恋文
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ありありと 感じる 夜の冷気
思い出の中に
付かず 離れず いっしょにいる
ときに ふと 姿を現す
葉しょうがの かおり
夕暮れ前の 台所で
薄く刻む きょうの時間
刈り取られた 田 畦には 彼岸花
風の音もない 陽射しの午後
カーテンの 向こう側の時間
そこで過ぎてゆく
眠るわたしの時間
ここで過ぎてゆく
公園の暗がりを 足早に過ぎるあいだ
思いがけず 出会う
街灯の光の 陰になって
たくさんの 小さな花
あんまり 漠然としているので
不安も どこに居座ればいいか わからない
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