恋文
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水溜りを よけても
湿った道
空は ようやく 曇り空
雨のむこうは どこか遠い
誰かが いつのまにか いなくなった
雨の音ばかり
少し自分ではないような 一日があって
ふわふわ 浮いているような
足元が きもちいい
窓の外 猫が 横切っていった
わたしは 温泉の中で 暖かい
猫は ちょっと こっちを見た
つまらなさそうに 顔をそむけて
とんとん と 行ってしまった
曇りガラスを通して 道路がぼんやり光る
黒く照らしながら 車が通り過ぎる
雪を残して 山が光っている
過ぎるだけの 日々であっても
街角に 残る雪
同じ白さで 中天にいる 三日月 かすんだ暈
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