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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


【冒頭の抜粋(英語)】
【レビューリンク】

2004年03月06日(土) ■
光の帝国 : 常野物語(恩田陸)読了

●読了:光の帝国 : 常野物語(恩田陸)
内容(「BOOK」データベースより)
膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。目次 / 大きな引き出し 二つの茶碗 達麿山への道 オセロ・ゲーム 手紙 光の帝国 歴史の時間 草取り 黒い塔 国道を降りて


う〜ん、おもしろかった! いいねー、この引き込まれるような読みやすさ、文章の巧みさは翻訳本では味わえない快感。恩田陸は気になってた作家で、1冊なにか読んでみようと思って適当に購入。テーマに惹かれて少し読んでみたら面白そうだったのと、連作短編集なら読みやすそうだと思って。
これは分類すると「超能力もの」になるのかなぁ。おだやかで不思議な雰囲気のある本だった。SFじゃなく「現代社会が舞台の超能力もの」というと宮部みゆきが思い浮かぶのだけど、本書は宮部氏の本のように一人で孤独や疎外感を抱える話ではない。「常野一族」という集団があって、仲間が沢山いて一族同士の中に暖かい人間関係があるところがいい感じ。今は日本各地や世界へバラバラに散っていても、一族の故郷が共通のより所になっていて、そこには待っている人がちゃんといる。普段はそれぞれが自分の能力と折り合いながら学校へ行ったり、仕事をしたり、恋をしたりするという・・・不思議な一族の物語。ある話で主人公だった人が別の話で脇役として出ていたりして、読み進むに連れて段々と一族の全体図(?)が見えてくる。常野一族の人々や設定(能力の種類、歴史など)がしっかりしているので、その気になればいくらでも話が書けそう・・・。ぜひ他の話や長編も読んでみたいな。
*恩田陸でアマゾン検索
*(2004.3.11追記)「光の帝国」(ルネ=マグリット)

●ブックオフ 和書5冊¥1312
光の帝国 : 常野物語(恩田陸)
未明の家 : 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美)
塵クジラの海(ブルース ・スターリング)
オズのチクタク(ライマン・フランク・ボーム) オズ8巻
オズのかかし(ライマン・フランク・ボーム) オズ9巻

▲王の帰還:ロード・オブ・ザ・リング��
朝一でピカデリーで見てきました。



2004年03月05日(金) ■
Magic's Price(マーセデス・ラッキー)@2章

▲『九年目の魔法』に出てきた本
地道にマイナーチェンジしてます。興味ある方は時々みてやって。

●読書中:Magic's Price(Mercedes Lackey)@2/19章
マーセデス・ラッキーの<ヴァルデマール年代記>【Last Herald-Mage Trilogy】3作目。
うわー! 冒頭から登場人物がどわっと出てきて大混乱。仕方がないので、こちらの登場人物一覧表を文字サイズ最小+倍率50%でプリントアウトして、ホッチキスで閉じて本に貼り付けてみた(^^; よしよし、これで行けるかも。
さて、前作【Magic's Promise】からしばらく経って、ヴァニエル君は30代(後半?)になっている。Jisa(ヴァニエルとShavriの娘)は15歳、そのパートナーTrevenは次の国王と目される青年だ。Jisaの育ての父、現ヴァルデマール国王のRandaleは、重い病気(?)にかかって死にかかっている。
Randaleを心配して嘆くJisa。ヴァニエルはJisaを慰めながら、Randaleの死後のことを心配せずにいられない。Randaleの妻(Jisaの母)Shavriは、最愛のパートナーの死に耐えられるだろうか。もしTrevenが国王として政略結婚をしなければならなくなったら、Jisaはどうなってしまうだろう・・・。
2章。ヴァニエルのところへ甥のMedren(吟遊詩人の修行中)がやってきて、自分のルームメイトStefenの不思議な癒しの能力のことを話す。Stefが歌うと病の痛みがなくなり、よく眠れるのだと。

おー、Stefen!これがレンデル君なんだって?!(前から聞いてた)すごい、こんなに最初から出てきちゃうだ!きゃ〜!どんな格好で出てくるんだろ。いやぁ、楽しみだわ。



