恋文
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2012年03月13日(火) 夢の断片

山の頂上から
駆け下りた
そのまま空中を滑ってゆく
朽ちかけた古城の塔が見えている

砂の上に湧き水が現れて
みるみる川になった
真っ直ぐ底まで見渡せる透明な水
すっともぐって行った

海は果てしなく遠浅だった
漁師たちが帰ってくる影が黒い
少し沖まで歩いてみた

ホバリングする飛行機から降りてきた
ロボットのような魔術師が
わたしのマフラーに赤いリボンをつけたら
編み込みのショールになった
それをもう一度触ったら
次にはニットのワンピースになった

貰って帰ったら雑貨店に女友達がいて
いくつか化粧品を買ってくれた
あとで教えてあげるね、って


2012年03月12日(月) 今日の一日

山の上に
乗りかかるように
浮かんでいる
雲が縁が輝いて

ただ平穏に
過ぎてゆく


2012年03月11日(日) 寝坊

寝坊した朝
子供の声が聞こえている

世間は もう動いていて

わたしは
まだ ちょっと
まどろみたい


2012年03月10日(土) 料理

結局は
自分の勘と経験と

レシピを見つつも

えいやと
やってしまうのがいいので

なんだか
水が多かったかな と
思ったって

できてしまえば
ほら

おいしいじゃない


2012年03月09日(金)

雨しぶきが
しらじらと光る

傘が撓んで
進むのも覚束ない

ぱちん と
はじけるように
傘の骨が折れた


2012年03月08日(木) 雨を前に

湿った匂いが
立ち上ってくる

町の明かりは
ぼんやりと

月のない空を
照らしている


2012年03月07日(水) 春に近づいたかな

風が
まるくなった

曇り空だけれど

なんだか明るい


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