←クリックしないと枕元に牛乳雑巾を置かれるであろう。実家には母が大好きな氷川きよしのポスターがあちこちに貼られている。
それとせめぎ合うように置かれているのが娘・R(5才)と息子・タク(3才)の写真スタンド。全て母が貼り付け・設置したものである。現在実家は母のミーハー心と孫バカ心が混在し、一種のカオス空間になっている。
その中にひとつだけポツンと置かれている、氷川きよしでも子供達でもない写真スタンドがあった。それは僕と嫁の結婚式の写真である。チャペルの前で礼服を着た僕と、僕と腕を組んでいるウェディングドレス姿の嫁。遠い昔のこの時、永遠の愛を誓いを行ったのであった。
僕はこの写真が掲げられていることを気にも留めていなかったのだが、タクがこれを発見していろいろ僕と嫁に聞いて来た。
「パパとママって結婚してるのォ?」
こらまたえっらい基本から聞くんだなあ…。結婚してないとすると、僕らは何なのか。大助花子のようなお笑いコンビだとでも思っていたのだろうか。
「そうだよー。結婚してるんだよー」
と教えてやると、
「ぶわあああああああ!」
なんとタクが突然泣き出すではないか。
「どうしたんだ!何で泣くんだ!」
慌てて理由を問い質すと
「たっくん、ママとラブラブだからママと結婚したいのに!パパと先に結婚してちゃダメ!」
まさに、くたばっちまえアーメン的な発言。
「うーん、それは難しいなあ…」
なんと答えて良いのやら、と思いつつも結婚はダブっては出来ないというルールをタクが理解していることに感心した。ちなみにRは
「Rちゃんはねえ、パパとたっくんと結婚するのぉ」
とか言っており、頭の中がお花畑でありかなりアバウトである。
一方嫁は息子の愛の告白にまんざらでもないようで、
「今の発言、録っておきたかったわあ。将来グレて『クソババア』とか言い出したら聞かせてやるの」
とニヤニヤしており、タクを抱きしめていた。
「たっくん、ママと結婚したいの?」
「うん」
タクが頷くと
「お義母さん、この写真、もうしまっといて下さい」
永遠の愛の誓い、軽っ。この瞬間、永遠の愛の誓いは化石となった。
そうさ。分かっていたさ。チャペルにて神父の前で行なった永遠の愛の誓い。
「誓います」
と言ったあの時でも
「永遠の愛なんてあるわけない」
と思ってたさ。この世に永遠に続くものなんてないのさ。ただ、もうちょっと長く続くかと思ってたんだけど…。愛が続かなくなった今、取り敢えず続けられることは…嫁のお尻でもなでておこう。
永遠の愛の痴漢。
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