徐々に疲弊してゆくひとりの夜ひとりの音を聞いている
雨のなかに吐息が溶けてからだも薄くなる
車通りが波の音のように聞こえてくる雨は霧のように舞っていて夜は海に通じている
一歩の前に世界の英雄たちに一礼をする空が黒雲に覆われていても
子供たちの声が響いている空は青くてそのくせ風は強いいつしか汗ばむ
夜は遠くの音とともに凍る
不思議な平穏な夜どこにも今もまだ生活も続いているなんて