過剰書き日記
宝塚歌劇など、自分のはまっているものについて、書きたい放題しています。

2003年10月16日(木) 星組「王家に捧ぐ歌_オペラ“アイーダ”より_」

「雨に唄えば」に続き、Without You(Lacryma Christi風に...)な星組公演。だが、歌で物語を進めて行くというオペラ風の作りで退屈しなかった。脚本・木村信司氏のオペラ好きがよく分かる。ちなみに私と同じ高校なのよね。もちろん木村さんがずっと先輩ですが。合唱祭でオペラ曲が人気ある高校だったので、ゆかどんとヅカ好きの起源が似てるのかな、とも思う。

歌のうまい人が多いのもよかった。トップコンビが1番...(以下自粛)だったかも。と言っても、湖月・檀ともはまり役で、多少の拙さは気にならなかった。わたるさん、本物の男に見えるよ〜!雄叫び上げてるし、仁王立ちしてるし、アイーダ・安蘭さんを思い切り見下ろしてるし。体がでかくて持て余してそう(笑)。その割にきょとんとした顔なのがご愛嬌。あまりの男らしさに吹き出しそうで、オペラグラスに入れないようにしてしまった...

アムネリス檀れい、聞き惚れるほどではないが歌うまくなってて見直した。立ち姿も威厳あってよかった。この人の魅力って「女王様とお呼び!」な所だと思うので、今回は持ち味を活かせて得だったと思う。オペラ版もアムネリスって同情を呼ぶような部分あるが、檀さんもただの敵役に終わらせておらず、それでいてオペラでは見られない見た目の美しさもあり(笑)、一味違っててよかった。彼女の歌う「ファラオの娘だから」、美しくて高飛車なキャラにぴったりで、実は主題歌より印象に残ってる。この人に「ねらい撃ち」路線の山本リンダの歌歌って欲しい。似合いそう。

安蘭けいの女役!!ってことで楽しみにしていたアイーダ、意外とツボにはまらなかった。上に書いたように今回はディスカバー檀て感じだったし。もちろん、歌はうまいし、身のこなしはむしろ檀さんより娘役らしく、さすがだなあとは思うけど、やはり彼女の本領は男役だなあ。たとえ身長が娘役並でも、恐らく安蘭けいには「男気」があふれてるんだと思うのよ。しゃべり方が、なんとなく女の子の真似してる男の子のようだし、彼女の最大の武器(?)・色っぽさも男役時の方が色濃いような...わたるさんとのラブシーンはアツアツだったけど(笑)。君がからかってた前トップを笑えないぞ!あと、「あぁっ」と言ってよろめいたり倒れたりするシーン多過ぎ(笑)。私はむしろ安蘭さんの儚げな部分に魅力を感じてるけど、やり過ぎだって。ギャグ入ってるって。いやこれは演出家の責任なんですが。

とは言え、長髪似合うし(情熱の黒髪!チリチリパーマ!)、スカートかわいいし(あんなの私も欲しい)、「男役」安蘭けいを知らない人なら充分満足できる出来だったろう。もちろん歌は文句なし。男役時に比べてちょっと頼りない感じはあったが、細いのに(床にうつぶせに倒れた時、体がペタンコになってたよ!)、中心メンバーでは1番声量あった。ヅカっぽくない普通のミュージカルっぽい唄い方で、是非ヅカ初心者のミュージカルファンにも安蘭けいの歌は聴いて欲しい。

それと安蘭嬢なら、忘れてならないのはフィナーレの脚線美!!細い!スラッとしてきれい!周りの娘役が大根に見える。それなのに太ももはなかなかご立派で、バランスがいいのよ。あんな美しい足を普段隠してるなんて、あなたってなんて奥ゆかしいのっ!今回1番の見所は安蘭けいの脚線美かな。

それから、もしあなたがいたら...あああなたがいれば...(私は前川清か)演じたであろうアイーダの兄・ウバルド!妹に怖がられたり、刃物持ってたり、さり気なくラダメス陥れる黒いキャラ、夢輝さんで見たかったよぉっ!狂気入ってる所、ぴったりじゃない。いやまさに「永遠の牢獄」(in「バビロン」)だわ、夢輝さんて。やはりWithout夢輝だな、まだまだ。

本筋に戻ると、最初に書いたように話のテンポはいいし、オペラ「アイーダ」の筋に沿いながらも現代の価値観に沿うように変えて、スターの見せ場も作り(スターかどうか知らないけどファラオ・箙かおるさん、見事な美声と歌唱、宙乗りもどきまでして実は結構目立ってる)、よくできた作品だと思う。戦争の虚しさを強調している所など、オペラ版より一歩先行ってるな、古臭いヴェルディのアイーダよりお勧めかも、という気さえする。実はヴェルディ好きなんですけどね。

ただ、メッセージがストレート過ぎる。例えばアイーダの歌う「戦いは新たな戦いを生むだけ」、そこまではっきり言葉にしなくてもストーリーから伝わってくるだけに、くどい感じで惜しい。もう一ひねり欲しかった。木村さん、実は語彙少ない?演出家のメッセージは話の中からそこはかとなく感じ取れれば充分で、「王家〜」はそれに成功してると思うんだけど...欲を言えば「バビロン」のような美しい歌詞も聞きたかった。♪星の雫集め砂漠に咲く花、とかさ(今適当に引用したけど、エジプトが舞台の話にもこの詞あってる)。なんたって清く正しく「美しく」の宝塚なんだし。



2003年10月10日(金) ああすれ違い愛

昨日キャトルで「ガラスの風景」を観られたと言って喜んでいたが、なんと間抜けなのだろう。実は、私がビデオ観てる頃、夢輝さんは劇場内で観劇していたという情報が。あーあ、それなら立見でも観ればよかったよぉぉぉぉぉお!!やはりビデオより本人よね。私ってほんとま・ぬ・け!!かえってへこんだ...すぐ側にいながら会えなかったなんて、まるで「愛染かつら」や「君の名は」のよう(この人大いに勘違いしている模様)。

だが、本人にお目に掛かれなかったにも関わらず気持ちが楽になったではないか。これはきっと、劇場内から夢輝さんが発するマイナスイオンがあまりに強すぎて場外にまで波及したせいだ。だとするとやはり、劇場周辺に行った甲斐はあったのだ。


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