恋文
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少しずつ 根を延ばそう
硬い石の あいだも
柔らかい 土のなかも
そろそろ と
風は 透きとおって 冷たい
遠くの山が 青くかすむ
変わらないでは ゆかない
みんな変わる そのように
急いでいるように 翳になる あいだ
窓が 輝き 屋根が 輝き
そらの むこうは まだ ひかりの中
まどろむあいだ どこにも ゆかない
からだと いっしょに しずんでいる
誰もいない 部屋に 帰ってくる
部屋の隅に 髪が
くるんと もつれている
戸惑いながら 歩く町に 広がる 青空
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