼女に小さく首を振った。 「優しいな、お前は。…気にしなくてもいいんだ。昔の事だからな」
そう言って、彼女の頬に手を伸ばした、その時。
一瞬、視えた。 俺の手が―――真っ赤な血で染められているのを。 「………!」
それは、一瞬のこと。 今は…何もない、普通の手だ。
伸ばしかけた手を、ぎゅっと握り締める。 …何でだか、触れてはいけない気がした。
少女は首を傾げて俺をじっと見つめるが、俺はそちらに視線を向けられなかった。
今は昔に比べれば落ち着いてきたと言うのに、時折、俺に知らしめるかのように、あの光景が蘇る。 …まるで、俺に平穏など与えてたまるか、と言うように…
他の奴等には分からないだろう。こんな感覚は。
生まれながらにして罪在るモノは、存在そのものを否定される。
人ではなく、まっとうな存在でもない俺たちは、それでは一体何だというのだろう。
アイツと俺は、そうやって『生きて』きた。
何故、平穏を望んでいけない?それすらも許されない?
俺はただ、このまま、傍に居たいと思う者と、一緒に『生きて』いたいだけなのに。
はー……書けた;やっとXepherの5人分ざっと書けた。 細かい考察はサイトのほうにアップする(予定)の小説とかにでも載せますが。
うーん…凄い突っ走ってる感がしないでもなし。 性格付けとか設定とか思いっきり自己流だしねえ。それは仕方ないと思うけど。
本日のデラデラ様。 FirstResolution(H)をイージー付きでクリア。あとはウィークリーの曲のハイパーを。 あ、それとSPEEDY CAT(H)にリベンジしてきましたw BABY LOVE(H)はあの連続スクラッチが弾けずに後半失速。
そんな感じ。 他は…★5の曲をハードつけてクリアしなおしてます。あ、キャッシュレスやるの忘れた。
ふー、今週も無事終了。 なんだか日が過ぎるのが早い気がするのは気のせいかしら。一日は長いんだけど。 さて…いろいろやりたいことがこの休みのうちにできるかなー。
…うん、頑張るよ姉さん。とりあえずお絵描きと物書きくらいは何とか。やりたい事に対し時間が少ないな…。
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| 2005年09月02日(金) |
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