2004年03月04日(木) ■
黄金蝶ひとり(太田忠司)読了

●読了:黄金蝶ひとり(太田忠司)
図書館で借りて読んだ。おもしろかった。
街中育ちの少年・洸(たけし)が祖父の住むド田舎の茶木村で夏休みを過ごす話。また夏休み! 【くらのかみ】といい【ぼくと未来屋の夏休み】といい、どうやらミステリーランドは「夏休み」が好きらしい。他2作と同じく、本書も「夏休み」の開放感、自然たっぷりの田舎の夏の空気が心地よかった。
ミステリというより「冒険もの+未知との遭遇」という感じ、アクションが派手な話だった。街の少年が自然いっぱいの村に馴染んで違和感がないのがすごいね。さすがあの祖父の孫というべきか(^^; 子どもの頃に読んだらもっと大好きになってたかも。後半の鍾乳洞や秘密のドームのあたりは、もうちょっと引っ張って詳しく書いて欲しかった気もするけど。キレイにまとまってて良い良い。おもしろかったです。 ≫講談社ミステリーランドのページに追記

<内容>
5年生の夏休み、洸は物心がついてから1度も会っていない祖父・白木義明の住む茶木村で過ごすことになった。アサギマダラという蝶が群れとび、鍾乳洞があり、豊かな自然が残る村には、山を守る“テツ”がいるという。
「茶木牧場&白木万能学研究所」なる看板をかかげた祖父は、あらゆることの先生として、村民から尊敬されていた。だが、なにか皆に秘密にしていることがありそうだ。村にかくされているという宝と関係があるのか……。ある日とつぜん祖父が姿を消した。茶木村を観光地化しようと前村長の不良息子が会社社長となって戻ってきたのと、関係があるのだろうか。彼の真の狙いは村の宝にあるのでは……。


▲洋書を5500円以上買うと500円OFF!(3/14まで)
というキャンペーンをアマゾンでやっている。これを見て、反射的に「やたっ、5500円も買っていいの!?」と思ってしまうのはなにか違うと自分でも思う。今カートの中は1万円近く・・・・あと10日でこれ以上どうやって絞ればいいのか悩み中。どうしましょう・・・・・・。



2004年03月03日(水) ■
双子座の星のもとに(ロザムンド・ピルチャー)読了

●読了:Under Gemini(Rosamunde Pilcher)
 ≫感想はこちら
おもしろかった。ストーリー性が非常に強くて分かりやすい話だったと思う。Winter Solstice(504p)やSeptember(613p)と比べると全300ページと短めだし、設定はしっかりピルチャーの「型」通りだし。始めてピルチャーを読む人にもおすすめです。
ところで今気がついたけど、私ってピルチャーの本をきっかり三ヶ月おきに読んでる?! なんでだっ、いつも読みたくなったら読んでるだけなのに!!Σ( ̄□ ̄

≪買った本@ブックオフ ¥1680≫
≫ムーンフラッシュ(パトリシア・A.マキリップ)¥100 ハヤカワ文庫FT
 どわ〜!見つけちゃった!マキリップの長編2部作の1作目、洋書・翻訳共に入手困難。続編のムーンドリームは以前見つけて積んである。楽しみ♪
≫黄金の魔獣(タニス・リー)¥100 ハヤカワ文庫FT
 洋書・翻訳共に入手困難。
≫風のガリアード(ピーター・S. ビーグル)¥100 ハヤカワ文庫FT
 洋書・翻訳共に入手困難。
≫パンプルムース家の犬(マイケル・ボンド)¥350
≫少女レベッカ(ケート・D・ウィギン)¥100 角川マイディアストーリー
≫新注 鏡の国のアリス(ルイス・キャロル)¥900
 「注釈付きアリス」 The Annotated Aliceの一つ前の版"More Annotated Alice"の訳。

