←クリックしないと枕元に牛乳雑巾を置かれるであろう。まだ栃木の実家にいんだきっと(いるんだけど)、
今日もまた娘・R(5才)と息子・タク(3才)を大きな公園に連れて行った。
行ったのは「みかも山公園」というところ。「みかも山」は仙台の銘菓「萩の月」をまんまパクった「みかもの月」というパチモンお菓子の名前になっていることで有名である。(U字工事でも知らないっての)
幼少の頃「みかもの月」しか知らなかった僕は
「こんなうまいお菓子があるなんて、栃木はすげんじゃねん」
と誇りに思っていたものであるが…。
さて、僕らが行こうとしているところは「みかも山」の中腹にある子供用の広場。ここにはたくさんの遊具があり、Rとタクにはうってつけの遊び場である。去年も来たのだが、ふたりは目の色を変えて遊んでいた。しかしそこまでは急な山道を登っていかなければならない。
僕や嫁だけならともかく、子供達及びすぐ力尽きて転がって行ってしまいそうなメタボリックマイマザー、すなわち僕の母には辛い。
そこで利用するのが公園内を走っているSL(を模した車)である。これもRとタクが楽しみにしていたひとつ。このSLは20分に1本公園内を巡回する。GW中なので非常に混んでおり、2本待たなければならなかったがそれに乗って子供の広場まで向かった。
広場に着くとRとタクは爆竹のようにすっ飛んでいって遊び始めた。それを眺めながら
「うーん、やっぱり栃木の公園は東京のとは違うなあ…」
と感じる僕であった。空気の匂いが違う。広さや遊具の規模が違う。それと…なんだろ。まだ何か違うものを感じているのだが、それが何か分からなかったが、嫁が横から
「栃木のお母さんは若いね」
と言っていたので「それだ!」と膝を打った。打ったら脚がピョコンと上がったので僕は脚気ではない。
「確かに若いね。僕の同級生でもハタチそこそこ…いや、10代で子持ちもいたし」
と言うと嫁がうんうん頷いた。
「タクのクラスなんて20代のママいないのよ!」
「まじで?そんな老けてんの君達」
「だけどホラ、あそこにいるママさんもどう見てもハタチかそれぐらいでしょ。若いわあ」
成る程、最大の違和感はそれだったのか。確かに改めて見渡してみると
「ウチの近所とか幼稚園のクラスのママさんとか見てると、殆どが産卵後の鮭みたいに枯れてるけど、ここにいるママさん達はまだまだもうひと花ふた花咲かせそうだよな…」
と感じたことを言ったら
「誰が枯れてるですってー!練馬主婦なめんな!」
嫁が烈火の如く怒り出してしまった。なんだよう。お前の言ったことを歯に衣着せずに言い直しただけじゃないかよう。
午後、そろそろ帰ろうかと帰りのSL乗り場を見てみるとかなりの人が並んでいた。今列に加わったとしても2本待ちになると思われたので
「多分乗れるのは次の次になる。僕が確保しとくからそれまで子供達を遊ばせといて」
と嫁に言い、僕ひとり列に並んだ。すると僕の前に並んでいたオジヤン(栃木弁でオヤジの意)が振り向いて
「そんなに待ちますかね?」
と聞いてきた。
「来る時も並んでましたけど…この列の長さじゃ次のには乗れないでしょう」
「これって何分おきに来てるんですか?」
「20分です」
「はー。だいぶ待つねえ…」
オジヤンは溜め息をついた後
「じゃあオレの自家用ジェットで乗り付けてやっかな」
がっはっはと笑いおった。どこの石油王だよ。ちくらっぽ(栃木弁で嘘の意)言ってんじゃねえ。
しばらくするとSLがやって来たが僕らはやはり乗れなかった。引き続き待っていると母がやって来て
「まだ待つけ?」
「うん。多分次のには乗れるよ…」
と言うとまた前のオジヤンが
「乗れねかったら屋根に登っからいいべ」
がっはっはと笑っており、とうとう横にいた奥さんに
「全くさっきからバカなこと言ってはー」
しぱーんと背中を引っ叩かれていた。おおっ。いかにもな栃木の老夫婦。
若いママさんでも枯れたママさんでも、行き着く先はこんなおしどり夫婦になりたいね…と物思いに耽りながら帰りのSLに乗ったのであった。
でも現実は
「嫁、やらせて」
「やだ」
嫁が言うこと機関車。
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