木槿の花がぽろぽろ落ちる木の下真昼の夢を見る
話し声も車の音もいらない夜の街のなか
カーテンが風にふくらむような小さな日常の不確かさ
風の通る部屋で寝そべっている午後なんにも考えない
風が運んでくる音だけを聞いているまた眠くなる
大きな枝振りの槿に出逢った雨のなか傘の陰から異国の町で出逢った槿も この槿もなにもかわらない
山並みは灰色に煙っている街の音を聞く風と入り混じって