▲ところで「てるてる家族」
朝ドラで、先週あたりから毎日毎日「ブルーライトヨコハマ」が必ずかかるもんだから、朝出がけに見ると1日耳について離れないの! も〜! 何度も何度も聞いてるうちに、段々好きになってきてしまった。昨日なんてつい一緒に歌っちゃったし! もうどうしてくれよう!
*ブルーライトヨコハマ シングルCD (上原多香子 / 夏子役)
*ベスト・セレクション(いしだあゆみ) 原曲の方。
*『てるてる坊主の照子さん』(なかにし礼) ドラマの原作。なかにし礼の妻・いしだあゆみさん家族をモデルにした小説。他の著作に、なかにし礼の実母をモデルにした『赤い月』、実兄をモデルにした『兄弟』などがある。



2004年03月02日(火) ■
双子座の星のもとに(ロザムンド・ピルチャー)@7章

▲BBC BigToeで【The Amazing Maurice and His Educated Rodents(テリー・プラチェット)】のラジオドラマが公開中!!

●読書中:Under Gemini(Rosamunde Pilcher)@7/10章
 ≫『双子座の星のもとに』のPB
半分くらいまで。本当はヴァニエル君の3巻を読むつもりだったんだが、まる2ヶ月ファンタジー続きで、ちょっと頭を休めたくなってピルチャーを。これは『ふたりのロッテ』(ケストナー)のロッテとルイーゼように、両親の離婚によって生き別れになった双子の姉妹のうちのひとりが主人公。
主人公フローラは父親に引き取られて田舎町コーンウォールでのびのびと育った。フローラがロンドンに出てきた日、たまたま入ったイタリアンレストランで自分とそっくりの女性に出会う。顔や年恰好、体型が同じなのはもちろん、洋服までソックリ・・・まるで鏡を見ているよう。彼女の名前はローズ、一度も会ったことのない母親に引き取られた、存在さえも知らなかった自分の双子の片割れだった。
"Was it a cruel thing to do?" asked Rose, suddenly thoughtful.
"Separating identical twins. Identical twins are meant to be two halves of the same person. Separating us was perhaps like cutting that person in half." (p39)
ローズは母親の再婚相手(育ての父親)が裕福で、自由気ままな生活を送っているらしい。いろいろあって、フローラはローズの元婚約者アントニー・アームストロングに請われて、「アントニーの婚約者ローズ」として、アントニーの実家で週末を過ごすことに。

単に慣れてるせいもあるだろうけど、ピルチャーの本は読みやすい。だいたい話の型が決まってて、英語も楽だから何も考えなくてもどんどん読める。いつもコーンウォールかスコットランドへ行く話で、片田舎の癒し系の人たちに囲まれて、穏やかな恋愛が展開する(時に過去の因縁からサスペンスタッチになったりすることも)。主人公はいつも20代の女の子、相手の男は10歳は年上で挫折を経験している「大人」。そして最重要ポイント、おばーちゃんが必須。この本ではアントニーの祖母のTuppyがそう。病気でかなりいけなくなってるらしいけど、精神的には元気元気。フローラとアントニーは22歳と30歳だからわりと歳が近いね。そのせいか、なんかアントニーって情けない。フローラを「スコットランドは行ったことがないって言っただろう」「タダで週末を過ごせると思って」なんて甘言を弄して連れてきて、実家でトラブルに放り込んでおいて、自分だけさっさと尻まくって帰るってどういう料簡よ。せめて家族にバレる時は思い切り恥をかいてほしいもんですが(笑) ていうかフローラ、医者は? 条件にピッタリのような・・・。

内容(「BOOK」データベースより)
22歳のフローラは、故郷コーンワルの父のもとを離れて再びもどったロンドンで新しい生活を始めようとしたやさき、偶然にも自分に双子の姉妹ローズがいることを知る。そのショックから立ち直る間もなくフローラは、ローズの代わりとして、スコットランドで病の床につく老婦人のもとを訪れることになる。だがそこで出会ったのは、安っぽい欺瞞であしらうことのできない立派な人々であった。自らのアイデンティティーの危機をはらみながら、善意からとはいえ、嘘をつき人を欺きつづけることで苦悩するフローラ。みずみずしい情感とゆたかな筆致で描き出される物語世界。