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■雲童塊
2009年10月25日(日)
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もう2週間も前のことになるが、娘・R(6才)と息子・タク(4才)の幼稚園の運動会があった。

親としては良い場所を取って子供達の姿を見たい。去年は6時半だったが今年は更に気合いを入れて30分早めて6時に場所取りに行ったら、既に40人ぐらい並んでおりギャース。一番最初に並んでいた人は何時に来たのだろう…と聞いてみたら

「2時」

とのことで6時とか30分早くとかそういうレベルじゃなかった。

幸いにして何とか前の方の席を取れたが、今年はRが年長でタクが年少なので、どっちかの出番が始まったと思ったら次の次はすぐまたどっちか、と頻繁に出番となるのであまり座っているヒマがない。

というのもどの席に座っても必ずしもRとタクが僕らの真ん前で演技するわけではないからだ。僕ら、いや、全ての親は我が子達を見られるベスポジを求めて彷徨うのである。

まず開会式から始まって、歌と体操。これは全員でやる。Rはちょうど僕ら席のトイメン、かつちびっ子なので列の一番前におりよく見えた。しかしタクは逆に僕らから遠い列の後ろから3人目ぐらいなのでがなかなか見えなかった。そして怒涛の勢いで競技が始まる。

まずはRの障害物競走。もともと敏捷性に優れるとか他人を蹴っ飛ばしてでも1位になってやる!というハングリーさは全くないため、そこそこ走ってそこそこな順位でゴール。でも走ってる途中で僕と目が合い、ニッコリ微笑んださまがなんとも言えず可愛かったな…。

次は年少組のダンスでありタクの出番。タクは踊りが得意である。生まれた時からRのリトミック教室で音とリズムと踊りに親しみ、僕にPerfumeを叩き込まれているのでバッチリである。

NHKの「おかあさんといっしょ」に出た時も体操のおねいさんに抜擢され「ゴッチャ!」のコーナーで踊った実績がある。ダンサーの素質があると見た。将来はラッキイ池田とか大澄賢也かパパイヤ鈴木とかエグザイルでぐるぐる回る人である。(あんまりなって欲しくないなあって思うのは何故だろう)

タク
実際タクの踊りは上手かった。「ここまでする奴ぁいねーよ」っていうNHKのラジオ体操の人のようにオーバーアクションで踊りまくる。運動会の前まで雨が多く、練習不足のためか周りの子達がほぼ地蔵と化し、まるで踊れていなかったのもあり一際目立っていた。それを見ていた隣の席の近所のお父さんに

「NHKに出る子は違うね〜」

としきりに感心されてしまった。何やら妙にハクがついていしまったようだ。

この辺で確かお昼タイム。嫁が朝4時から仕込んだ弁当を披露。ぼーっとしていたら

「何してるの!早く撮りなさい!」

嫁、弁当を強制撮影要求。まあ撮りはしたがBLOG的にはどうでもいいので載せない(ひどい)

R
代わりにRをUP。

午後になるといよいよ佳境に入って来た。Rの年長組による鼓笛隊である。鼓笛隊といえば指揮者や旗手などが目立ってオイシイ役割である。但しそういう花形は背の高い見栄えの良い子に先生が割り当ててしまう。

年長ナンバーワンちびっ子かつ目立つことが何よりも嫌いな日陰の女・Rは当然そんな役が回ってくることもなく、また本人も望まない。Rは最も目立たないその他大勢的扱いのピアニカ隊になり喜んでいた。

鼓笛隊が入場してくると、ピアニカ隊は立ち位置もぞんざいな扱いで、指揮者や旗手が前の方でゆったりとしたスペースを与えられているにもかかわらず、一番後ろでぎゅうぎゅうとファランクスような密集集団になっており、Rがどこにいるか分からぬ。

ビデオカメラを構えていた嫁も分からず、僕はデジカメのズーム機能で探してみたけれどもボンヤリで、辛うじて「これがRかな?」と思われる子をずっと撮り続けていたら後で嫁に

「それ、○○ちゃんでしょ!」

さっきの「NHKに…」と言ったお父さんの子だ!と怒られちゃったよーん。よーん…。

そして僕はタクと一緒に「おむすびころりん」という競技に参加。要は担架の上にでっかいおむすびのオブジェを乗せ、それを親子で運ぶんである。

「よしタク、がんばるぞ!」

と気合いを入れたのだが

「ねえパパー。明日プリキュアだよォ」

ぜんっぜん関係ないこと言ってるし。

タク
待っている間にタクをパチリ。

しかしいざ始まるとなるとタクは速かった。タクが担架の前を運ぶので僕は速過ぎないように後ろから走ろうと思ってたらとんでもない。タクの速さに合わせるのに必死だった。そんで僕らのチームが1等賞!

「タク、やったぞ!」

「仮面ライダーダブルもやるよォ」

いやテレビはもういいから。

競技を終わって退場する時に、

「パパー!たっくーん!」

ちょうどRのクラスの子達が見ているところを通りかかった。

「はーい、Rちゃーん」

僕がRに手を振ると、Rの周りにいた女の子達が一斉に

「たっくーん!」

と黄色い声をあげるではないか。え。何。何気にタクってモテるの?う…羨ましい。僕の羨望の眼差しと年上のお姉様方からの声援を受けたタクはそれに応えるかと思いきや、くるりと背を向け

「おしーり、ぺーんぺん」

野原しんのすけかお前は。

運動会のオオトリは年長組のリレー。Rの出番をハラハラとしながら待った。バトンを落とさないだろうか…転んで泣かないだろうか…と。いよいよRがバトンを受ける番が来た。

R
落とさないでくれー…と祈る気持ちで眺めていたら、トロいRにしてはパッと受け取り、一生懸命走って行った。

R
そして僕の方を見てニッコリと、次の走者にバトンを渡して行った。

Rよ。幼稚園最後の運動会の最後の競技をしかと見させてもらったよ。君はこれからもこのリレーのように目映いくらいに颯爽と成長していくんだろうね…。僕の前を過ぎ去って行くのだろうけれど、願わくばやはりこのリレーのように、たまには僕を振り返って笑っておくれ…。

運動会が終わった後に残るものというのは、熱気の去ったグラウンドと、力を出し切った満足感のある気怠さ。運動着にまとわりついた砂埃の匂いと、だんだん夕焼けになってきて寂し気になってくる日差し。まだ体に残る興奮と、もう終わってしまった少しの寂しさ。

R最後の運動会ということもあろう。今年の運動会はそんな僕の子供時代の思い出も呼び起こされた。

「みてみてー!金メダルとお菓子もらったよー!」

閉会式が終わり、Rとタクはそれぞれもらったご褒美を見せて誇らしげ。

「うん。君達はがんばった」

これだけのことが出来るんだぞ、と見せてくれた今日の子供達にはどんなご褒美をあげても与え過ぎにはなりますまい。

こうして運動会は終わった。子供の運動会が終わったので夜は大人の運動会を行なわなければなりますまい。嫁と組体操じゃー!

運動会だけに、ちんこフレーフレーってか。

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