セミが転がってコガネムシも転がっている夏の終わりの舗道
夕焼けの名残りを風が冷たくなるまで見ている
前触れもなく消えると思う音もない
クリーム色の月が空のまんなか虫の声を聞いている
雪の山脈のように横たわっている
花びらが落ちて実がふくらむ
頼りなさそうに空にかかる 月ビルのあいだ