恋文
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風がとまっている
みどりの中に 置き去りの ひかり
光は まだ空にとどまっている
ブラインドのすきまから 暮れてゆく
こころは どこかにいる
花の色 花のかおり
ゆっくり 時間がすぎる
このまま 立ち止まっていたい
菜の花と 麦の 海を渡って 空とのあわいを 目指す
近づきながら 遠ざかる
灰色の空 だけれど
緑のなかは 花の香り
降ってもいい
ゆっくり 水の匂いに なろう
夜の時間を 喜ぶ
ほっと 一人でいる
それから 人恋しい
熱のなかにいるとき ふと 正気でない 自分をおもう
失わないこと
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