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■枕詞
2010年04月02日(金)
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嫁から聞いた話。

朝、僕が会社に行った後、娘・R(6才)が僕の枕を抱いていたのだという。

「パパの枕はパパのにおいがする。Rちゃん、パパのにおい好きなの」

ああああ、においまで好きでいてくれるパパっ子に育ってくれて嬉しい。その言葉、生で聞きたかった…。しかしそんな興奮は、嫁が語る次の話、息子・タク(4才)のエピソードにより冷水をぶっかけられることになる。

「Rがあんまりモフモフしてるものだから、タクもにおいをかいでみたのね。そしたら…」

「そしたら?」

「…『くせえっ!』って」

がーん。親をゴミみたいに言いおって。タクに嫌われないようにするには寝る時香水でも付けなければならないのだろうか。素肌にシャネルの5番でぷぷっぴどぅーしなければならないのだろうか。逆にそんな父親だったら僕なら家出する。一家崩壊。お先枕。なんつって。

同じ姉弟なのに何故こんなにリアクションが違うのか。思い当たるとすればタクはいつもタオルを手放せない子供。タオルを常備し、シンナーのラリ中のようにしょっちゅう口元に当ててふんふんとしているだけに、タオルのにおいについてはうるさい。

新品のタオルよりヨレヨレになったものを好むようだ。あまりにもボロボロになったものは捨て、新しいのを与えたとしても

「古くなってもタオル捨てないでね。いつものタオルの方がいいにおいだから」

いっちょまえににおいへのこだわりを持っている。将来タオルソムリエという職業が出来れば食いっぱぐれはないだろう。どんな職業やねん。

「たらちねの」は母の枕詞であるが、
「まくら臭い」はオヤジへの枕詞であるようだ。

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