恋文
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2008年03月28日(金) 過去

忘れても
忘れなくても

そこに あった

思い出したくて
思い出したくなくても

よみがえる


2008年03月27日(木) もうすぐ

遅い雪が降った あとに

やっと 青空が見えました

木蓮の蕾が
ちじこまっていたけれど

もうすぐ
おおきく ふくらみそうです


2008年03月26日(水) 花

夜が更けてきました
いちにち
雨でした

そちらでは
もうすぐ 夜明けですね

まだ 暗い部屋のなかで
あなたは
ぐっすり 眠っているでしょうか

もう 桜は咲いたでしょうか

あなたの 窓から
花が 見えるかしら


2008年03月25日(火) 家族

ゆらゆら
同じところを
漂っている

交わりながら
すれ違いながら

水槽のなかに
いるように


2008年03月24日(月) 時

時が ゆっくりと
過ぎてゆく

その どの瞬間にも
もどれない

ひとしきり
降っていた 雪が
止んでいる


2008年03月23日(日) 雪

黒い鳥が
地面に 踊るように
しきりに なにか
ついばんでいる

だんだんと
白く なってゆく

色がなくなると
音も しなくなる


2008年03月22日(土) 雨

空が 暗くなる

通る人を
追いかけるように

雨になる


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