降っていない空のしたの傘のかずかず息のなかに入ってくる水のにおい
風の夢は夢ではなくごうごうと鳴る風の音を聞き続ける
堂々巡りをしていると朝になる余韻を残したまま顔を洗う冷たい水
ひかりが重くなって 山裾に滞る
眼はどうやって死んでゆくだろう姿見の中の姿を眼で追う
夢を眠るだるいからだをひきづって眠る夢をみる
景色はかすみのなかに遠ざかっていった里山ののどかな姿